資格取得の支援制度は主婦でも使える!勉強してから働きたい人必見

資格・仕事・人間関係

結婚や出産、子育てなどの理由で仕事を辞めてしまった主婦の方は多いでしょう。

お子さんが大きくなって手がかからなくなったり、家を建てたりしてまた、自分も働いてみようと感じている方もいるのではないでしょうか?

そんな方にぜひ知ってほしいのが、資格取得のための支援制度があることです。

資格取得の支援制度と聞くと、主婦の方ではなくて仕事を退職した方が利用するイメージがあるかもしれません。

しかし、就職を目指す方で条件も満たせばどなたでも資格取得の支援制度を利用できるので、主婦の方も例外ではありませんよ!

今回は、資格取得の支援制度の種類やメリット、デメリットについて詳しく確認していきましょう。

手続きの方法についてもご紹介するので、実際に始める時の参考にしてくださいね。

スマホ依存になっていませんか?勉強中、集中できなくて、ついついスマホに触ってしまう方も多いですよね。

そんな方は、スマホ本体ごとブロックしませんか?スマホを気にせず勉強に集中できます。

確実に資格を取得して、再就職に繋げましょう。

資格取得の支援制度は主婦も利用可能!就職に活かそう

資格取得の支援制度は主婦も利用できますが、どんな種類のものがあるのでしょうか。

主婦の皆さんにおすすめしたいのは、国や自治体が運営している資格取得の支援制度である職業訓練です。

職業訓練は「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つの種類があります。

また、給付金には教育訓練給付金というものもあります。3種類あり「一般教育訓練」「専門実践教育訓練」「特定一般教育訓練」があります。

まず、給付金について簡単に説明してから、職業訓練の特徴について紹介していきますね。

始めるべきか否かに迷っている方も多くいらっしゃると思います。

そんな主婦の皆さんに資格取得する支援制度の「職業訓練」を利用するメリットとデメリットについてもご説明します。

資格取得の支援制度には給付金に種類がある!

資格取得の支援制度には職業訓練と教育訓練給付金があり、種類がそれぞれ2つと3つあります。

今回は表で簡単に分かるようにしてみたので、チェックしてくださいね。

まずは、職業訓練から表でまとめてみますね。職業訓練は2種類あります。

制度種類公共職業訓練求職者支援訓練
対象者離職者離職者
雇用保険失業保険受給中雇用保険の受給資格なし
支給金額受講料が無料
受講手当(1日500円)
受講のための交通費
受講料が無料

次は、教育訓練給付金を表でまとめてみます。教育訓練給付金は3種類あります。

制度種類一般教育訓練専門実践教育訓練特定一般教育訓練
対象者在職、離職問わない在職、離職問わない在職、離職問わない
雇用保険雇用保険の被保険者か
被保険者だった
雇用保険の被保険者か
被保険者だった
雇用保険の被保険者か
被保険者だった
支給金額受講料の20%
(上限10万円)
受講料の50%から70%
(年間上限40万円)
受講費用の40%
(上限20万円)

なんとなく、イメージはできますか?また詳しく説明していくので一緒に確認していきましょうね。

公共職業訓練と求職者支援訓練の特徴をチェックしよう

実は職業訓練には「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」のどちらにも共通する魅力があります。

どちらにも共通する魅力とは、テキスト代などは必要ですが、対象講座が無料で受講できるところです。

主婦の皆さんが就職をする時にどうしても取得しておきたいスキルがあったとします。

そのスキルを取得する時に莫大な受講料がかかってしまうと、こんなに高いなら学べないと、あきらめてしまうこともあるのではないでしょうか。

職業訓練であれば受講料については無料なので始めやすく、希望した就職先につながっていきますね。

それでは、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」のそれぞれの特徴についても確認していきましょう。

公共職業訓練

雇用保険受給資格者(失業保険を受給中の方)が対象の制度です。

  • 訓練期間…6か月から2年程度
  • 受講できる内容…ものづくりや事務、IT系など幅広いコースあり

<手当>

  • 基本手当(失業手当のこと)
  • 受講手当(訓練日1日について500円)
  • 通所手当(交通費のこと)
  • 寄宿手当(自宅から訓練に通えない時)

