テニスは子どもから大人まで季節を問わずに楽しめる人気のスポーツですよね。
そんなテニスの魅力の一つが、デザイン豊富なテニスウェアではないでしょうか。
しかしテニスは出場する大会ごとで服に細かい規定があり、規定にのっとった服装でしか大会に参加することができません。
つまり普段練習で着ているTシャツを着て大会に参加しようとしても、規定によっては着用が許されず大会に出場できない可能性もあるのです。
そのようなことにならないように大会に出場する前には必ず服の規定について確認しておきましょう。
こちらの記事では男女別のテニスの服の規定について実際に大会で挙げられていたものを比較してみました。
テニスウェアのおすすめのブランドや冬の服装についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
服も気になりますが、バックも気になりますよね。
こちらのバックは、ラケットや小物を収納できるので、機能性抜群です。
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テニスの服の規定は公式試合の前に把握しておこう

テニスはサッカーや野球のような専用のユニフォームがなく、練習用の服装も特に決まりがないため運動できるスタイルであれば服のデザインなどは自由に選ぶことができます。
しかし大会などの公式試合に参加する際は、大会の規定にのっとったテニスウェアを着用しなければなりません。
こちらではテニスウェアについて、そして実際の3つの大会の規定にある男女別の服装について大会ごとに比較しながらまとめてみました。
実際にどういう規定があるのかを一緒に確認してみましょう。
テニスウェアとはITFやJTAの規定に適応した服のこと
どの大会の規定にもテニスウェアを着用するということが明記されていることがほとんどです。
このテニスウェアとは「ITF(国際テニス連盟)服装規定およびJTA(日本テニス協会)ルールブック服装規定適応商品」と記載がある服のことです。
しかしこのテニスウェアについて明確な定義がないため、最終的にはその大会の規定にのっとり、大会レフェリー(審判員)が判断することになります。
規定とは違った服を着用している場合、大会レフェリーの判断により試合に参加できない可能性もあるため注意が必要です。
私には学生の頃から大人になった今でもテニスを楽しんでいる友人がいます。
彼女がテニスを始めて間もない頃の冬、別の大会で可能だったので体が温まるまでスコートの下にスポーツタイツを履いて出場しようとしてレフェリーに指摘されたそうです。
当時その大会ではスポーツタイツを履くことが規定で許されていなかったのです。
このように大会によって服の規定が違うこともありますので、事前に参加する大会の服装規定を確認しておく必要がありますね。
男子のテニスウェアの規定について比較してみよう
男子のテニスウェアについて3つの大会の規定を比較してみました。
A大会 | B大会 | C大会 |
テニスウェアを着用しなければならない | 清潔でプレイにふさわしいテニスウェアを着用すること | テニスウェアであること |
シャツ ※Tシャツやランニングシャツは着用不可 ※ただしメーカーがゲームシャツとして販売しているTシャツは着用可 | 半袖のシャツ | 半袖のシャツ |
ショーツ ※ランニングショーツやジーンズは着用不可 | 膝が見える丈のショーツ | ショーツは膝の隠れないものを着用 |
コマーシャルロゴは認めない | 学校名以外のコマーシャルロゴは認めない | 学校名、校章以外のコマーシャルロゴは認めない |
ウォームアップウェアの着用は当日の天候によってレフェリーが判断する 最終的なウェアの認否についてもレフェリーの判断 | 上下テニスウェアの下にコンプレッションウェアの着用可 その他認否はレフェリーの判断 | シャツ、ショーツの下にコンプレッションウェアの着用可 |
テニスウェアを着用しなければならないということとシャツとショーツを着用するということは3大会で共通しています。
しかしそれ以外の細かい部分で大会ごとに違いがありますので、大会出場前に服の規定について確認しておかなければならないことが分かります。
ゲームシャツとは、他のスポーツでいうユニフォームのようなもので試合で着用するシャツのことです。
A大会では本来Tシャツは着用不可となっていますが、メーカーがゲームシャツとして販売しているTシャツは着用することができるようです。
女子のテニスウェアの規定について比較してみよう
女子のテニスウェアについても同じように3つの大会を比較してみました。
A大会 | B大会 | C大会 |
テニスウェアを着用しなけれなばならない | 清潔でプレイにふさわしいテニスウェアを着用すること | テニスウェアであること ※ただし肩や背中が大きくカットされているものを除く |
シャツまたはワンピース ※Tシャツやランニングシャツは着用不可 ※ただしメーカーがゲームシャツとして販売しているTシャツは着用可 | シャツ(ノースリーブも可)またはワンピース ※ワンピースは襟や袖のないもの | 半袖かノースリーブのシャツまたはワンピース ※ただしタンプトップやキャミソールのタイプのワンピースは着用不可 |
