
うちの子はすごく寝るけど大丈夫なのかな?
愛犬が寝てばかりいて心配になる方もいるのではないでしょうか。
シニア犬は、成犬の時よりも睡眠の時間が長くなります。
シニア犬に必要な睡眠の時間を知ることで、愛犬の睡眠を安心して見守ることができるのではないでしょうか。
そして、1日のほとんどを寝て過ごす愛犬が、ストレスなく快適に眠る環境を作ってあげたいですよね。
この記事では、シニア犬の睡眠の時間についてや、快適な環境の作り方などを紹介します。
あなたの大切な家族が快適に過ごせるお手伝いができれば幸いです。
シニア犬がストレスなく快適に眠るためにベッド選びも大切です。
しっかりと睡眠をとって疲労を回復させてあげましょう。
広告

シニア犬の睡眠の時間は成犬より長い?違いを知ろう

愛犬が寝てばかりいると、体調が悪いのかと思う方もいるのではないでしょうか。
特にシニア犬になると睡眠の時間も長くなるので、心配に思う方が多いと思います。
犬は1日のほとんどを寝て過ごすことになります。そして、成犬とシニア犬で睡眠の時間が異なります。
犬の睡眠時間の違いをしって、愛犬の睡眠を温かく見守りましょう。
シニア犬は何歳から?犬の年齢について知ろう
シニア犬は成犬よりも睡眠の時間が長いとお伝えしましたが、そもそも何歳からがシニア犬になるのでしょうか。
まずは、犬の年齢についてお伝えしていきますね。
~9ヶ月頃まで
生後半年くらいで急激に成長し、幼犬の時期は約1年程で終わってしまいます。
1~6歳頃まで
1歳くらいで成長が大体止まります。成犬の時期は幼犬の時期に比べると長く感じますが、犬の成長スピードが速いのは一目瞭然ですね。
7歳~
犬種によって違いはありますが、だいたい7歳を過ぎた頃からシニア犬になると言われています。
犬の年齢をひとつの目安としてしっておくとで、年齢に応じて必要な対応をしてあげることができると思います。
成犬とシニア犬では睡眠の時間が違う?適正時間を紹介
幼犬からシニア犬まで、適正な睡眠の時間が変わってきます。
私自身の話になりますが、愛犬2匹と一緒に生活をしています。
生後3ヶ月頃から2匹同時にお迎えをし、現在3歳になります。
幼犬の頃は1日のほとんどを寝て過ごしていましたが、今は幼犬の頃と比べると活動時間も長くなりました。
成犬の時期も半分にさしかかり、シニア期のことも考えておかないといけないなと思っています。
家族の一員である大切な愛犬の健康を守るためにも、必要な睡眠の時間はどれくらいなのか一緒に見ていきましょう。
18~19時間程度
幼犬の時期は18時間以上の睡眠が必要だと言われています。
睡眠の時間が短いと、成長に影響を及ぼしかねません。病気の原因になることもあります。
幼犬の時期は、あまり構い過ぎるのはよくありません。
寝ている場合は無理に起こすことはせず、そっとしておきましょう。
12時間程度
成犬の1日の睡眠時間は12時間程度と言われています。
犬は睡眠が浅いため、浅い睡眠をこまめにとることで睡眠時間を確保しています。
ですので、連続で12時間の睡眠が必要というわけではなく、トータルで12時間程度睡眠がとれていれば大丈夫です。
18~19時間程度
シニア犬は幼犬と同じくらいの睡眠時間が必要になります。
ただ幼犬と違ってシニア犬は、体力も落ちて疲れやすくなるため、これだけの睡眠時間が必要になってきます。
犬種によっても異なりますが、犬にも睡眠の適正時間というものがあります。
これらを見て分かる通り、犬は1日のほとんどを寝て過ごすことになります。
せっかくなら、少しでも快適な睡眠ができるように環境を整えてあげたいですね。
シニア犬は睡眠の環境も重要?注意点も紹介

睡眠は疲れた身体を休ませ回復させる働きがあるため、人間と同様、犬にとっても睡眠の時間はとても大切になります。
