
パソコンのタッチパネルが反応しないのはなぜ?
いざパソコンを使おうと思うとタッチパネルが反応しない、なんてことはよくありますよね。
私も普段はマウスを使用しているのですが、出先でノートパソコンを使おうとするとマウスを忘れてきており、タッチパネルが反応しなくて困ったことがあります。
タッチパネルが反応しないときは、無効化されてしまっている場合が多いので、それを直しましょう。
しかし、他にもタッチパネルが反応しなくなる原因はあります。
原因に合わせて対処法が異なるので、まずはどのケースなのかをしっかりと見極めましょう。
この記事では、パソコンのタッチパネルが反応しないときの対処法について紹介します。
また、スマホが反応しないケースについてもあわせて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
キーボードやタッチパネルには、ホコリが詰まってしまいますよね。
また、不特定多数の方が使用するパソコンの場合、菌などが気になります。
こちらは簡単な方法で、キーボードやタッチパネルを保護してくれます。

タッチパネルが反応しないパソコンの対処法を紹介

タッチパネルが反応しないとノートパソコンの場合は困りますよね。
ここでは、なぜタッチパネルが反応しなくなるのかという原因を紹介します。
その上で、原因別の対処法をお伝えしますので、チェックしてみてください。
パソコンのタッチパネルが反応しない主な原因4つ
パソコンのタッチパネルが反応しない原因には、主に下の4つが挙げられます。
この4つのうち、一番可能性が高い原因は「タッチパネル機能が無効化されている」です。
まずはこの場合の対処法を詳しくチェックしてみましょう。
タッチパネルが無効化されている場合は有効に戻そう
パソコンのタッチパネルが反応しない原因で一番多いのは、タッチパネル機能が無効化されてしまっていることです。
この場合は、その機能を有効にすることで解決することができます。
タッチパネル機能を有効化する具体的な方法は主に以下の2つが挙げられます。
- ファンクションキーでタッチパネル機能を有効化する
- Windowsの設定からタッチパネルを有効化する
それではそれぞれの方法について手順を説明しましょう。
<ファンクションキーでタッチパネル機能を有効化する>
ノートパソコンの機種によっては、ファンクションキーの中にタッチパネルの無効化が実装されているものもあります。
その場合は、指定されたファンクションキーを押せば、無効化と有効化を切り替えることができるでしょう。
ちなみに私のパソコンは[Fn]+[F7]でしたが、割り当てられているキーは機種によって異なります。
タッチパッドに×の入ったようなイラストが描かれたキーがあるか確認してみましょう。
<Windowsの設定からタッチパネルを有効化する>
ファンクションキーの設定がない場合は、Windowsの設定からタッチパネルを有効化することができます。
下記の手順でタッチパネルの状況を確認してみてください。
<デバイスドライバーを更新または元に戻す場合>
- Windowsの「設定」アプリを開く
- 「デバイス」を選択
- 「タッチパッド」を選択
- 右側の「タッチパッド」がオンになっていることを確認
「タッチパッド」がオンになっていれば、タッチパネルの使用が可能です。
また、その画面にある「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」にチェックが入っていなければ、マウスが接続されるとタッチパネルが無効化されるので要注意です。
他の原因でタッチパネルが反応しない時の対処法を紹介
タッチパネルが無効化されている場合の対処法について説明しました。
ここからはそれ以外の原因でタッチパネルが反応しないときの対処法を紹介します。
タッチパネルの正しいデバイスドライバーがインストールされていない
タッチパネルのデバイスドライバーが最新バージョンに更新されていない場合や、逆にアップデートしたことによりタッチパネルが反応しなくなる場合があります。
その場合は、デバイスドライバーを更新する、もしくは元に戻してみましょう。Windows10もしくは11の手順は以下の通りです。
<デバイスドライバーを更新または元に戻す場合>
- Windowsの「コントロールパネル」アプリを開く
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 「ヒューマンインターフェイスデバイス」もしくは「マウス」を選択
- 「タッチパッド」を選択
- 「ドライバーの更新」か「ドライバーを元に戻す」を選択
上記のやり方でデバイスドライバーを更新または元に戻すことができますので、試してみてください。
タッチパネルが汚れている
タッチパネルが反応しなくなる要因の一つに、タッチパネルの汚れが挙げられます。
タッチパネルは汚れや湿気に弱く、汚れたり濡れたりしていると動きが悪くなります。
タッチパネルはこまめに掃除をして、清潔な状態を保ちましょう。
掃除をするときは、ティッシュやキッチンペーパーにアルコールスプレーなどをつけて優しく擦るといいですよ。
ただし、タッチパネルやキーボードのすきまに水が入ると破損の原因になりますので、注意しましょう。
タッチパネルが壊れている
これまでのいずれの手順を試してもタッチパネルが反応しない場合は、破損している可能性があります。
その場合は修理をするか、タッチパネルを使わずマウスを使用するか、もしくはパソコン自体を買い替えるかという選択になるでしょう。
タッチパネルが汚れている場合の予防策として、カバーをかける方法があります。
こちらは、使い捨てのカバーとなりますので、汚れがひどければ取って捨てることができます。
ラップのように使用できるので、とても簡単です。

