「テニスを始めると健康寿命が伸びる」といわれるようになり、最近は大人になってからテニスを始める人も増えました。
テニスといえば必ず使用するラケットですが、色々な種類のものが販売されているのをご存じですか?
フレームやフェイスなど、ラケットには違いがあります。初心者と上級者では選ぶポイントも変わってきますよ。
ラケットの違いを知り、初心者であればそのスキルに合わせたものを選ぶことで、ボールを上手く打つことができるようになります。
この記事では、ラケットの特徴や違いを徹底解説した上で、初心者におすすめしたいものを紹介しています。
初心者が楽しくテニスを続けるための練習方法や、ボールの打ち方も紹介していますので、これからテニスを始める方の参考になればいいな、と思います。
テニスのフォームが崩れていると思うようにボールが飛びません。
ですので、フォームは常に確認したいですよね。
こちらは、家でも職場でもすぐに確認できるアイテムとなります。

テニスの初心者にラケットの違いを解説!選び方も伝授

この記事は「硬式テニス」に関する内容となっています。「ソフトテニス」を始める予定の方は、内容が異なりますので注意してくださいね。
テニスは選ぶラケットにより、打つボールの速度や飛ばしやすさに違いがあるため、自分に合ったラケットを選ぶことはとても重要になります。
テニスが初心者の場合は、やはり使いやすいラケットであることが重要ですよね。そして正しい握り方についても知っておく必要があります。
硬式テニスに使用するラケットの特徴を比較解説!
硬式テニスに使用するラケットは、6つのポイントで製作されています。ポイントごとに違いがありますので説明していきたいと思います。
- フレームの重さ
- フェイスサイズ
- フレームの厚さ
- グリップサイズ
- ストリングパターン
- バランス
ラケット1本を選ぶだけで、これだけのポイントがあるなんて驚きですよね。
<フレームの重さ>
フレームは軽い方がラケットを楽に振ることができます。重い方がより強いボールを打つことができますが、力のない人にはおすすめしません。
~270g(軽い) | 270~285g(やや軽い) | 285~305g(標準) | 300~310g(やや重い) | 310g~(重い) |
女性には、標準よりもやや軽いラケットの方が使用しやすいかもしれません。
<フェイスサイズ>
フェイスサイズ=ラケットの面の大きさです。フェイスサイズが広いと、芯は広いため打ちやすいですが、芯が狭い方がコントロールはよくなります。
<95平方インチ(小さい) | 95~105平方インチ(標準) | 105平方インチ>(大きい) |
<フレームの厚さ>
フレームが厚いと少ない力で楽にボールを飛ばすことができます。
力が強い人やスイングが速い人は、十分ボールを飛ばすことができるので、よりコントロールしやすい薄いフレームのラケットも選べます。
<グリップサイズ>
グリップ部分は、手の大きさや握ったときの感覚により人それぞれ使いやすさが異なるため、一概には言えませんが「グリップサイズ2」が一番選ばれています。
0(とても細い) | 1(細い) | 2(標準) | 3(太い) | 4(とても太い) |
女性は1~2、男性は2~3を選ぶことが多いようです。一度握ってみて、自分の手にフィットするものを選びましょう。
<ストリングパターン>
ストリングパターン=ラケットの網目の細かさです。目は粗い方がボールを飛ばしやすいですが、細かい方がボールをコントロールしやすいです。
<バランス>
バランスは、ラケットの重心がどの部分にあるかを表しています。
330mm~(トップヘビー) | 310~329mm(イーブンバランス) | 300~309mm(トップライト) |
トップヘビーがラケットの先端寄りに重心があり、トップライトが手元寄りに重心があります。ラケットの重量が軽いものは、先端に重心が置かれているのが一般的です。
