自転車で風を切りながら走るのってとても気持ちがいいですよね。
ですが、街中は信号や通行量が多く、思うようにスピードが出せないし、サイクリングロードも仕事をしていては中々行けません。
そんなあなたにおすすめなのが、自転車のゲームをリアルに体験できる「Zwift(ズイフト)」です。
ゲームをする感覚でレースができたり、コインを貯めたりもできるし、何と言っても家で好きな時間にリアルな自転車体験ができます。
すでにサイクリングをしている人は、少し必要なものを買い足すだけで準備OKです。
いつでもあなたの好きな時間に、世界中の人とゲームをする感覚で、自転車でリアルなトレーニングができます。
今の自転車生活をより充実させたいと思っている方は、一度体験してみてはいかがでしょうか?
自分で運動しているとどれぐらいの効果が出ているのか分かりませんよね。
こちらは、正確な心拍数とカロリー燃焼を教えてくれます。
効果が目に見えるとモチベーションも保て、運動が続けられます。
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自転車のゲームをリアルに体験するならZwiftが最適

皆さんは「Zwift」って聞いたことがありますか?はたして、バーチャルサイクリングって一体何なのでしょうか。
きっとこれを知ると、あなたも自転車に乗りたくなりますよ!
バーチャルサイクリングサービスZwiftは米国発アプリ

Zwiftって何?
「Zwift」とは、バーチャルサイクリングサービスです。米国発となりますので英語表記が主流でした。
今は日本語の翻訳も進んでいるので多くの方が利用しています。
アプリを利用し、実際に撮影した映像を見ながらペダルをこぎ、現地を走っているかのようなリアルな疾走感が自宅で味わえます。
スタンドに固定した専用のロードバイクの後輪に、スマートトレーナーという機材を接続して行います。
引用:Zwift公式ページ
「Zwift」は月額1,650円(税込)で自宅にいながら24時間サイクリングを楽しめるゲームです。
室内で自転車をこぎながら、オンラインの仮想空間をリアルな疾走感で走ることができます。
一人でサイクリングを楽しめるのはもちろん、離れた場所にいる友人と走ることも、世界中の人と競争しながらサイクリングをすることもできます。
Zwiftにはまる人は日々増加しており24時間どんな時でも誰かが走っています。
現実世界では、天候や時間に左右され思うように行かないサイクリングも、自宅で空いた時間に好きなだけ、楽しむことができます。
もちろん全力で走り切って疲れたら、その場ですぐやめることもできますよ。
また、アプリなのでゲームをする感覚で楽しめることも、Zwiftならではの良さです。
- ドロップ(汗のしずく)というZwift内で使えるコインを獲得
- 獲得したコインは、ゲーム内でバイクやホイールを購入し、カスタマイズすることができる
頑張って走れば、良い自転車に乗れるというのも、ゲーム感覚で楽しめて最高ですよね。
Zwiftを始めるメリット3つとデメリット2つ
ここまではZwiftが一体何なのかということや、始めるのに必要なものについて説明してきました。
ここからは、Zwiftを始めようと思っている人に、より詳しく魅力をお伝えしていきます。
まずはZwiftを始めるメリットを3つ紹介します。
- 天候や時間に左右されずトレーニングができる
- 室内のため安全
- 世界中の人と対戦しながら楽しめる
いつでもどこでもサイクリングが楽しめるんですね。詳しく見ていきましょう。
<天候や時間に左右されずトレーニングができる>
今日は自転車に乗ってトレーニングをしよう!と思っても、いきなり雨が降ることや、残業で時間が足りなくなることもあります。
Zwiftなら、好きな時間に好きなだけリアルなサイクリングを楽しむことができます。
アプリと連動することで、走ったことのない海外の素敵な場所を走行できるのも魅力の1つです。
また、往復の時間を考えなくてもいいので、隙間時間に少しだけ楽しむことも可能です。
<室内のため安全>
今は自転車や自動車と歩行者の事故が後を絶ちません。また、転倒し単独事故を起こすこともあります。
トレーニングしている途中で体調が悪くなっても、すぐにトレーニングを中断し休むこともできます。
体調に合わせて事故なく自転車を楽しむことができるのも、Zwiftを始めるメリットです。
<世界中の人と対戦しながら楽しめる>
一人で自転車をこぐのは退屈ですぐに飽きてしまいませんか?