タッチパネルが反応しないスマホの対処法を紹介

これまではパソコンのタッチパネルが反応しない場合の対処法について説明してきました。
同じような現象はスマホでも起こりますよね。
スマホのタッチパネルが反応しない場合はどうすればよいのでしょうか。
ここからはスマホのタッチパネルが反応しないときの対処法について紹介します。
タッチパネルの構造のタイプは大きく分けて3種類ある
まずはタッチパネルの構造について説明します。
タッチパネルの構造のタイプは大きく分けて3種類あり、そのデバイスが使われている状況によって仕組みが異なります。
ここでは、タッチパネルの仕組みについて紹介します。
- 静電容量方式
- 抵抗膜方式
- 赤外線方式
ではタッチパネルのそれぞれの構造について説明します。
<静電容量方式>
静電容量方式には「投影型」と「表面型」の2種類があり、スマホやタブレットなどの小型の端末で主に使われているのが「投影型静電容量方式」です。
これは簡単に言うと電気に反応するタッチパネルです。
人の指がタッチパネルに触れると、センサーが電圧変化を検知し、タッチした場所を認識します。
指が完全に画面に触れていなくても反応しやすい仕様になっていますが、手袋をして電気を通さない状態であれば、反応しません。
<抵抗膜方式>
抵抗膜方式は、タッチパネルが普及し始めたころから使われている仕組みです。
こちらはパネル面に触れた重みに反応するタッチパネルです。
指がタッチパネルに触れた重みで電流が発生し、それを検知して触った場所を把握するという原理になっています。
そのため、手袋をつけて触れてもタッチパネルは反応します。
ただし静電容量方式とは異なり、認識性は弱く、ある程度の押す力は必要になるでしょう。
<赤外線方式>
これはATMや駅の券売機などのタッチパネルに使われている仕組みで、赤外線を利用して触れた場所を認識する方式です。
指でパネルに触れることで画面付近に張り巡らされた赤外線が遮られます。
その結果、触れられた箇所の赤外線の受光量が減少することでタッチ位置を検出するという原理になっています。
スマホのタッチパネルが反応しない原因と対処法を紹介
それではタッチパネルの構造を理解したところでスマホのタッチパネルが反応しない原因について見てみましょう。
- 指が乾燥している
- スマホ画面が汚れている
- スマホの保護シートに問題がある
- アプリの入れすぎなどでスマホに負荷がかかっている
- スマホが故障している
これらがスマホのタッチパネルが反応しない主な原因です。それでは対処法と合わせて詳しく見ていきましょう。
<指が乾燥している場合>
指が乾燥していると静電気を通さないため、タッチパネルが反応しない。
〇対処法
タッチパネルに触れる指を水で濡らすか、日常的に保湿ケアをする。
上述した通り、スマホのタッチパネルは「静電容量方式」という構造でできており、指から分泌される少しの水分に静電気が通り、反応する仕組みになっています。
そのため、過度に乾燥した指ではタッチパネルは反応しない可能性があります。
特に冬場はその現象が起こりやすいので、日ごろからハンドクリームなどで保湿ケアを行うようにしましょう。
<スマホ画面が汚れている場合>
スマホ画面が汚れていると、タッチパネルが反応しないことがある。
〇対処法
スマホは汚れやすいので、スマホクリーナーなどでこまめに拭く。
通話をすると顔が画面に触れて、皮脂や化粧品などがスマホに付着します。
そういった汚れが溜まると、タッチパネルの反応は鈍化します。
スマホが汚れたらこまめに画面を拭き、常にきれいな状態を保っておきましょう。
<スマホの保護シートに問題がある場合>
スマホの画面保護シートが浮き上がっていることで、そこから汚れが入るなどして、タッチパネルが反応しなくなる。
〇対処法
一度保護シートをはがした後、きれいに画面を拭く。
今やスマホの保護シートは必須アイテムですよね。
しかし長い間使っていると、部分的に浮き上がってくることがありませんか?
そこから汚れが入ると、タッチパネルが正常に反応しなくなることがあります。
そういうときは一度保護シートをはがして、画面をきれいにした後、もう一度保護シートを貼りましょう。
<アプリの入れすぎなどでスマホに負荷がかかっている場合>
複数のアプリを同時に起動していたり、ブラウザを複数開いたりすることで、スマホに負荷がかかり、タッチパネルの反応は鈍化する。
〇対処法
使わないアプリは停止させ、ブラウザも閉じる。データ容量を整理する。
過度にスマホに負荷がかかると、タッチパネルの反応が鈍くなることがあります。
実は私も経験があるのですが、そのときは常時起動するアプリをいくつも動かしていたり、大量の写真データなどで空き容量が無かったりと、スマホがとても重くなっていました。
要らない写真やアプリなどは消去し、空き容量を十分に確保した上で、起動時間の長いアプリは停止させておきましょう。
<スマホが故障している場合>
スマホ本体が故障していると、タッチパネルの反応が鈍化する。
〇対処法
スマホの修理もしくは買い替えを行う。
スマホ本体の故障によりタッチパネルの反応が悪い場合は、他の箇所も不具合が生じる可能性が高いです。
そのまま放っておくとスマホが完全に使用できなくなる恐れがあるので、動かせるうちに修理に出すか、新しいものに買い替えをしましょう。
ATMのタッチパネルが反応しない理由は乾燥ではない
スマホの場合のタッチパネルが反応しない場合を見てきましたが、銀行のATMのタッチパネルにおいても同じことが起こることがありますよね。
それも冬場に起こりやすい気がしますが、それはスマホの時と同じく指の乾燥が原因なのでしょうか?
実はATMのタッチパネルが反応しない原因は指の乾燥ではありません。
銀行のATMなどに使われているタッチパネルは上述した「赤外線方式」が原理となっています。
指で触れた箇所の赤外線が遮られて検知するという仕組みなので、指の乾燥は関係ありません。
これは、服の袖が画面に触れることや、荷物を画面の上に置くことで反応が鈍くなっているのです。
冬場に起こりやすいのは、寒さで長い袖の服を着ていたり、防寒グッズなどの荷物が多かったりすることから誤って反応しやすいのではないでしょうか。
この通り、スマホにしてもATMにしても、タッチパネルの構造の原理を理解していれば、対処法が見つけやすいですね。
タッチパネルが反応しないものは修理に出すべき場合も