初心者に勧めたいのは軽くて扱いやすいラケット
初心者の場合、ラケットの振り方やボールの打ち方も不慣れなため、ラケットは軽いものがおすすめです。
最初から重いラケットを選んでしまうと、ラケットが思うように振れずにうまくボールを打つことができなくなってしまいます。
女性・こども・シニア世代には270g前後のラケットをおすすめします。男性の場合は筋力がありますので、300g以上でも扱うことができると思います。
フェイスサイズは、100平方インチ以上の大きめのものが初心者にはおすすめです。ボールをヒットしやすく、遠くまで飛ばせることができます。
グリップサイズは、ラケットを握ったときの隙間に、指1本分が入る程度のスペースが開いているものを目安に選ぶといいですよ。
最初は軽いラケットにしておき、慣れてきて新たな目標ができたら、少し重量のあるラケットやフェイスサイズの小さいラケットを選びましょう。
ラケットはどうやって握る?打ちやすい握り方を紹介
ラケットの握る部分を「グリップ」といいます。テニスは、グリップの握りかたがスイングやボールの飛び方に大きく影響してきます。
初心者の場合、最初はどのようにグリップを握ればいいのか悩むことも多いですよね。
正しい握り方を知ることで、ショットが安定するのはもちろん、スイングフォームの改善やプレースタイルの変化にもつながります。
まず、グリップの握り方は大きく分けて4種類あります。使用したい場面によって、握り方に違いがあります。
握り方 | 使用するショット | フォアorバックハンド |
コンチネンタルグリップ | サーブ・スマッシュ・ボレー | フォア・バック |
イースタングリップ | 回転の少ないショット | フォア・バック |
セミウェスタングリップ | トップスピン(順回転) | フォア |
ウェスタングリップ | トップスピン(順回転) | フォア・バック |
握り方について、詳しく説明します(文字のため少しイメージしにくいですが、ご了承ください)。
コンチネンタルグリップ…ラケットを地面に対して垂直にした状態で真上から握る持ち方です。
イースタングリップ(フォア)…打つ面の裏側から握手するように握る持ち方です。
イースタングリップ(バック)…コンチネンタルグリップを反時計回りにずらして、打つ面の裏側から支えて握る持ち方です。
セミウェスタングリップ…イースタングリップとウェスタングリップの間を握手するように握る持ち方です。
ウェスタングリップ…ラケットを地面に対して平行にした状態で握手するように握る持ち方です。
女性や握力の弱い人にはセミウェスタングリップが握りやすい、といわれています。初心者・上級者関係なく、セミウェスタングリップで握るプレイヤーが多いようです。
実際にグリップを握るとき、握ったあとのポイントはあるのでしょうか。
- グリップが掌のどこに当たっているか意識する
- 力が入りやすい形と打点を意識する
- グリップは力を入れずに握る
大切なポイントなので、もう少し詳しく説明していきたいと思います。
<グリップが掌のどこに当たっているか意識する>
ラケットを握ったときに、掌のナックル部分・ヒール部分がどこに当たっているのかを意識しましょう。
正しい位置で握ることで、ラケットを自分の思うように動かすことができるようになります。
<力が入りやすい形と打点を意識する>
ラケットをうまく握ることができていても、腕の形がおかしければ力がうまく伝わりません。
力が入りやすいように、腕の形を意識してグリップを握るようにしましょう。
ボールを打つときに、ラケットを持つ腕を体で支えるイメージで打点を意識してみましょう。
<グリップは力を入れずに握る>
グリップを握るときに力を入れすぎると、ボールに力が伝わりにくくなります。
ラケットを持つとつい力んでしまうという人もいるかもしれませんが、できるだけ力を抜くよう意識してみましょう。
掌で握りしめるというよりは、指でつかむイメージというと分かりやすいでしょうか?