公共職業訓練は基本的に雇用保険受給資格者が対象なので、主婦の方で該当する方は少ないかもしれませんね。一応確認していきましょう。

公共職業訓練の良いところは、通常は自己都合で退職した場合に失業保険給付を貰うためには3か月以上たっていないといけないですが、すぐに給付金がもらえます。

また、失業保険を受けるために必要な月1回の手続きも、職業訓練校が代わりに行ってくれるため便利です。

公共職業訓練は失業保険を受ける方にはおすすめの面が多いですね。

求職者支援訓練

雇用保険受給の資格のない方が対象の制度です。

  • 訓練期間…3か月から6か月程度
  • 受講できる内容…IT系や介護・福祉、医療事務などのコースあり

<条件を満たせば下記の職業訓練受講給付金を受給できる>

  • 条件を満たせば受講手当(1か月について10万円)
  • 通所手当(交通費のこと)
  • 寄宿手当(自宅から訓練に通えない時)

主婦の皆さんにおすすめなのはこの求職者支援訓練になります。詳しく見ていきましょう。

雇用保険受給の資格がない方とは、フリーターやパート等で雇用保険に加入していなかった方や、失業保険の受給が終了した方のことです。

受講できる内容には、基礎コースと実践コースがあり、どちらも受講料は無料になります。

職業訓練受講給付金の受給できる条件はこの記事の最後で詳しく説明していきますね。

厚生労働省HPハロートレーニング(引用:厚生労働省)

職業訓練のメリットデメリットで活用するかを考えよう

職業訓練のメリットとデメリットには何があるのでしょうか、確認してみましょう。

メリットとデメリットが分からないと、始めるのが心配になってしまうよね

職業訓練をするメリットとデメリットが分かれば、メリットは一押しに、デメリットは受け入れられるかどうかの判断基準になりますよね。確認しましょう。

メリット
  • 受講料がタダ
  • 保育園・こども園にお子さんを預けられる
  • 国家資格の取得や実地の試験免除があることも
  • 仲間と一緒に学べる
  • 条件を満たせば手当を受けながら訓練を受けられる

こんなに沢山のメリットがあるのですね。一つずつ確認していきましょう。

<受講料がタダ>

繰り返しになりますが、どの職業訓練コースを受講したとしても授業料がタダです。

民間のスクールに通うと受講料が数万から数十万になるところですが、職業訓練であれば無料になります。

これから就職したいと考えてスキルを取得する方にとっては外せないポイントですよね。

<保育園・こども園にお子さんを預けられる>

主婦の方には小さなお子さんがいて、職業訓練に通う時間がないという方もいらっしゃるかもしれません。

職業訓練であれば保育園やこども園に通わせることができる要件に該当することが多いので、お子さんを預けることが可能です。

ただし、詳しい要件については各自治体の窓口に相談してみてくださいね。

無料の託児サービス付き訓練コースがあったり、短時間(1日4時間)の訓練コースもあったりするのでハローワークで相談してみることをおすすめします。

<国家資格の取得や実地の試験免除があることも>

主に介護系ですが、一定の条件を満たせば試験が免除されたり、卒業後の資格取得の実地試験が免除されたりする講座もあるようです。

講座を終わったらすぐに、資格取得が可能なので早く就職を目指したいという方にはメリットになりますね。

<仲間と一緒に学べる>

どんなに目標があっても、独学ではなかなか続けられずに途中であきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、同じクラスで学ぶ仲間がいれば頑張るためのモチベーションアップにつながることでしょう。