ここまでタッチパネルが反応しない場合の原因別の対処法を紹介してきました。
いかなる策を講じてもタッチパネルが反応しない場合は、修理に出す必要があるかもしれません。
ここでは、修理のステップへの進み方をデバイスごとに紹介します。
タッチパネルが反応しないパソコンを修理に出そう
タッチパネルが反応しないなどの不具合が生じたパソコンは、修理に出す必要があるかもしれません。
パソコンの場合は、修理専門店、パソコン販売店舗、メーカーの3つから修理をしてもらう場所を選びましょう。
購入した時期によっては、保証の期限が残っている可能性もありますので、保証書を確認しましょう。
また、パソコンの保険に加入している場合は、そちらの補償内容をチェックしてみてください。
そうでなければ、修理の専門店で修理依頼をすることをおすすめします。
大手の専門店であれば、全国対応しているところも多く、宅配修理や訪問修理にも対応してくれるのでとても便利です。
24時間ネットによる依頼ができ、最短即日で駆けつけてくれる業者もあるので、調べてみてくださいね。
タッチパネルが反応しないスマホを修理に出そう
スマホの場合は、契約の際に故障・紛失保険に加入していることが多いので、契約内容を確認しましょう。
Androidスマホなら、携帯キャリアの店頭に持っていき、相談してみるといいでしょう。
しかしiPhoneの場合は携帯キャリアのお店に修理を依頼しても対応してくれない可能性が高いです。
私もiPhoneが故障したことがありますが、契約している携帯会社では修理対応をしてくれず、iPhone修理の専門店に持ち込みました。
修理代はかかりましたが、契約の際に保険に入っていたので、修理にかかった費用を携帯キャリアで使えるポイントで受け取ることができました。
しかし、日本にはiPhoneユーザーが多く、iPhoneの修理ショップはいつも満員です。
修理依頼をするときは、Webで来店予約ができる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ

- パソコンのタッチパネルが反応しない主な理由は、タッチパネルが無効化されているから
- パソコンのタッチパネルが無効化されているときは、ファンクションキーや設定アプリから有効に戻す
- スマホのタッチパネルが反応しないのには、指の乾燥や画面の汚れなどが原因に挙げられる
- デバイスごとのタッチパネルの仕組みを理解すれば、対処法を導き出しやすい
- パソコンを修理に出す場合は、全国対応の修理専門店がおすすめ
- スマホを修理に出すときは、契約時に加入している保険の補償内容を確認する
この記事ではパソコンやスマホのタッチパネルが反応しない場合の対処法について、原因別に解説してきました。
反応しなくなってしまった場合には、対処法を講じた上で、どうしても直らない場合は修理に出す必要があります。
しかし、タッチパネルを汚さずきれいな状態に保つなど、日ごろから自分でできることは気をつけておいた方がいいでしょう。
お金や手間がかかるのももちろんですが、デバイスの故障に伴って大事なデータが消えてしまうことのないように、十分注意したいですね。
タッチパネルを清潔に保つためにカバーをかけましょう。
こちらの商品は、簡単にカバーをかけることができ、簡単に捨てることができます。
せっかくのパソコンを清潔に保ちタッチパネルの不具合を減らしましょう。