そうすることで、ボールを打つときに指に力が入り、ボールに力が伝わりやすくなります。
テニスの初心者におすすめしたいラケットと購入方法

次は実際にラケットを購入する方法と、テニスの初心者におすすめのラケットを紹介します。
お気に入りのメーカーから選ぶもよし、店員さん一押しのラケットを選ぶもよし!自分が気に入るラケットを見つけて、テニスを楽しみましょう。
テニスラケットはスポーツ店かネットで購入しよう
テニスのラケットを購入する方法は、スポーツ店とネットの2通りあります。
- 店員さんのおすすめが聞ける
- 直接見て触って使用感が確認できる
- ウェアやシューズも試着して購入できる
スポーツ店の場合は、店舗にもよりますがテニスに詳しい店員さんがいる可能性があります。
その場合は、ラケットの選び方などをアドバイスしてくれるかもしれませんよ。
また、ラケットはグリップサイズなど握ったときの感覚が大切です。実際に手にとって確認することで、自分に合ったラケットが見つけられるのではないでしょうか。
- 店舗よりも値段が安いことが多い
- ポイント還元もある
- 使用感が分からないため口コミが大切
ネットでラケットを購入するメリットはやはり値段です。店舗よりも安く購入できて、ネットショップであればポイント還元にも期待できます。
ですが、やはり実際に確認していないラケットは、自分に合っているのか分からないというデメリットもあります。
皆さんもラケットに限らず、ネットで購入したら思っていたのと違って後悔している…なんて経験が一度はあるのではないでしょうか。
時間がある場合は実際に店舗に行き、使用感を確認してからネットで購入する方法をおすすめします。
既に商品を購入している人の口コミがたくさんあれば、参考にしてもいいかもしれませんね。
テニスラケットを販売しているおすすめのメーカー
テニスラケットを販売しているメーカーはたくさんありますが、中でも私がおすすめしたいメーカーは以下の5つです。
- ヨネックス
- ウィルソン
- ヘッド
- バボラ
- ダンロップ
それぞれのメーカーの特徴を紹介していきますね。
<ヨネックス>
ヨネックスは日本のメーカーで、大坂なおみ選手が愛用していることで有名ですね。
ラケットの特徴は、スイートスポットが広いことです。そのため、ボールに力が伝わりやすくスピード感のある打球を打つことができます。
ラケットでボールを打つときに、一番衝撃が少なくボールコントロールがしやすい場所のこと
筋力に自信がない人も、比較的楽にボールを飛ばすことができるためおすすめです。また、力強く早いショットが打ちたい人にもいいですね。
<ウィルソン>
ウィルソンはアメリカのメーカーですが、有名テニス選手の錦織圭選手やロジャー・フェデラー選手も使用しています。
ラケットの特徴は、ボールを打ったときの感触がやわらかくコントロール性能が良いという点です。
力強いショットよりもボールコントロールを重視したい人におすすめのメーカーです。
<ヘッド>
ヘッドはオーストラリアのメーカーで、世界でトップのシェア率を誇っています。テニス界のレジェンドであるノバク・ジョコビッチ選手も愛用しています。
ラケットの特徴は、打ち応えのあるショットが打てることです。性能によって、多くのモデルを展開しているため、お気に入りのラケットを見つけやすいかもしれません。
<バボラ>
テニスの初心者がラケットに迷ったらバボラのPURE DRIVEを選ぼう!と言われているくらい、幅広いプレイヤーに人気のあるメーカーです。
パワーアシスト性能が優れており、その性能にプラスして回転やコントロールを重視する人向けのモデルも展開されています。
<ダンロップ>
こちらもヨネックスと同じく日本のメーカーです。ボールを打ったときのやわらかさが特徴で、手や体に負担をかけないラケットとしておすすめです。
自身のプレースタイルに合わせてラケットが選べるのも魅力的ですね。
初心者におすすめのテニスラケット5選を比較紹介
初心者におすすめなのは軽くて扱いやすいもの、と冒頭でもお伝えしました。
重さが300g以下のものでおすすめのラケットを5つ紹介するので、参考にしてみてくださいね。
メーカー | ラケット名 | 重さ | フェイスサイズ | フレームの厚さ | ストリングパターン | バランス |
ヨネックス | Ezone 100 | 300g | 100平方インチ | 23.8mm | 16×19 | 320mm |
ウィルソン | Clash 100 V2.0 | 295g | 100平方インチ | 24mm | 16×19 | 310mm |
ヘッド | Speed MP | 300g | 100平方インチ | 23mm | 16×19 | 320mm |
バボラ | PURE DRIVE | 300g | 100平方インチ | 23mm | 16×19 | 320mm |
ダンロップ | CX 400 | 285g | 100平方インチ | 24mm | 16×19 | 330mm |
ヨネックスのEzone 100は、メーカー独自の「アイソメトリック」というフレームを採用して作られています。
ラケットを楕円形にすることで、ストリングの縦横比がより均等になりました。
そのため、スイートスポットが拡大しボールコントロールがしやすくなったそうです。
また、バボラのPURE DRIVEは、ラケットフープにメーカー独自の「HTRシステム」というものを採用しています。
剛性を高めることで、ボールを打つときの安定性が上がるため、力強いショットを打ちたい人におすすめです。
ラケットそれぞれに特徴があるので、自分好みのラケットを見つけてくださいね。
テニスの初心者は練習を楽しむことで長く続けられる

自分に合ったラケットが見つかれば、あとは練習あるのみです!
