初めて野球観戦に行くことになった時、「何を持っていけばいいの?」「何を着ていけばいいの?」「食事は?」「そもそも野球のルール知らない!」などいろいろな不安があると思います。
私も野球観戦に行ったことがないので、何を準備して行ったらいいのかわかりませんでした。
そこで野球好きの知人に野球観戦のルールやマナー、楽しむコツについて教えてもらいました。
野球観戦はしっかり準備をし、簡単なルールを理解したら初めての方でもめいっぱい楽しむことができます!
テレビで見る野球と実際目の前で見る野球は迫力や緊張感、雰囲気が全然違うそうですよ。
野球観戦が初めてでも「これだけ知っていれば大丈夫!」というルールや「これはやっちゃダメ」という野球観戦のマナーについて一緒に勉強していきましょう。
野球観戦が初めてならルールやマナーを簡単に覚えよう

「友達に誘われて野球観戦に初めて行くことになったけど野球のルールが全く分からない」という方もいると思います。
野球に限らずスポーツには細かいルールがたくさんあって覚えるのが難しいこともありますよね。
初めて野球観戦に行く時は最低限「アウト」「セーフ」「ストライク」「ボール」だけ覚えれば楽しめますよ。
最低限のルールを覚えて初めての野球観戦を楽しいものにしましょう。
野球の基本的なルールは?覚えておきたい3つを紹介
まずは絶対に覚えておいた方がいい野球の基本的なルールを説明します。
- 9人対9人で攻撃と守備を交代しながら点を取り合うスポーツ
- 攻撃と守備は9回
- 攻撃側は点を、守備側はアウトを取る
この3つが一番大事な基本的なルールです。簡単に説明していきます。
<9人対9人で攻撃と守備を交代しながら点を取り合うスポーツ>
野球はグラウンドに9人立ち、攻撃と守備に分かれて点を取り合うスポーツです。
攻撃と守備を9回交互に繰り返して、最終的に多くの点を取ったチームが勝ちとなります。
バスケットボールやサッカーなどほかのスポーツのようにボールを持った方が攻撃というわけではなく、攻撃の時間、守備の時間、と明確に分かれています。
草野球や部活なら点差がつきすぎた時にはコールドになり試合が途中で終了することもありますが、プロ野球では基本的にコールドはありません。
<攻撃と守備は9回>
野球は攻撃と守備を9回繰り返して終了時点の点数によって勝敗が決まります。
プロ野球は9回ですが、小中学生では7回までとなっています。
10点以上の差が開いてしまって逆転が難しい試合となるときもあります。
そういう時はプロ野球ではほとんどありませんが、部活や小中学生だと5回以降にコールドになって試合が終了してしまうこともあります。
攻撃と守備は1回の表、裏のように決まっておりプロ野球では主催側が裏の攻撃になります。
基本的には9回裏まで試合を行いますが、9回表が終わった時点で勝敗がついてしまっている場合には裏の攻撃が省略されそのまま試合が終了します。
9回裏まで終わっても勝敗がつかない場合は延長戦が行われます。
12回まで延長されますが、それでも決まらなかったら引き分けになって試合終了です。
<攻撃側は点を、守備側はアウトを取る>
野球は攻撃側が点を取ることを目指し、守備側は点を取らせないようにアウトを取ることを目指すスポーツです。
素早くアウトを取ると相手に点が入らず、自分のチームの攻撃を始めることができます。
相手チームに点を取られないように点をどれだけ取れるかが重要なので、プレイヤーの能力も大事ですが戦術もとても重要なスポーツです。
3回アウトを取ると攻撃と守備が交代となります。攻撃側はアウトを取らないように点を取ることが最大の目的です。
ピッチャーが投げた球を打ち返して3回アウトになるまでにランナーが一塁、二塁、三塁を回ってホームに戻ると1点入ります。
これさえ覚えれば大丈夫!アウトとセーフについて説明
野球の基本的なルールはわかりましたか?少し難しかったかもしれませんが、野球観戦を楽しむためにしっかり覚えましょう。
次は点の取り方、アウトとセーフについて説明していきます。
アウトを取ると攻撃側が攻撃する権利を1回失い、逆にセーフは攻撃を続けることができます。
つまり守備側はアウトを取らなければ攻撃をすることができないのです。
アウトを取るには守備側が攻撃側の打ったボールを捕ったり、捕ったボールを攻撃側がホームに戻る前にホームにいる味方に向かって投げたりしないといけません。
またストライクゾーンというものがあって、攻撃側が打てる位置にボールを投げないといけません。
例えばバッターの3m上にボールを投げた場合打ち返すことができないので「ボール」となります。