特にシニア犬は成犬の頃よりも体力が低下するため、疲労を回復させるのにどうしても時間がかかってしまいます。
眠る時間が多くなるからこそ、愛犬がストレスを感じることなく、快適な睡眠がとれるようにしてあげたいですよね。
私自身も、快適な睡眠時間を確保してあげられるように、愛犬の睡眠環境には日頃から気をつけるようにしています。
この章では、愛犬の為にできる快適な睡眠の環境作りや注意点についてご紹介します。
犬にとって快適な睡眠の環境は?ポイントを紹介
愛犬の健康を守ってあげるためにも、快適な睡眠の環境を作ってあげることが大切になります。
愛犬が安心して寝ることができるように、睡眠環境についていくつかご紹介します。
- ベッドは季節ごとに快適な素材を選ぶ
- ベッドとトイレは分ける
- 昼間に寝る場所を用意する
- ベッドの設置場所に注意する
紹介した4つのポイントについて詳しく説明していきますね。
<ベッドは季節ごとに快適な素材を選ぶ>
ベッドは季節ごとに素材を変えてあげることをおすすめします。
夏は、通気性のいい素材や冷却マットなどを選ぶようにしましょう。
冬は、毛布などの保温性の高い素材や、犬用の湯たんぽを活用するといいです。
私の家でも、季節によってベッドに使用する素材を変えています。
気持ちよく眠る愛犬の姿を見ていると、幸せな気持ちになります。
<ベッドとトイレは分ける>
犬はとてもきれい好きです。寝床とトイレを別にしてあげることで、快適に睡眠をとることができます。
私の家では、ゲージの中のベッドに少し高さをつけ、トイレと区別しやすいように工夫しています。
<昼間に寝る場所を用意する>
夜は愛犬とベッドで一緒に寝ている方もいると思いますが、犬は分けて睡眠をとるため、昼間に寝る場所も用意してあげる必要があります。
ゲージやフローリングは床が硬いため、クッション性の高いベッドを用意してあげましょう。
ゲージやフローリングに直接寝ると、関節の痛みや脱毛の原因になる場合もあるため注意が必要です。
<ベッドの設置場所に注意する>
ゲージでお留守番するようであれば、ゲージの中に愛犬のベッドを設置してあげましょう。
日中愛犬と一緒に過ごす場合は、リビングの隅など、家族の気配が感じられる場所にベッドを設置してあげるといいです。
家族の気配を感じられることで、安心して寝ることができます。
また、玄関や廊下、窓の近くなどは物音が多いのでベッドを設置する場所には適していません。
日中の過ごし方はご家庭によって違うと思いますが、愛犬が安心できる場所にベッドを設置するようにしてあげてくださいね。
シニア犬は睡眠の環境を見直すべき?寝床を確認しよう
シニア犬になると睡眠の時間も長いため、環境の見直しなども必要になってきます。
疲労の回復に時間がかかるシニア犬だからこそ、しっかりと睡眠をとれるようにしてあげることが大切です。
ここでは、シニア犬の快適な睡眠の環境に必要なポイントを紹介します。
- ベッドと配置場所を見直す
- 部屋の温度を確認する
- 日中に刺激を与えてあげる
上記の3つのポイントを、もう少し詳しく見ていきましょう。
<ベッドと配置場所を見直す>
寝ている時間が長くなると、床ずれを起こす可能性があります。
ベッドの見直しをし、床ずれを予防できるベッドを用意してあげてください。
表面の素材が柔らかいもので、防水加工されているものだとなおいいでしょう。
また、シニア犬は体温の調整機能が低下するので、暑さや寒さに弱くなります。
エアコンをつける時は、冷房や暖房の風が直接当たらない位置にベッドを置いてあげてください。
<部屋の温度を確認する>
犬種によって多少違いはありますが、体温調整の機能が低下するシニア犬は特に部屋の温度設定に注意が必要です。
部屋の温度は25℃前後に設定するようにしましょう。また、湿度は50~60%位がいいとされています。