練習も厳しい内容ばかりでは挫折してしまいますので、楽しく続ける方法を知り長く続けましょう。
テニス経験者と練習できる機会があるのなら、一緒に練習することで技術も盗めますしラリーをしながら実戦練習にもなりますのでおすすめですよ。
まずはラケットやボールに慣れる所から始めよう
どんなスポーツも一回やればすぐできる!というスポーツ万能な人でない限り、初めて経験するスポーツは慣れるまでが大変ですよね。
テニスは皆さんご存じの通り、自分の腕ではなくラケットを使用するスポーツです。ラケットとボールの扱いがうまくできなければ、テニスを楽しむことはできません。
ここからは、初心者がラケットとボールに慣れるための練習方法を紹介していきます。
ボールつき
ボールつきは、ボールコントロールを習得するために行います。ラケットの扱い方も同時に練習できるので、初心者にまずおすすめしたい練習法の1つです。
地面に当たるとボールの跳ね返りは強くなるので、まずはラケットの上にボールを乗せて落とさないように上に弾ませてみましょう。
最初はラケットを短く持ち低めの高さから開始し、慣れてきたら高い位置にボールを弾ませてみるといいですよ。
安定して上に弾むようになれば、次は地面に向かってボールを弾きます。地面に当たったときの感覚をつかむことができますが、先ほどと比べるとやはり難易度はあがります。
コートに出ることができない日でも、隙間時間でボール付きを行いコントロール力を高めましょう。
素振り
テニスをする上で最も大切な「ストローク」ですが、基本的なフォームが身につけばうまくボールに力が伝わるようになります。
- 正しいフォームを身につけるため、打つ前と打ち終わりの形を意識して素振りをする
- 実戦を想定して、踏み込み・スイング・ターンをリズムを取りながら素振りをする
- ラケットの先端に重りを付けて素振りをする
段階的に難易度を上げながら素振りをすることで、正しいフォームとラケットの扱いを覚えましょう。
壁打ち
実戦をイメージした練習がしたい場合は、壁打ちをおすすめします。ですが、壁打ち禁止の場所もあるため必ずルールを守って練習するようにしましょう。
壁打ちは相手がいなくてもラリーを想定した練習ができるため、実戦をイメージしやすい練習方法となっています。
自分の打った打球の跳ね返りで、どのくらいの威力のショットが打てているのか確認することもできます。
ラリーだけではなく、自分が現在どのような打球を打てているのか、どのフォームで打つとボールに力が伝わるのかを確認するための練習にもなります。
テニストレーナー
テニストレーナーは、ボールに重りとゴムひもが付いている製品です。
壁打ちをする場所がない場合や、コートが使用できない場合におすすめなのが、テニストレーナーを使用した練習です。
私の友人は、テニス部に入部した当初、毎日壁打ちを練習していました。
初心者のため、打った打球がどこに飛んでいくか分からず、うまく打ち返せずにボールを捜して走り回ったと聞いたことがあります。
そうして走り回る間に疲れてしまい、思うように練習ができなかったと話していました。
テニストレーナーはゴムひもが付いているので、ボールが飛んでいってなくなる心配はありません。
その時私がテニストレーナーを知っていれば、友人に「効率的な練習ができる製品があるよ!」と教えてあげることができたのになぁ…と思い返していました。
同じように悩んでいる人にはテニストレーナーをおすすめします!