4回ボールになるとセーフ(死球)となり攻撃側はそのまま攻撃を続行することが出来ます。
逆にストライクゾーンに投げた球をバッターが打てなかったときは「ストライク」となり3回ストライクになるとアウト(三振)となります。
細かいルールはたくさんありますが、攻撃側はボールを打つと塁に向かって走ることができます。
塁に着くまでに打ったボールが塁にいる守備側に渡るとアウト、逆にボールより早く塁に着くとセーフです。
これをホームベースまで繰り返し、ボールより先にホームに戻ると1点入ります。
つまり守備側は素早く3回アウトを取れるように、攻撃側はセーフを続けて攻撃回数を増やし点を取ることを目的としています。
野球観戦のマナーは?正しい観戦のルールを知ろう
野球のルールを覚えたところで次は野球観戦のルールについて説明していきます。
- 飲食物の持ち込みについて
- 立ち見での応援について
- 試合中はボールから目を離さない
初めての野球観戦での基本的な3つの疑問について答えていきます。
<飲食物の持ち込みについて>
プロ野球の試合はお昼から夕方にかけて行われる「デイゲーム」と夕方から夜にかけて行われる「ナイトゲーム」があります。
どちらも昼食、夕食の時間帯なのでご飯はどうしたらいいんだろうと疑問に思いますよね。
球場によっては飲食物の持ち込みを禁止しているところもあります。
全部の球団に共通しているのは缶ビンの持ち込みは禁止です。持ち込む場合は球場に用意されている紙コップに移す必要があります。
ペットボトルの持ち込みも禁止しているところもあります。
食べ物は衛生面からお断りしている球場もありますが、基本的に禁止はされていないようです。
飲食物は持ち込みしなくても少し割高ですが球場で販売しています。
コンビニやスーパーで購入してから行くのもダメではないですが、球場には選手とのコラボメニューも置いてあることもあります。
野球観戦をするときは球場の飲食物を購入してみるのもおすすめですよ!
<立ち見での応援について>
立ち見は立見席を除いて外野席でしかできません。
外野席でも自分が応援する球団が攻撃をしている時だけ立つのがルールです。
ボールが高く上がった時や点が入った時、ホームランを打った時など思わず盛り上がって立ってしまうことはあるかもしれませんが、そのぐらいなら大丈夫です。
また応援ボードを持っていきたい場合は、球場によって大きさが決められているので事前に野球観戦に行く球場のルールに従いましょう。
タオルなどを掲げて応援する場合も周りの人の迷惑にならないように、胸より上に手を伸ばさないなど注意して応援しましょう。
<試合中はボールから目を離さない>
一番大事なルールは試合中にボールから目を離さないようにすることです。
どの席にいても選手が打ったボールが飛んでくる可能性があります。
野球ボールは小さくて硬く速いので当たるととても危険です。
ケガをしてしまう可能性があるのでもし飛んできたら身を守る行動をしましょう。
ボールが飛んできて拾った場合は、スタッフの方が回収に来ることがあるのでちゃんと渡しましょう。
ボールを見ていると試合の流れもわかるのでしっかりと目を離さないようにしましょう。
野球観戦が初めてなら服装は?持ち物も一緒に紹介

初めて野球観戦に行くときに服装や持ち物はどうしたらいいのでしょうか?
特に決められたルールはないので基本的には動きやすい服装なら問題はありません。
野球観戦をもっと快適に楽しく過ごすための服装や持ち物について紹介していきます。
どんな服装がいい?動きやすいものを身につけよう
特に女性は野球観戦に初めて行くとなったらどんな服装をして行ったらいいか悩むと思います。
おすすめの服装のポイントについて紹介していきます。
- 時間や温度に気を付ける
- 動きやすい服装と靴がベスト
- 髪はなるべくまとめる
- バッグは小さいものを選ぶ
4つのポイントを取り入れて自分らしさを出したコーディネートを楽しみましょう。
<時間や気温に気を付ける>
デイゲームを観戦する場合は紫外線対策をしっかり行いましょう。
日傘は周りに迷惑がかかるので日焼け止めとカーディガン、帽子などを使いましょう。
ナイトゲームを観戦する場合は肌寒くなることもあるので羽織るものを用意しましょう。
また足元が冷えることもあるのでひざ掛けなどもあると便利です。
<動きやすい服装と靴がベスト>
野球観戦をしているとつい興奮して応援に熱が入ることもあるので、動きやすい服装を心がけましょう。
また食べ物や飲み物をこぼしてしまうこともあるので、汚れても気にならないカジュアルな服装がいいでしょう。
応援する球団のカラーを取り入れたり、ユニフォームを着たりするのもいいですね!