ショーツまたはスコート ※ランニングショーツやジーンズは着用不可 | 膝が見える丈のショーツまたはスコート | スコートまたは膝の隠れないショーツを着用 |
コマーシャルロゴは認めない | 学校名以外のコマーシャルロゴは認めない | 学校名、校章以外のコマーシャルロゴは認めない |
ウォームアップウェアの着用は当日の天候によってレフェリーが判断する 最終的なウェアの認否についてもレフェリーの判断 | 上下テニスウェアの下にコンプレッションウェアの着用可 | シャツ、ショーツの下にコンプレッションウェアの着用可 |
男子の規定同様、テニスウェアを着用することとシャツにショーツかスコートまたはワンピースを着用するということは3大会で共通しています。
スコートとはテニス等のスポーツ用のミニスカートのことです。
下着が見えてしまわないようにアンダースコートやスパッツを履くタイプもあれば、それらが一体となっているものもあります。
スカートの可愛らしさとショーツの動きやすさを兼ね備えたデザインになっています。
女子は男子よりも服の種類が豊富ですが、その分規定されていることも多いので必ず事前に確認しておく必要がありますね。
男女ともに、先ほどの友人の話で認められていなかったスポーツタイツなどのコンプレッションウェアを着用しても良いと明記されている大会もありますね。
どちらにしても最終的な判断は大会のレフェリーが決めるようです。
テニスウェアのロゴにも大会ごとに細かい規定がある
テニスウェアのロゴには製造者ロゴとコマーシャルロゴ(広告)の2種類があります。
そしてこれらのテニスウェアのロゴにも大会ごとに細かい規定があります。
テニスの世界大会などの中継を見ていると、選手の服にスポンサーの名前やマークが入っているのを見たことがあるかと思いますがこちらがコマーシャルロゴです。
アマチュアの選手はスポンサーがついていないことがほとんどなので、製造者ロゴの部分だけを確認するようになります。
全国大会や大会スポンサーがつくような本格的な大会になると、注目度も高くなるためウェアのブランドロゴの大きさや数など細かくチェックが入ります。
先ほどの表にあるように学生の大会では学校名や校章だけはコマーシャルロゴを認めるという規定もあるようです。
ロゴの規定に違反しているウェアを着用して大会に出ることはできず、場合によっては失格になることもあります。
ロゴは男子女子でそれぞれ大きさや数の規定が違うため、こちらもきちんと確認する必要がありますね。
テニスの服のブランドを紹介!ウェア選びを楽しもう

大会に出場する際はテニスウェアの規定を気にする必要がありますが、普段の練習では動きやすい服装であれば特に決まりはありません。
テニスの服のブランドを知っておくことで、自分好みのウェアを自由に選ぶことができますよ。
こちらでは定番のブランドとデザイン性の高いブランドの2つに分けてテニスの服のブランドについてご紹介します。
ぜひお気に入りのブランドを見つけてウェア選びを楽しんでみましょう。
迷ったときはここから選ぼう!定番のブランド8選
迷ったときにまず選択肢に入れたい定番のブランドはこちらです。
- ナイキ(アメリカ)
- アシックス(日本)
- アディダス(ドイツ)
- ニューバランス(アメリカ)
- ミズノ(日本)
- ユニクロ(日本)
- ヨネックス(日本)
- バボラ(フランス)
皆さんも一度は目にしたことがあるブランドばかりではないでしょうか。
<ナイキ(アメリカ)>
スポーツウェアで世界的に人気があるものの一つがナイキですよね。
テニスウェアもメンズ、レディースの両方が揃っています。
特にナイキ独自の技術である「Nike Dri-FIT ADV」を使ったウェアは、速乾性に優れていて運動中も快適な状態を保ってくれるためおすすめです。
<アシックス(日本)>
アシックスも様々なスポーツで人気のブランドですが、「ASICS TENISS」といってテニス専用のシューズからウェアまでを幅広く取り扱っています。
テニスプレイヤーの動きを研究したデータを元にシューズやウェアを開発しているため、テニスに最適なものを身につけることができますね。
アシックスのシューズを使っている方は、全身アシックスコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<アディダス(ドイツ)>
アディダスも誰もが知るスポーツブランドの一つですよね。
ロゴや三本線が特徴的でテニスウェアも多くの人に愛されています。
アディダスの独自技術である「AEROREADY」が採用されたウェアは、吸汗性、速乾性、透湿性、保温性に優れていて長時間のプレイでも不快感が少ないのが魅力です。
これは豆知識なのですが、アディダスの設立者であるアドルフ・ダスラーはプーマの前身会社ルーダの設立者ルドルフ・ダスラーの弟です。

兄弟二人で世界的なブランドを立ち上げるなんてすごい!