勉強は確かに大変かもしれませんが、自分のやりたいことのために仲間と一緒に学ぶ時間はなんだかワクワクしてきませんか。

<条件を満たせば手当を受けながら訓練を受けられる>

雇用保険を受給できない方は条件を満たせば「職業訓練受講給付金」を受けることが可能です。

職業訓練受講給付金の詳しい条件については記事の最後で詳しく説明します。

スキルを学ぶことができて、なおかつ手当がもらえるのであればぜひ利用したいですね。

デメリット
  • 時間や労力がかなりかかる
  • 受けたい講座が受けられないこともある
  • 働きながら受講するのが難しい

デメリットを受け入れられるかどうかで、職業訓練のハードルが変わってきますよね。

<時間や労力がかなりかかる>

具体的にどんなことに時間や労力がかかるのか見ていきましょう。

  • 申し込みから受講までの時間
  • 選考試験のための対策時間
  • 職業訓練に通う時間と労力

本当にスキルを習得して、就職をしたいという強い意志がなければ、始めてから続けていくのは難しいのかもしれません。

特に職業訓練に通う時間や労力は、大きいです。毎日きちんと職業訓練に通い勉強をして、帰ってからも課題がでることもあるでしょう。

日常の家事をこなしながら、勉強も始めるというのは負担に感じてしまう方が多いかもしれません。

<受けたい講座が受けられないこともある>

ITやWeb系の講座などの人気があるものは倍率が高くて、選考に落ちてしまう可能性があります。

私の知人も、Web系の講座を受講したいと考えて応募したところ、選考に落ちてしまったと話していました。

ただ、隣の地域で同じ時期にあった選考に応募したところ、無事受かったと喜んでいました。

少し遠いので講座を受けに行くのは大変だけど、学びたいことが学べることが嬉しいと毎日頑張って勉強していました。

無事講座を終えた後に、企業で正社員として入社を果たすために頑張っています。

講座の選考に落ちてしまった時に、別のコースを受講するのか、別の地域で申し込むのかなどを考えておきましょうね。

<働きながら受講するのが難しい>

パートで働きながら受講をすることは禁止されてはいませんが、難しいでしょう。

また、週20時間を超えてしまうと職業訓練の対象外になってしまうので注意が必要になります。

あくまでも職業訓練で勉強している間は、スキルの習得をするために学ぶことが一番大切になるので仕事で勉強がおろそかにならないようにしましょう。

職業訓練を始める申し込みから受講までの流れを説明

職業訓練したいけど、きちんと手続きができるか心配だな

いざ職業訓練を始めたくても申し込みから受講までの流れが分からなければ難しいですよね。

ここでは、職業訓練を始める流れを詳しく説明していきますので、ぜひチェックしてください!

  1. ハローワークに相談に行く
  2. ハローワークに申し込みをする
  3. 筆記試験と面接試験を受ける
  4. 合格できたら正式な受講手続きを行う
  5. 職業訓練の受講を開始する