駅から球場まで少し距離があることも多いので靴はヒールのないものかスニーカーなどの歩きやすいものがおすすめです。
<髪はなるべくまとめる>
球場は周りの熱気もすごく、特に夏はとても暑いのでまとめていく方がすっきりします。
服装もカジュアルなものなのでお団子などにすると可愛くコーディネートできます。
ヘアアイテムを使ったり、前髪をセットしたりしておしゃれしましょう。
<バッグは小さいものを選ぶ>
球場は座席が狭く隣の人との距離が近くなるので、なるべく小さいバッグがおすすめです。
ひざ掛けやカーディガンなどは折り畳みできる袋などに入れて、使わないときはバッグの中にしまっておきましょう。
また小さいバッグでもハンドバッグやクラッチバッグなどは盗難にあう可能性もあるので、体から離れないショルダーバッグやウエストバッグにしましょう。
リュックにする場合は足元に置いて防犯対策をしっかりしましょう。
必要な物は?必需品やあると便利なものを紹介
初めて野球観戦に行く時に心配性な人はあれもこれもとバッグに詰めてしまうかもしれません。
私も心配性な方なので荷物はいつもパンパンになってしまいます。
ですが、野球観戦に行く時はあまり多くの物を持っていくと邪魔になってしまいます。
最低限チケットとタオルと雨具だけあれば大丈夫です。
そこで、これは必要というものとあったら便利なものを紹介していきます。
- チケット
- タオル
- 雨具
この3つは忘れてはいけない必需品です。絶対に忘れないようにしましょう。
<チケット>
当たり前ですがチケットを忘れてしまうと球場に入ることが出来ません。
最近ではスマートフォンのチケットもあるのでその場合はスマートフォンを忘れないようにしましょう。
<タオル>
汗や汚れを拭いたり、肩にかけて防寒や日よけにしたりと色々なことに使えるので1~2枚は用意しましょう。
また応援するチームが攻撃の時に上に掲げて応援グッズとしても使うことができます。
<雨具>
屋外の球場の場合は急な雨に備えて雨具が必需品となります。
球場では傘は周りの人の迷惑になって差せないのでポンチョやレインコートを用意しましょう。
- 応援グッズ
- ゴミ袋
- ウェットティッシュ
- 双眼鏡
- 携帯ラジオ
必需品ではないですがあると便利なもの、より野球観戦を楽しめるものを紹介します。
<応援グッズ>
うちわやメガホン、ボードなどを用意すると応援にさらに熱が入ります。
応援グッズは球団のサイトなどインターネット購入できるほか、球場でも販売しています。
特に好きな選手がいる場合はアイドルのコンサートのように名前の入ったうちわを作っても楽しいですね。
<ゴミ袋>
飲食したもののゴミが出るのでゴミ袋に入れてまとめておきましょう。
ゴミは持ち帰るのが理想ですが、球場のゴミ箱が空いていればそこで捨てましょう。
また急な雨のときにバッグをゴミ袋に入れると荷物がぬれる心配もなくなり安心です。
<ウェットティッシュ>
食べ物や飲み物をこぼしたときに拭いたり、座席が汚れている時に拭いたりといろいろなことに使えます。
小さいバッグにも入れることができるので、1つ入れていくと便利ですよ。
<双眼鏡>
外野席の場合は双眼鏡があるとバッターやピッチャーなどの動きがよく見えて便利です。
最近は双眼鏡も軽量化されているものもあるので、バッグの中に余裕があるなら入れておくと野球観戦をより楽しめます。
<携帯ラジオ>
携帯ラジオを持っていくと野球実況を聞きながら試合を観戦することができます。
実況が流れると現在の試合の状況がよくわかるので野球観戦が初めての方こそおすすめです。
野球観戦が初めてでの楽しみ方は?試合以外も楽しもう

野球観戦は野球の試合を観る以外にもたくさん楽しみ方があります。
初めてでも楽しめることがたくさんあるので紹介していきますね。
試合以外にも魅力がたくさん!試合後まで楽しもう
野球観戦は試合が始まる前から試合が終わるまで楽しみ方がいろいろあります。
- 球場でしか販売されないグルメ
- チームのユニフォームやタオルなどのグッズ
- お酒を楽しむ
- 試合の合間にも催し物がある
- 球場の雰囲気
- 周りのファンの人たちとの交流
- ヒーローインタビュー
試合以外にも楽しみ方はあります。試合前から試合後まで全力で楽しみましょう。
<球場でしか販売されないグルメ>
球場内で販売されている食べ物や飲み物を楽しみながら試合を観ましょう。
各地の名産品を使ったものや人気選手がプロデュースしたオリジナルのフードなどがあります。