フォームの確認など家や他の場所でも練習したいと思いますよね。
こちらは思い立ったときにすぐに練習ができます。
木製ですがしっかりしており、長く使用できます。

テニス初心者が練習を楽しく続けるためのコツ
テニスって楽しい!と感じるためには、やはりラリーが続くことが重要ではないでしょうか。基礎練習ばかり続けていても、きっと楽しくないですよね。
ですが、最初から正規のテニスコートでラリーを続けようと思っても、初心者であれば相手コートにボールを飛ばすこと自体が中々難しいですよね。
テニス初心者の場合は、段階的に練習の難易度をあげていくのがポイントです。他にも練習を楽しむためのコツをいくつか紹介しますね。
- ラリーは短い距離から始める
- フォームにこだわりすぎない
- グリーンボールを使用してみる
- ミニゲームを楽しむ
長くテニスを続けるためには「楽しい!」と思う気持ちが必要不可欠です。
<ラリーは短い距離から始める>
テニスコートは思っているよりも広いです。最初から正規のコートでラリーを続けようと思っても、中々うまくいきません。
最初はネットを挟まなくてもOKなので、1m~5m程度の短い距離からラリーを始めてみましょう。
最初は短い距離でノーバウンドから始め、ボールコントロールに慣れてきたらワンバウンドで相手に返す、それも慣れたらネットを挟むというようにレベルアップしていくといいですよ。
<フォームにこだわりすぎない>
正しいフォームでボールを打つことは、確かに上達するためには必要なことかもしれません。
ですが、最初から正しいフォームで打つことだけを考えていると、中々楽しいラリーができずにつまらないと感じてしまうかもしれません。
滅茶苦茶なフォームでも、がむしゃらに打ったボールが相手コートに入れば嬉しいですし、ラリーが続くとやはり楽しいです。
フォームだけにはとらわれず、テニス自体を楽しむことも忘れないでくださいね。
<グリーンボールを使用してみる>
グリーンボールはジュニア用のテニスボールで、通常のテニスボールに比べて75%程度しか弾まないのが特徴です。
テニスを始めた方は分かると思いますが、テニスボールは意外と弾みます。そして弾んだボールは思っているより勢いがあるので、思った場所に飛ばせないことが最初は多いです。
グリーンボールは弾む力が抑えられるので、ボールコントロールがしやすいですし、距離を狭くしてもラリーが続けやすいです。
<ミニゲームを楽しむ>
私もテニスをしたことがありますが、一番楽しいと思った瞬間はやはり得点がとれたときでした。
ルールは正規のものと同じである必要はありません。それぞれ今のスキルに合わせてゲームが楽しめるようにルールを決めましょう。
例えば、「5点先取」「コートはサービスボックスエリア」「サーブは下からでスマッシュ禁止」など独自のルールを決めて楽しむのもいいですね。
以前、初心者同士でゲームした際に「バウンド禁止」をルールに狭いコートでミニゲームをしたことがあります。
ボールコントロールの練習にもなり、意外と白熱して盛り上がって楽しかったですよ。
おすすめの方法は上手な人と一緒に練習すること
初心者同士で練習していると、中々ラリーが続かないなんてこともよく耳にします。同じ時間練習するなら、1回でも多くボールを打つ方が上達していきますよね。
上手な人と練習する一番のメリットは、ラリーが長続きすることです。
実際のゲームを想定した練習もできますし、上手な人のフォームを見てボールの飛び方を勉強することも可能です。
スマッシュの練習がしたい、ボレーの練習がしたいなど決まった練習プランがあれば、打球を打ちやすいように返球してくれるのも嬉しいポイントですね。
実際にラリーを重ねて実践に近い形で練習することが、上達への一番の近道だと思います。
身近に上手な人がいれば練習をお願いしたり、プライベートレッスンを受けたりするのもおすすめです。
テニスの初心者は打ち方を知ろう!ストロークは6種類

サーブやスマッシュはよく聞く言葉ですが、テニスのストロークは全部で6種類あります。
テニスでいうストロークとは、自分のコートに飛んできたボールを打つことをいいます。
テニスの基本!6つのストロークの違いを覚えよう