私はジムに行くとよく自転車トレーニングをしていましたが、地味な動作の繰り返しで、少し経つと疲れも発生して、すぐに辞めたくなってしまった記憶があります。
Zwiftはオンラインで世界中の人とつながることで、チャットなどを使用しながら対戦をすることができます。
誰かと競い合っていると、自然と対抗心や競争心が芽生えて、長時間のトレーニングを頑張れるものです。
また、対戦に勝利すると、その日は気分よくぐっすり眠れるかもしれませんよ。
もちろんデメリットもありますが、対処方法と合わせて紹介します。
- 初期費用がかかる
- 場所をとる
- 騒音が気になる
確かにデメリットを見ると考えてしまうかもしれません。見ていきましょう。
<初期費用がかかる>
自転車をこれから始める人は、必要なものを準備するのにお金がかかります。
ですが、最初から多くのものにこだわらず、安価でそろえられるものを選べば、初期費用を抑えることができます。
毎月ジムに行き自転車に乗っている人は、必要なものさえそろえてしまえば、後は月額料金の1,650円(税込)しかかかりません。
長期的にみれば、コスパはいいといえるかもしれませんね。
<場所をとる>
自転車や、Zwiftを楽しむための装置などをそろえると、家の中を圧迫する可能性があります。
元々自転車を持っていた人には関係ないかもしれませんが、新しく始めようと思っている場合は、家の中に十分なスペースがあるか確認してからにしましょう。
<騒音が気になる>
自転車をこぐ音、振動音などが響く可能性があります。
一戸建てなら問題ないかもしれませんが、マンションや集合住宅の場合は気になりますよね。
この後、振動対策のできるマットについて書いているので、読んでみてください。
Zwiftを始めるために必要なものをご紹介
Zwiftについて分かったところで、始めるために必要なものをご紹介します。
- Zwift本体(アプリ)
- スポーツバイク
- インターネット回線とデバイス
- デバイスを置く台(あると便利)
- トレーナー
- 各種センサー
Zwift以外の室内用自転車トレーニング経験者ならすでに持っているアイテムがあるかもしれません。
まだ、経験のない人には、聞きなじみのないものがあると思いますので説明していきます。
<Zwift本体(アプリ)>
まずはこれが無ければ始まりません。アプリですので機材が一式あるわけではありません。
<スポーツバイク>
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクをすでに持っている人は、後述するトレーナーやセンサーを購入すれば、すぐに自宅でZwiftが始められます。
室内で自転車トレーニングのみしたい!と思っている人は、フィットネスバイクやスピンバイクがおすすめです。
フィットネスバイクは安価で折りたたみ可能なものもありますが、全身運動にはあまり向いておらず、短時間使用向けです。
スピンバイクは、ペダルのこぎ心地が自転車とほぼ同じで、長時間の使用が可能です。
値段が高く、重く大きいことがデメリットですが、最近では2万円台から購入できるものもあります。
Bluetooth対応のフィットネスバイクやスピンバイクがあれば、後述するトレーナーやセンサーは準備不要です。
・zepan&Nexgim AI フィットネスバイク
速度がでないので、レース向きではありませんが、マイペースにプレイする方にはおすすめです。
・RENPHO エアロバイク Zwift対応
心拍センサー以外のセンサーがZwift完全対応で、スピンバイクのため負荷もかけることができます。
Google Fitにも対応していますが、その分お値段は少し高めです。
<インターネット回線とデバイス>
スマートトレーナーやスピードセンサーと端末を接続するには、BluetoothかANT+を使用します。
スマートフォンやタブレット(iOS/Android)、MacパソコンはBluetoothセンサーが接続可能です。
Windowsパソコンは、同じWifiをZwiftとパソコンで使用することで、パソコンのZwiftアプリがBluetoothセンサーを認識することができます。
ANT+規格のセンサーを使用する場合は、センサーの近くに専用のドングル(アンテナ)を設置する必要があります。
USBタイプだと3,000円~7,000円ほどで購入できます。
大画面でZwiftを楽しみたい場合は、スマートフォンやパソコンの画面をテレビに映してプレイするのもおすすめです。
<デバイスを置く台>
大画面の対応テレビやデスクトップなら問題ありませんが、ノートパソコンやスマホであれば、目の高さまで高さがある台があった方がよいですね。
<トレーナー>
トレーナーとは、Zwiftに負荷をかけてエネルギー量を調節し、より運動量を調節できる機能です。
トレーナーの種類は2種類あり、クラシックトレーナーとクラシックトレーナーがあります。
クラシックトレーナーは、データ連携機能を持たないので、勝手に負荷がかかりません。
手動で変更や調整をするか、変速することで負荷を調整する必要があります。
ですが、スマートトレーナーよりは安価で2~3万円程度で購入でき、中古品も比較的多く売られています。