メインのものからスイーツまであるので是非チェックしてみましょう。
<チームのユニフォームやタオルなどのグッズ>
応援するチームのユニフォームやタオルなどの応援グッズを用意しておくと周りのファンとの一体感が生まれとても楽しめます。
ネット販売や球場で購入できるので野球観戦をより楽しみたい方は購入してみてもいいでしょう。
<お酒を楽しむ>
野球観戦では客席を回る売り子さんがサーバーからビールを注いでくれます。
他にもオリジナルサワーなどもあり、特別なビアガーデンで飲んでいるような気分になります。
ただし飲みすぎたり周りの人に迷惑をかけたりしないように注意しましょう。
<試合の合間にも催し物がある>
イニングという試合の合間にチアリーダーのパフォーマンスや大型ビジョンを使ったクイズなどいろいろな催し物が行われます。
野球の試合は約3時間ほどかかりますが、退屈することなく楽しむことができます。
<球場の雰囲気>
その場に行かないとわからない球場の広さや選手たちのボールを打つ姿、投げる姿などテレビとは全く違った雰囲気を楽しみましょう。
目の前で行われる試合は迫力もすごく、とても感動することでしょう。
<周りのファンの人たちとの交流>
応援しているチームに点が入った時は周りの人たちと一緒に喜びましょう。
野球観戦が初めてでも、周りの人たちと初対面でも気にすることはありません。
恥ずかしがらずに一緒に喜びを分かち合いましょう。
<ヒーローインタビュー>
試合後は勝利したチームで活躍した選手のヒーローインタビューが行われます。
試合終了直後の興奮が冷める前にインタビューが行われるのでとても熱いコメントが聞けます。
選手の意気込みや個性が見え、その選手や野球がもっと好きになるかもしれません。
野球観戦を楽しむための注意点について5つ紹介
野球観戦を楽しむためには、周りの人に迷惑をかけないように気を付けなければいけません。
しっかり注意して初めての野球観戦の楽しみ方を確認しましょう。
- ゴミの放置に注意
- 選手や審判に野次を飛ばさない
- 試合と関係ない球団のユニフォームを着ない
- 応援していないチームの席に座らない
- フラッシュを使わずに写真撮影する
以上の5つに注意してマナー良く野球観戦を楽しみましょう。
<ゴミの放置に注意>
飲食したもののゴミを座席に放置するのはやめましょう。
ゴミ箱に捨てるか、空いていなかったら持ち帰りましょう。
<選手や審判に野次を飛ばさない>
選手や審判に野次を飛ばす人はいますが、周りの人はいい気にはなりませんよね。
気が散ってしまって選手の集中力も切れてしまうかもしれません。
また過去に野次で試合が中断してしまったこともあるそうです。
応援しているチームがアウトになってしまっても、悪意を持って野次を飛ばすのはやめましょう。
<試合と関係ない球団のユニフォームを着ない>
試合に関係ない球団のユニフォームを着ていくことはマナー違反です。
試合に出ている選手はもちろん、周りのファンの人たちにも不快な思いをさせてしまいます。
<応援していないチームの席に座らない>
野球場の応援席は応援するチームと相手チームで応援席が分かれています。
相手チームの席でもう一方のチームを応援するのはマナー違反になります。
もしチケットを間違って買ってしまった場合は応援グッズを使うのを控え、静かに観戦しましょう。
<フラッシュを使わずに写真撮影する>
フラッシュを使った撮影は選手の集中力を欠く可能性があるので禁止されています。
三脚を使うのも周りの人に迷惑がかかるので禁止です。
まとめ

- 「アウト」「セーフ」「ストライク」「ボール」など最低限の野球のルールを覚える
- 飲食物の持ち込みや立ち見の応援などの野球観戦のルールも知っておく
- 試合中はボールから目を離さないようにする
- 動きやすい服装で、必要なものはコンパクトにまとめよう
- 試合以外にも食べ物やヒーローインタビューなど初めての観戦でも楽しみ方はたくさん
- ルールやマナーをきちんと守って初めての野球観戦を楽しもう
野球観戦は野球の試合を楽しむこともそうですが、球場の雰囲気そのものやその場でしか感じることのできない熱気や興奮も大きな魅力です。
知人から話を聞いてみるとルールを覚えること以外にも楽しめる要素がたくさんあり、一度野球観戦に行ってみたくなりました!
私と同じように今まで野球に興味なかった方も、一度初めての野球観戦に足を運んでみると新しい趣味が増えるかもしれませんよ。