ハローワークに申し込みをして、試験に合格ができたら職業訓練を始めることができるのですね。流れを1つずつ確認していきましょう。

<ハローワークに相談に行く>

まずは、ハローワークに職業訓練を受けたいことを伝えて、説明を受けるところから始まります。

職業訓練を受けるには、ハローワークから職業訓練が必要で、受けるために必要な能力があると判断される必要があります。

そう判断されれば、職業訓練の申し込みを行うことができるようになります。

<ハローワークに申し込みをする>

ハローワークで希望コースの職業訓練に受講申込書を提出すれば申し込みが終了します。

ただし、残念なことに希望するコースの申し込みが受け付けてもらえるとは限りません。

できるだけ、受け付けてもらいやすくするために、「このコースを受けて自分がどうなりたいと考えているか」について明確に伝えられるようにしましょう。

<筆記試験と面接試験を受ける>

職業訓練を始めるためには筆記試験と面接試験に合格する必要があります。

筆記試験は文章が正しく理解できるかなどの一般常識を問われる試験です。

面接試験は筆記試験よりも重きがおかれており、「就職してくれそうな人」が合格しやすいです。

面接ではしっかりと就職するという意思を伝えることが大切です。

<合格できたら正式な受講手続きを行う>

試験に合格できたら合格通知が届くので、それをもってハローワークに行きましょう。

ハローワークで正式な受講手続きを行い、職業訓練が始まるまでに準備しておくことなどの詳しい説明があります。

<職業訓練の受講を開始する>

もし、欠席や遅刻、早退が多いと職業訓練は打ち切りになり退校となってしまいます。

やむを得ない事情があっても、支給単位期間の中で講座の出席率が8割を下回ってしまうと退校になってしまうので気を付けましょう。

また、退校処分になると給付金の返還義務が生じてしまうので、そうならないように気を付けましょう。

職業訓練は始めるまでの手続きではなく、始めてからが大切であるということをしっかりと心にとめておいてくださいね。

資格取得の支援制度で教育訓練給付金を利用する選択

資格取得の支援制度で職業訓練についてはご説明しましたが、それとは別に教育訓練給付金を利用することもできます。

ただし、教育訓練給付金は雇用保険に一定期間加入していたことなどの条件があるため該当するかどうか確認する必要があります。

資格取得の支援制度としては教育訓練給付金も該当するため、3つの種類について詳しく説明していきますね。

教育訓練給付金受講料は無料にはならないものの、講座種類が豊富で、質の良い講座を選ぶことができるというおすすめポイントがあります。

ぜひ、資格取得の支援制度を選ぶ際の選択肢として候補に入れてみてくださいね。

教育訓練給付金の特徴と3つの種類について説明

教育訓練給付金とはどんな制度なの

そうですね。まず、教育訓練給付金は雇用保険に一定期間加入している又はしていた方が利用できる制度です。

条件を満たす方が、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講して修了した場合に、費用の一部が支給されます。

つまり、雇用保険に一定期間加入していたことが条件の一つなので、仕事をしていたけど出産などの事情があって辞めた方が主な対象者ですね。

パートやアルバイト、派遣労働者だった方も雇用保険に加入されていれば利用可能になります。

教育訓練給付金のおすすめポイントは職業訓練よりも講座種類が豊富で、質の良い講座を選ぶことができるところです。

教育訓練給付金の特徴について簡単に説明したところで、次は3つの種類についてご説明していきます。

教育訓練給付金の種類
  • 一般教育訓練
  • 専門実践教育訓練
  • 特定一般教育訓練

教育訓練給付金は以上3つの種類に分かれています。種類ごとに特徴を確認していきましょう。

一般教育訓練
  • 対象の教育訓練…雇用の安定や就職の促進に資するもの
  • 支給額…受講費用の20%(上限10万円)
  • 取得できる資格…簿記、TOEIC、ITパスポートなど
  • 手続き…スクールに教育訓練を利用すると申告し、終了後1か月以内にハローワークで支給申請を行う。

他の2つの訓練と違って事前にハローワークで申請手続きをする必要がないため、簡単に始めることができます。

専門実践教育訓練
  • 対象の教育訓練…中長期的キャリア形成に資するもので、一般よりも専門的なもの
  • 支給額…受講費用の50%(年間上限40万円)が6か月ごとに支給される
  • 追加支給…資格を取得し、終了の翌日から1年以内に被保険者として雇用されると、さらに受講費用の20%が支給される(合計70%)
  • 取得できる資格…看護師、保育士、調理師、キャリアコンサルタントなど
  • 手続き…受講前に訓練前キャリアコンサルティングの受講して、ジョブカードの作成やハローワークへの申請が必要

一般教育訓練よりは取得までの時間や学費はかかるものの、より専門的で就職に直結するような資格を取得することが可能です。

専門実践教育訓練を希望する場合は、ハローワークでの手続きを行ってから受講することを忘れないようにしてくださいね。

特定一般教育訓練
  • 対象の教育訓練…特に労働者の速やかな再就職及び早期のキャリア形成に資するもの
  • 支給額…受講費用の40%(上限20万円)
  • 取得できる資格…介護職員初任者研修、宅建士、登録販売員など
  • 手続き…受講前に訓練前キャリアコンサルティングの受講して、ジョブカードの作成やハローワークへの申請が必要