<ニューバランス(アメリカ)>
ニューバランスのテニスウェアは落ち着いたデザインやカラーで、幅広い年代に人気です。
本来は靴のブランドのためテニスウェアよりもシューズの方が多くの種類がありますよ。
<ミズノ(日本)>
ミズノのテニスウェアは独自に開発した素材や技術が詰まっていてとても機能性が高いのが特徴です。
ミズノが独自に開発した素材の「ドライエアフロー」を使用したウェアは、優れた通気性で体の放熱性を高め、運動パフォーマンスと快適さを保つことができます。
またミズノ独自のウェア設計である「ダイナモーションフィット」が採用されたウェアは、動きやすさを追求して作られています。
機能性が高いテニスウェアを求めている方におすすめのブランドです。
<ユニクロ(日本)>
ユニクロのテニスウェアとして販売されているものは選手モデルのみですが、これらのウェアと同じ素材を使った「ドライEX」シリーズがおすすめです。
ドライEXの最大の特徴は、汗を即時に吸収して肌をサラサラに保つ「超速乾機能」です。
テニスは激しくコート内を動き回るため、汗をかいても快適な着心地のウェアが良いですよね。
<ヨネックス(日本)>
ヨネックスもウェアだけでなくシューズやラケットまでテニス用品を幅広く取り扱っています。
ヨネックスのウェアはカラーバリエーションが豊富で、かっこいいものが多いためおしゃれなウェアを着たいという男性に特におすすめです。
個人的にはヨネックス=バドミントンのイメージが強いのですが、テニス事業にも昭和44年から参入していて様々な商品を出している老舗のブランドです。
<バボラ(フランス)>
テニスラケットのイメージが強いバボラですが、ウェアも取り扱っています。
バボラのテニスウェアは白、黒、青などの落ち着いたカラーが多く、シックに着こなしたい方におすすめです。
定番のブランドを8つご紹介しましたが気になるものはありましたか?
これからテニスを始めようという方も目にしたことがあるブランドが多かったのではないでしょうか。
世界的に有名なブランドも調べてみると実は日本のブランドだと知り、日本人として勝手に誇らしい気持ちになりました(笑)
次は、おしゃれなウェアを楽しみたいという方におすすめのブランドをご紹介します。
おしゃれに決めたい!デザイン性の高いブランド5選
テニスウェアをおしゃれに決めたい方におすすめのブランドがこちらです。
- ルコックスポルティフ(フランス)
- フィラ(イタリア)
- エレッセ(イラリア)
- ラコステ(フランス)
- ACE 90 GOOD STUFF(日本)
私服としても知名度が高いブランドもありますね。一つずつ見ていきましょう。
<ルコックスポルティフ(フランス)>
フランスのブランド、ルコックスポルティフのテニスウェアは機能性が高いだけでなくデザイン性が高いのが特徴です。
シンプルなデザインから個性的な柄ものまで豊富なラインナップの中からウェアを選ぶことができるため、おしゃれなテニスウェアを求めている方におすすめです。
<フィラ(イタリア)>
イタリアの老舗ブランドのフィラは特にレディースの種類が豊富で、ウェアをおしゃれに着こなしたい女性におすすめのブランドです。
スコートだけでもたくさんの種類があって見ているだけで楽しい気持ちになりますよ。
プロプレイヤーとスポンサー契約を結ぶという宣伝方法を早いうちに採用したのもフィラだそうです。
<エレッセ(イタリア)>
エレッセもイタリアのスポーツブランドですが、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が揃っています。
テニスをルーツとするブランドですが、オンラインストアで確認したところ現在テニスウェアの種類はあまり多くないようです。
<ラコステ(フランス)>
ワニのロゴが有名なラコステはフランスの元テニス選手ル・ラコステが立ち上げたブランドです。
カラーバリエーションが豊富でTシャツからアンダーウェアまで数多く揃っています。
世界的に有名なブランドですが、元テニス選手が立ち上げたブランドだということは知りませんでした。
少し値段は高めですが、おしゃれにこだわる方におすすめしたいブランドです。
<ACE 90 GOOD STUFF(日本)>
ACE 90 GOOD STUFFはメンズのテニスウェア専門店です。
「テニスのある生き方」をサポートするというコンセプトのもと、機能性とデザイン性の両方にこだわったテニスウェアが魅力です。
男性のおしゃれゴコロをくすぐるテニスウェアが揃っているため、気になる方はぜひホームページを見てみてくださいね。