テニスの基本となる6つのストロークを紹介していきます。
- フォアハンドストローク
- バックハンドストローク
- ボレー
- サーブ
- スマッシュ
それぞれのストロークの特徴と違いを説明していきますね。
<フォアハンドストローク>
「フォアハンド」はラケットを持つ利き手側でボールをショットする打ち方です。ラリーの中心となる打ち方で、最もよく使用するストロークです。
基本的には片手でスイングを行います。体の重心をボールの打点付近まで落として、スイングと同時に上肢を捻って振り抜きます。
<バックハンドストローク>
「バックハンド」は利き手の反対側でボールをショットする打ち方です。利き手の反対側から上肢を捻って振り抜くので、初心者は慣れるまでは少し難しいストロークです。
最初は、両手を使いラケットを握るダブルハンドで練習するのをおすすめします。
<ボレー>
ネットの近くに上がったボールをノーバウンドで相手コートに返球するのが「ボレー」です。
利き手側で行う「フォアボレー」と、非利き手側で行う「バックボレー」があります。
ストロークの際は上肢を捻ることでラケットを後ろに引きますが、ボレーは体の前でボールをとらえます。
打球の方向にラケットのフェイスをしっかり向け、飛んできたボールの力を利用して相手コートに返球します。
<サーブ>
ゲームのスタートに必ず打つサーブですが、基本的には非利き手でボールをトスして利き手で打ちます。
ボールを頭より少し上にトスして、ノーバウンドで打ちます。打球は相手コートの対角線上にあるサービスボックス内にいれなければいけないため、練習が必要です。
<スマッシュ>
テレビでテニスの試合を見ていると、一番かっこいいなと思う瞬間は、やはりスマッシュが決まったときではないですか?
スマッシュは、サーブ動作と同じように頭より少し上でボールをとらえて、ボールを地面に打ちつけるイメージでショットします。
初心者は、始めたての頃は中々打つ機会がないかもしれませんが、いつかはスマッシュでポイントを取ることをイメージして、練習を頑張るのも1つのモチベーションです。
打つときの正しい姿勢を意識して練習してみよう
ストロークは、ボールを打ちやすい位置に入ってしっかり踏み込んでショットすることが大切です。
初心者の場合は、腕の力だけを使ってボールを打ってしまう人も多いと思います。ですが、それでは思うようにボールが飛ばずに腕だけが疲れてしまいますよね。
ラケットは、後ろから前に向かって体重移動を利用しながらスイングしていきます。
ラケットやボールの扱いに少しずつ慣れてきた人は、ストロークの違いを知り、さらにステップアップしていきましょう。
まずは、ボールに対して体を半身にする「スクエアスタンス」を意識してみましょう。
スクエアスタンスでボールの落下点に入り、しっかり上体を捻って体重移動を行うことで、無駄な力を使わずにボールを打つことが可能になります。
この動作がしっかり身につけば、うまくボールを相手コートに返球できるようになりますので、頑張ってくださいね!
まとめ

- テニスのラケットはフレームの重さやフェイスサイズなどに違いがある
- テニスの初心者におすすめしたいのは、軽くて扱いやすいラケット
- テニスのラケットは店舗やネットで、自分が使いやすく気に入るものを選ぼう
- ラケットはヨネックスやバボラなど有名メーカーが数多く販売している
- テニスの初心者は楽しく続けるための練習方法を知ることが大切
- ラリーは短い距離から始めて、自分流のルールでミニゲームを楽しもう
- テニスの基本ストロークはフォアハンドやボレー、サーブなどの6つ
- ストロークの際は、ボールを打ちやすい位置でしっかり踏み込んでショットすることが大切
ラケットの違いや選び方、練習方法について知ってもらえたでしょうか?
テニスが初心者の場合は、まずその違いを知りラケットを選ぶところから始めましょう。
お気に入りのラケットが見つかれば、楽しく練習を続けて上達できるように頑張ってくださいね!
テニスが上手になるにはフォーム練習がとても大切です。
こちらは木製で音も出ず、自分のフォーム確認に集中することができます。
ぜひ練習のアイテムとして使用してみてください。