特定一般教育訓練は専門実践教育訓練よりも短い期間で取得が目指せる、専門的な資格が対象になっています。

専門実践教育訓練と同じく希望する場合は、ハローワークでの手続きを行ってから受講することを忘れないようにしてくださいね。

以上で3種類の教育訓練給付金についてご説明しました。取得ができる資格はそれぞれ違うので、あなたが取得したい資格があるものを選ぶと良いでしょう。

教育訓練給付制度(引用:厚生労働省)

教育訓練給付金受給には雇用保険加入などの条件がある

教育訓練給付金はだれでも受けられるわけではなく、受給するための条件があります。

主婦の方が教育訓練給付金を受けるためには、まず雇用保険に加入したことがなければいけません。

正社員ではなくて、パートやアルバイト、派遣労働者だった方も、雇用保険に加入している可能性もありますよ。

教育訓練給付金受給の条件
  • 雇用保険に1年以上加入していること(専門実践教育訓練を利用したい時は2年)
  • 妊娠、出産、育児(子どもが18歳未満)で離職後20年以内の方は、管轄のハローワークで教育訓練給付適用対象期間延長申請書を提出

2回目以降の方は、前回の受給後に雇用保険に3年以上加入している必要があるので注意です。

教育訓練給付金を受給するためには、通常離職後の1年間でなければ受けられませんが、育児、出産等で受けられない場合は、20年まで延長されます。

主婦の方で自分が教育訓練給付金の受給対象になるのか、分からない方は「支給要件照会」でハローワークに問い合わせてみましょう!

支給要件照会の必要書類
  • 教育訓練給付金支給要件照会票
  • 本人と住所の確認できる書類(運転免許証など)

支給要件照会の必要書類を用意して、管轄のハローワークに提出すると、後日「教育訓練給付金支給要件回答書」として結果が返ってきます。

ハローワークで確認してもらえれば、自分で確認するよりも確実で安心ですよね。

教育訓練適用対象期間延長が最大20年になります(引用:厚生労働省)