テニスをする上で機能性はもちろん大事ですが、せっかく自由に選べるのだから自分好みのおしゃれな服で楽しみたいですよね。
ウェア選びに悩んでいる方はラケットやシューズとブランドを合わせてみることで全体的にまとまりが出ますよ。
撥水加工なので急な天候の変化でも安心です。
収納に優れているので両手があき、傘をさしてもわずらわしくありませんね。
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テニスの服装で冬に気をつけるべきなのは防寒と汗冷え

冬のテニスは体が温まるまで寒さとの戦いですが、体が温まって汗をかいた後の汗冷えにも注意が必要です。
冬のテニスウェアは防寒と汗冷え対策ができるものを選びましょう。
テニスは冬も他の季節と同様に大会ごとに服装の規定があります。
冬のテニスウェアを選ぶ際のポイントと冬場の大会の服装規定についてまとめてみました。
冬のテニスの服装は保温性と吸汗速乾性が決め手
冬のテニスウェアを選ぶ際のポイントは保温性と吸汗速乾性に優れているかという点になります。
保温性によって体を温め、吸汗速乾性によって汗冷えを防いでくれるからです。
テニスは激しいスポーツなので冬でも体が温まってくると汗をかきます。
しかし汗をかいた状態のままでいるとたちまち外気に触れてウェアが冷たくなり、体も冷えてしまいます。
そのため、特に体に直接触れるインナーは体に密着したものでポリエステル素材などの吸汗速乾性に優れたものを選ぶようにしましょう。
綿は汗をどんどん吸収してしまい蒸発しにくいため、スポーツ時のインナーとしてはあまり向いていません。
スポーツタイツは防寒対策だけではなく、体を適度に加圧することでパフォーマンスを向上させる効果も期待できますよ。
また体が温まるまではアウターを着用することもあるかと思います。
アウターは体にフィットするサイズではなく少し余裕があるサイズにすることで、空気を含むため保温効果が上がりますよ。
スポーツ用の手袋やネックウォーマー、ニット帽なども防寒対策に有効なので、体が温まるまでは着用すると良いですね。
冬の大会も服装の規定はある!事前に確認しておこう
基本的に冬も他の季節と同様に大会ごとにJTAルールブックに基づいた服装規定があります。
その規定にそった服装でしか大会に出場することはできません。
ただし当日の気温や気候によって主催者の判断でウォームアップウェアやアンダーウェアを着用した状態で試合が許可される可能性もあります。
こちらは当日の主催者の判断になりますので会場に行ってみないと分かりません。
どちらにしてもしっかりと防寒と汗冷え対策を考えた服装を準備しておく必要がありますね。
もしウォームアップウェアやアンダーウェアの着用が可能になった場合も、ロゴの大きさや数は注意しておきましょう。
私は冬の大会に参加した際レフェリーから許可が出たため、体が温まるまでウィンドブレーカーを着るつもりでした。
しかしそのウィンドブレーカーのロゴが規定よりも大きかったため、着ることができず真冬に半袖シャツで試合をすることになりました。
このように県大会や全国大会などの大きい大会であれば、ロゴの規定により注意されることがありますよ。
まとめ

- テニスは出場する大会ごとで服に細かい規定があり、規定にのっとった服でしか大会に参加することができない
- 「テニスウェアを着用すること」と規定されていることが多いが、テニスウェアの明確な定義がないため最終的には大会レフェリーの判断になる
- 当日慌てないため事前に大会の服装規定について確認をしておく必要がある
- テニスの服のブランドを知ることでウェア選びも楽しむことができる
- 冬のテニスの服装は防寒と汗冷え対策のため保温性と吸汗速乾性を意識して選ぶ
- 冬の大会も他の季節と同様に服装規定があるが当日の気温や気候によっては変更される場合もある
テニスの服には大会ごとに様々な規定があるということが分かりました。
しかし練習では自分の好きなウェアを着てファッションも楽しむことができます。
試合でも練習でも着ることができるおしゃれなテニスウェアもたくさんありますので、ウェア選びからぜひ楽しんでみてくださいね。
ラケットや小物、ボトルホルダーまで付いているので、見た目もスタイリッシュです。
また内側の収納力も抜群ですので、必要なものをまとめることができます。
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