<各種センサー>
Zwiftは画面上で自分の分身となるアバターが走ります。アバターを走らせるためには、走行データをアプリに送らなくてはいけません。
後述するスマートトレーナーを使用する場合は不要ですが、クラシックトレーナーの場合は、パワーメーターかスピードセンサーのどちらかが必要です。
1.パワーメーター
Zwiftでは、ペダルを回すパワーを測定して使用します。
パワーメーターがあれば、トレーナーはどんなものでも問題ありませんが、どれも5万円以上とお高い買い物になります。
パワーメーターには、クランク型・ペダル型・ホイール型など様々な種類があります。

そんなにお金はかけられないんだけどな
という人のために、Zwiftにはセンサーの値を仮想パワーに変換する「zPower」というものが用意されています。
Zwift対応トレーナーのリストに掲載されているトレーナーなら、zPowerを使用することができます。
ただ、タイヤの空気圧や、ローラーとの摩擦などでばらつきが生じるため、実際のパワーよりも大きな値が表示されることもあります。
2.スピードセンサー
こちらは2,000円~5,000円程度で購入することができます。
チェーンステーに取り付けたセンサーで、ホイールのマグネットの回転数を測定するタイプや、ホイールハブに巻き付けるタイプがあります。
BluetoothかANT+どちらか、もしくは両方のマークがついていれば使用できます。
「ANT+」は自転車などのフィットネスで多く使用されている規格で、安定性に優れています。
聞いたこともない単語が並んでいて、どうしようか迷っているあなたは、Zwiftに相談されることをおすすめします。
自転車のゲームは連動し負荷をかけるとより楽しめる

前項では、Zwiftを始めるにあたって、できるだけ安価で最低限準備すればいいものを説明してきました。
ですが、自転車をすでに持っていて資金に余裕のある人や、ゲームでも本格的なサイクリング体験をしたいと思っているあなた!
ぜひこの先に紹介する「スマートトレーナー」を準備してほしいと思います。
Zwiftと連動したトレーナーを使って楽しく運動しよう
「スマートトレーナー」とは、Zwiftなど自転車のゲームができるアプリと連動して、負荷を自動調整できるトレーナーのことです。
コースの起伏が再現されることで、よりリアルな自転車体験をすることが可能です。
また、メニュー通りに負荷がかけられるため、効率的なトレーニングができます。
ここでは、後輪を外してセットする、ダイレクトドライブ式のスマートトレーナーを3つ紹介します。
ダイレクトドライブ式のトレーナーは、パワー精度が高く、実走感があることがポイントです。
<Saris>
- Hammer Direct Drive
- H3
<Cyclotronics>
- Rolo de Treinamento
<Elite>
- Direto
- Drivo
<Tacx>
- Flux
- Neo
<Wahoo>
- Kickr
- Kickr Core
- Kickr SNAP
上記以外にもトレーナがありますので、お持ちのトレーナーやご検討の種類がありましたらZwiftに問い合わせてみましょう。
上記は「Zwiftの認定ハードウェアロゴ」がついている種類となります。
Zwiftの認定ハードウェアロゴとは、Zwiftでテストされ認定されたハードウェアに付けられているロゴです。
どのトレーナーを選べば良いのか分からないという方にはありがたいロゴですね。
Zwiftを快適に楽しむために準備したいもの5つ
Zwiftは室内で楽しみますが、自転車は本気でこげばこぐほど汗もかくし、ハードなトレーニングになりますよね?
自宅でトレーニングを続けるためには、快適な環境づくりが大切です。
そこで、Zwiftを快適に楽しむために、準備したいものについて紹介したいと思います。
- サーキュレーターやエアコン
- Bluetoothで接続できる心拍センサー
- 自転車用のパンツやビンディングシューズとペダル
- 振動対策のできるマット
- その他
すでに自転車に乗っている人は、ほとんど持っているものかもしれませんね。
<サーキュレーターやエアコン>
室外で自転車に乗っているときは、風もあり気にならないことも多いですが、ゲームとはいえ、風のない室内で自転車をこぐとかなり汗をかきます。
冷房設備がない室内で自転車をこぐと、熱中症のおそれもあり危険です。
冷房設備を稼働させ、しっかり水分補給をしながらZwiftを楽しみましょう。
<Bluetoothで接続できる心拍センサー>
ダイエット目的の方、体重管理をこまかくしている方にとっては、消費カロリーは記録しておきたいものですよね。
消費カロリーを知るためには、どれくらいの運動負荷がかかっているのか、心拍モニターで観察する必要があります。
また、Zwiftは一部のレースでは、心拍計を装着していないとリザルトから除外されることがあるようです。
届いたら電源を入れ、Zwiftのパワーメーターを選択した後、TICKRを選ぶだけで連動します。
それ以降は、Zwiftを起動すると勝手に連動してくれます。
<自転車用のパンツやビンディングシューズとペダル>