資格取得の支援制度で学んだことを活かし就職を目指す

資格取得の支援制度で学んだことを活かすにはどうしたら良いのでしょうか。

資格取得の支援制度で学んだことを活かすには、学んだことを履歴書に記入してアピールすることなどができます。

他にも、学んだことを活かして就職するために、資格取得の支援制度で取得するスキルを就職率の高いものを選ぶなどの方法もあります。

学んだことを活かす方法について詳しく紹介していくので確認してくださいね。

また、記事の最後でご説明するとお伝えしていた「職業訓練受講給付金」についても紹介していきますね。

資格取得の支援制度で学んだことの活す方法を3つ紹介

資格取得の支援制度で学んだことを活かす方法はいくつかありますが、ここでは3つご紹介します。

  • 学んだスキルを履歴書でアピール
  • 就職率が高い講座を選択して受講
  • 自分の価値を上げられる講座を選択

履歴書でアピールする以外は、講座を選ぶところから意識しなければいけない内容ですね。確認していきましょう。

<学んだスキルを履歴書でアピール>

資格取得の支援制度で学んだことを履歴書に記入することで、働いていなかった期間も努力していたことがアピールできます。

履歴書に記入する際は、「学歴」ではなく「職歴」の欄に書くようにしましょうね。

職業訓練や教育訓練で何を学び、仕事でどう活かしていきたいのかをしっかりアピールできるようにしましょう。

<就職率が高い講座を選択して受講>

講座を就職率の高い介護福祉や医療事務などを選択することで、就職につながりやすくなりますね

早く就職したいと考えている方は講座を選ぶ時にも意識しておきましょう。

また、リモートワークなどの働き方をしたい方は、Web系の講座を選ぶことで希望の働き方ができる可能性が高まります。

<自分の価値を上げられる講座を選択>

同じ事務系の職種に就くとしても、Webサイトの更新ができるなどのスキルがあればアピールポイントになります。

自分に付加価値をつけていくことで、企業が自分を選ぶ理由を増やして就職につなげましょう。

そのために、自分がなりたい職業でどんなスキルがあれば有利かどうかを、事前に考えて講座を選択したいですね。

職業訓練受講給付金が受給できる条件を紹介

職業訓練受講給付金が受給できる条件について詳しく確認していきましょう。

条件
  1. 職業訓練(求職者支援制度)を受給できる人
  2. 本人収入が8万円以下または、シフト制で働く方などは月12万円以下
  3. 世帯全体の収入が月40万円以下
  4. 世帯全体の金融資産が300万円以下
  5. 現在、居住している所以外に「土地」や「建物」を所有していない
  6. 訓練の8割以上に出席する(病気や仕事など以外の理由で欠席したら、給付金は日割りで支給)
  7. 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者はいない
  8. 過去3年以内で、偽りその他不正行為により、特定の給付金の支給を受けていない

2,3,6については令和5年3月末までの特例措置なので注意しましょう。

私は職業訓練受講給付金の受給ができそう!

良かったですね。職業訓練受講給付金の条件に該当する方は、ハローワークで職業訓練の申し込みをする時に一緒に相談しておきましょう。

求職者支援制度のご案内(引用:厚生労働省)

いよいよ、資格取得の勉強が始められますね。

でも、ついついスマホをいじっていませんか。「ママ友からの連絡で…」と言い訳していませんか。

意思が弱い方は半強制的にブロックしてしまいましょう!!絶対合格しましょうね。

実際に資格取得の支援制度で勉強された方の勉強法

今回は資格取得の支援制度である一般教育訓練を利用して、日本化粧品検定1級を取得したNさんにお話をお聞きしました。

仕事をしながらの資格取得だったので、勉強と仕事の両立が大変だったと話していました。

そんなNさんの勉強法についてポイントを2つまとめてみました。

  • 空いた時間に反復練習をする
  • 毎日勉強する範囲を決めて、それ以上はやらない

仕事と両立するには、空いた時間を有効活用して、モチベーションを下げない工夫が必要になります。

主婦の方は仕事が、家事に置き換わるかもしれませんね。家事の合間に試してみてください!

<空いた時間に反復練習をする>

空いた時間を有効活用して、反復練習をして勉強をしました。

Yさんは電車通勤をしており、その時間に毎日テキストを読んで勉強していたそうです。

まとまった勉強ができる週末に、理解ができているかを問題集で試すということを繰り返していました。

また、過去問も参考でもらえたそうで、それをもとに時間配分を意識していたとおっしゃっていました。

<毎日勉強する範囲を決めて、それ以上はやらない>

毎日勉強する範囲を決めて、それ以上はやらないとすることでモチベーションの維持を目指しました。

Yさんは申し込みから試験までが、3か月しかなかったため、短期集中で勉強を進めたそうです。

しかし、週末の時間がある時でも、「自分でここまでやる」と決めた場所までしかやらないようにすることで、モチベーションが下がらないように意識したそうです。

ぜひ、Yさんの勉強法も参考にして資格取得のために活かしてくださいね。

まとめ

  • 主婦が使える受講料が無料の資格取得の支援制度には公共職業訓練と求職者支援訓練がある
  • 主婦が職業訓練を行う主なメリットは受講料が無料の点、デメリットは時間や労力がかなりかかる点
  • ハローワークに申し込みをして、試験に合格ができたら職業訓練を始めることができる
  • 教育訓練給付金は条件を満たす方が、教育訓練を受講して修了した場合に、費用の一部が支給される制度
  • 資格取得の支援制度で学んだことは履歴書に記入してアピールするか、就職しやすいスキルを学べる講座を選ぶ

主婦の方が資格取得の支援制度を利用する時におすすめなのは、受講料が無料の職業訓練です。

他にも、費用の一部を支給してもらえて、豊富な講座の種類がある教育訓練給付金の制度もあります。

あなたが取得したいと考える資格が学べる制度を利用して、就職に活かしてくださいね。

資格取得の支援制度が受けられる!!では勉強しよう!!

と気合を入れても、ポチポチとスマホ触っていませんか?

勉強の間はスマホ厳禁!!しっかりと勉強して資格を取得しましょう。

タイトルとURLをコピーしました