冬至の季節はかぼちゃを食べたり、柚子風呂に入ったりする慣習があるのに、夏至は何をするんだろうと疑問に思いませんか?
夏至は何もしない人も多いですが、実は地域ごとに風習が存在しています。
そもそも冬至や夏至について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?
事実、私自身も冬至にかぼちゃを食べていますが、なぜ冬に夏野菜のかぼちゃを食べるのかわかっていませんでした。
そこで今回は、冬至・夏至の意味や成り立ちから、風習まで詳しく解説します。
様々な地域の夏至の風習を知り、自分の生活にあったものを取り入れれば、冬だけでなく、夏についても季節感を味わうことができますよ。
紹介している風習は手軽に取り入れられるものばかりなので、夏至はこれまで何もしてこなかったという人も、ぜひ参考にしてみてください。
冬の時期に外出していると温かいお風呂が恋しくなりますね。
さらに、バスソルトを使うと発汗作用が期待できますよ。
広告

冬至はかぼちゃで夏至は何をする?由来や風習を紹介

冬至はかぼちゃを食べたり柚子風呂に入ったりすることは知っていても、夏至は何をするかわからない人がほとんどですよね。
そもそも、冬至や夏至は一体何の日を指すのでしょうか?
実はそんな基本的なことも意外と知らない人が多いのです。
ここでは、冬至と夏至についての基本知識と、それぞれの日に行う風習について詳しく説明します。
冬至と夏至は日照時間が一番短い日と長い日のこと
冬至や夏至がいつなのかは知らない人も多いのではないでしょうか?正しい定義は以下の通りです。
<冬至(とうじ)>
一年のうち、一番日照時間が短い日を指す言葉。つまり、昼の時間が短い日。
例年12月21日か22日に訪れる。
<夏至(げし)>
一年のうち、一番日照時間が長い日を指す言葉。つまり、夜の時間が長い日。
例年6月21日か22日に訪れる。
冬至と夏至は日照時間の一番短い日と長い日だったのですね。
いつもニュースやスーパーなどで「今年もそんな時期か~」と知っていたので、具体的な日付までは知りませんでした。
2022年については、夏至は6月21日(木)、冬至は12月22日(火)のようですね。
また、日本の位置する北半球では上記の意味になりますが、南半球では真逆になります。
つまり、オーストラリアやアフリカでは、夏至の日がお昼が一番短く、冬至の日がお昼が一番長くなるということです。
オーストラリアではクリスマスが真夏にあることは広く知られていますが、冬至・夏至までも反対のようです。なんだか面白いですね!
冬至と夏至は中国古来の二十四節気に由来する
冬至・夏至という言葉は、どのようにして生まれたのでしょうか。
冬至・夏至、どちらも、中国から伝わった季節の分け方、「二十四節気」(にじゅうしせっき)に由来するものです。
「二十四節気」とは、日本でもおなじみの春夏秋冬という四つの季節の分け目を、それぞれさらに六つ、つまり4×6=24に分けたものになります。
この「二十四節気の」中に、冬至や夏至という日が含まれています。
ちなみに、春分や秋分という言葉も、二十四節気からきています。
春分・秋分の日は、昼と夜の時間が同じ日のことを指しています。
この二つも、ニュースなどでよく耳にする言葉ですよね。
冬至にかぼちゃを食べるのは風邪防止のため
冬至には、かぼちゃを食べたり、柚子風呂に入ったりする風習があります。
こういった風習は、なぜ行われているのでしょうか?
冬至の日に栄養価の高いかぼちゃを食べることで、風邪を予防し、寒い冬を乗り切ろう!という意味があるそうです。
かぼちゃは夏野菜ですが、長期保存ができるので、新鮮な野菜が少なくなる冬に食べていたんですね。
また、冬至には「ん」が付く食べ物を食べると運気が上がると言われていました。
かぼちゃは「南瓜(なんきん)」と呼ばれていたので、もってこいの野菜だったのですね。
冬至は、一年の中で最も昼の時間が短い日です。つまり、その後は昼の時間が長くなっていきます。
ですので、昔の人は冬至の日に太陽が生まれ変わり、それと同時に、運気も上向きに変えていきたいという考えがあったようですね。
また、柚子風呂に入るのは、運気が上向く前に身を清める、という意味があったようです。
香りの強い柚子は、邪気を払うことができると考えられていたため、お風呂に入れて入ることで禊の意味があったようですよ。
どちらも、今では冬至の日の定番ですが、こんなに深い意味があったんですね。
寒い冬至の季節、積極的に取り入れて、健康に気をつけていきたいですね。
ゆずの香りで運気が上がるなんて嬉しいですね。
こちらはジンジャーの香りも入っているので、体がさらに温まります。
広告

夏至は地域ごとに異なる風習がある
冬至には色々な風習がありますが、では夏至はどういった風習があるのでしょうか。考えてみても中々思い浮かびませんよね。
でも調べてみたら、各地域毎に、夏至に行っている風習がありました。
<関西地方にある夏至の風習>
関西地方では、夏至の日にタコを食べる習慣がある。
これは、ちょうど田植えの時期となる夏至ごろに、「植えた苗がタコの足の様に根を広げ、しっかりと根付くように」という意味合いがあり行われている。
タコを食べる風習があったなんて知りませんでした。これなら手軽にできますね。
<関東地方にある夏至の風習>
関東地方では、小麦餅を食べる風習がある。
農業と深く関係しており、夏至の時期に収穫された小麦を使い、豊作を祈るため神様へのお供えとして餅を作っていた。
「小麦餅」という食べ物を初めて知りました。今でも関東地方ではこの小麦餅を食べる地域もあるようです。
他にも、福井県では、農業の繁忙期疲れを取るために焼き鯖を食べたり、 京都では暑気払いをする意味で、水無月という和菓子を食べたりする風習があるようです。
地域毎に風習が様々ですが、どれも農業や健康に深く結びついた理由ですね。
夏バテもしやすくなる夏至の季節、こうした風習が生まれるのも納得です。
どれも身近な食べ物ですので、是非、夏至の日に食べて、生活に季節を取り入れたいですね!
まとめ

- 冬至は例年12月21日または22日、夏至は6月21日または22日
- 冬至と夏至はどちらも中国の二十四節気が由来
- 冬至のかぼちゃや柚子風呂の風習は、無病息災を祈る意味があった
- かぼちゃはなんきんと呼ばれており、「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がるという意味もある
- 夏至は、全国的な風習はないが、関西地方ではタコを食べるなど、地域毎に独自の風習がある
冬至と夏至のそれぞれについて詳しく調べてみました。
いつも冬至に食べているかぼちゃには健康祈願と運気アップの意味合いがあったんですね。
忙しい日々の中でも、季節を感じ、変わり目には気をつけて過ごしていきたいです。
皆さんも、冬至や夏至の風習を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
冬至だけではなく冬にはゆずのバスソルトで体を温めたいですよね。
ゆずとジンジャーの香りに癒やされながらバスタイムを楽しんで下さい。
広告