長時間自転車に乗りトレーニングしようと思えば、専用の装備があればより快適です。
サイクルパンツは、股間部分にパットがあり、サドルの硬さやお尻の痛みを軽減してくれます。
また、効率よく自転車をこぐためのビンディングペダルに、「クリート」と呼ばれる金具をつけたビンディングシューズを組み合わせれば足とペダルを固定することができます。
足の負担を軽減しながら速度をあげることができますので、自転車に慣れてきた方にはぜひおすすめしたいですね。
<振動対策のできるマット>
隣や階下を気にしながらのトレーニングは、本領が発揮できず気疲れしてしまいます。
バイク使用中の振動音や衝撃音を緩和することができ、床が傷つくのも防止できます。
色々な種類のマットがありますが、厚みは9mm以上あるものがおすすめです。
<その他>
タオルやリストバンド、水など運動に必要なアイテムも用意しておきましょう。自転車をこいでいる間に、どんどん汗をかきます。
トレーニングだけならまだいいですが、レースをしている場合はその滴る汗も邪魔に感じますよね。
タオルを自転車にかけておいたり、リストバンドをつけたりしておくことで、すぐに汗を拭くことができるので、準備しておきましょう。
しっかり運動での効果を出したい場合は心拍数やカロリー燃焼を考えないといけませんよね。
こちらを使用しながら自分のトレーニングによる効果を確認することができます。
「Wahoo」のサイクルコンピュータに接続することができますので「Zwift」でも活躍しますね。
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自転車のゲームはアプリでも楽しめる!おすすめ3選

汗をかきながら、自宅で自転車のトレーニングをするのも最高ですが、移動中にはできません。
最後に、電車の中や休み時間にもできる、自転車が好きな人におすすめのアプリを3つ紹介したいと思います。
- BMX Space
- Riding Extreme 3D
- 大盛りチャリ走DX-地球・宇宙・時代をかけめぐる
皆さんが知っているゲームや、プレイしたことのあるゲームはありましたか?
3つとも、iOS・Androidともに無料でプレイできるアプリです。
<BMX Space>
自転車でパークを走行し、トリックを決めていくBMXアクションゲームです。
実際のBMXは危険で、私には観戦以外には縁のないスポーツでしたが、アプリだとタップ1つでかっこいいトリックを決めることができました。
自分でマップを作成することもできるので、好きな様に気分爽快なプレイができるゲームです。
自転車や服などは自由にカスタマイズできますが、購入には有料のゲーム内通貨が必要になります。
<Riding Extreme 3D>
画面を長押しするだけの簡単操作で、砂浜や雪山などの斜面を一気に駆け抜けて1位を狙うゲームです。
一人称視点のため、疾走感や臨場感も味わうことができますよ。
木などにぶつかって失格にならないように、中央を走りながらスピードに乗ってゴールを目指しましょう。
<大盛りチャリ走DX-地球・宇宙・時代をかけめぐる>
最後におすすめしたいのが、一度は皆さん聞いたことがあるかもしれないこのゲームです!
私も初めて携帯でパケット通信ができるようになった高校生の頃、今はほとんど見なくなったガラケーで、暇な時間を見つけてはひたすら遊んでいました。
難しい動作は一切なく、ただ画面をタップして穴に落ちないように走るだけです。
でもなぜか癖になるこのゲーム、今までリリースされたチャリ走のMIXバージョンです。
チャリ走を始めた当時は白黒の棒人間でしたが、グラフィックもカラーに進化して、より楽しめるようになりました。
久々にプレイしてみましたが、時を忘れてついつい熱中してしまいました(笑)
まとめ

- Zwiftは24時間自宅でサイクリングが楽しめるオンラインゲーム
- Zwiftを始めるメリットは安全に、天候や時間に左右されずトレーニングができること
- Zwiftを始めるデメリットはスポーツバイクやトレーナーなど初期費用がかかること
- スマートトレーナーを使用することでよりリアルな自転車のゲームを体験できる
- 心拍センサーや自転車専用グッズを準備すればより快適にZwiftを楽しむことができる
- 手軽に楽しめる自転車のゲームはアプリだとチャリ走がおすすめである
この記事を読んで、少しでリアルなバーチャルサイクリングに興味を持ってもらえたでしょうか?
室内で自分の好きな時間に好きなだけ、世界中の人とつながりながら、リアルな自転車のゲーム体験ができますよね。
特にZwiftは自転車が好きな方はもちろん、運動不足を解消したい方、一人では中々運動が続けられない方にもおすすめです。
あなたも一緒に世界中の素敵な風景を見ながら、自転車で走ってみましょう。
こちらのアイテムは、最大30時間記憶することができ、スマホに連動することができます。
あなたの運動による成果をしっかり管理することができますね。
満足のいく運動効果を得られるようにサポートしてくれます。
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