人が快適に過ごせる部屋の温度を意識するとわかりやすいかと思います。
<日中に刺激を与えてあげる>
日中、外に出て太陽の光をたくさん浴びて散歩をしたり、家の中で遊んであげたりして刺激を与えてあげるといいです。
そうすることで、夜にきちんと睡眠をとることができます。
一日のほとんどを寝て過ごす愛犬に、よりよい睡眠環境を整えてあげたいですね。
また、シニア犬は睡眠についても注意しておきたいことがいくつかあります。
次で紹介していきますので、チェックしてみてくださいね。
シニア犬の睡眠で注意すべき点は?7つ紹介
シニア犬の睡眠での注意点を7つ紹介していきます。
- 筋力の低下や肥満
- 体重の減少
- 関節のこわばり
- 冷え
- 寝相の変化
- いびきの悪化
- 睡眠の質の変化
これらの7つの注意すべき点を、詳しく解説していきますね。
<筋力の低下や肥満>
睡眠時間が長くなることで、活動時間が減り運動不足になってしまう可能性があります。
運動不足で筋力が低下することで、基礎代謝量も減り、太りやすくなってしまいます。
シニア犬の健康維持の為には、肥満の防止は必要不可欠です。
私の家では将来の健康維持のためにも、成犬の時期から体型管理には気をつけるようにしています。
愛犬の様子を見ながら、無理のない範囲での散歩や室内での遊びを取り入れるようにして、身体を動かしてあげるようにしましょう。
<体重の減少>
睡眠時間が増えることで、身体を動かすことが減り、食欲不振になる場合もあります。
食欲不振が続いてしまうと十分な栄養がとれず、体重が減少してしまいます。
シニア期に入ったら、食事と体重のチェックをこまめに行うようにしましょう。
<関節のこわばり>
睡眠時間が長いことで、関節がこわばりやすくなってしまいます。
犬は思うように身体を動かせなくなると、動くのを嫌がる傾向があります。
動かなくなると、余計関節に負担がかかってしまい、悪循環を引き起こしてしまう可能性もあります。
シニア犬は、老化による骨の変形や炎症で痛みが出てしまうこともあるので、炎症を起こす前にきちんとケアをしてあげる必要があります。
そして、病院での定期的な健康診断も受けるようにしましょう。
<冷え>
睡眠の時間が増えることで、血行が悪くなり身体が冷えやすくなる場合があります。
身体が冷えると、胃腸の働きが弱くなってしまう原因にもなります。
マッサージや運動を取り入れるようにして、血行を促進してあげるようにしましょう。
<寝相の変化>
いつも無防備に寝ていた愛犬が、ある日突然丸まって寝たり、うつ伏せに寝たりと寝相の変化があった場合は、身体に問題がないか注意深く見てあげてください。
犬は、身体に痛みがある時に丸まって寝たり、呼吸が苦しい時にうつ伏せで寝たりする傾向があります。
<いびきの悪化>
シニア犬になると喉や首の筋力も低下します。そのため、成犬の時よりもいびきが出やすくなります。
しかし、急にいびきをかくようになったり、いびきが悪化したりした場合は注意が必要です。
病気の可能性もあるので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
<睡眠の質の変化>
シニア犬になると、睡眠の質にも変化が表れることがあります。
夜中に何度も起きてしまったり、なかなか寝ようとしてくれなかったりして睡眠障害につながる場合があります。
睡眠障害を引き起こすと、夜鳴きをする原因にもなります。
愛犬がきちんと睡眠をとれていない場合は、病気の可能性もあるので、早めに病院に行き獣医師さんに相談してください。
シニア期に入ったら特に、日頃から愛犬に寄り添い、注意深く観察してあげることが大切ですね。
目に見えて健康状態に問題がなかったとしても、中には病気が潜んでいる可能性もあるので、睡眠の変化が見られた時は、病院に行き獣医師さんに相談してみてくださいね。
ベッドの見直しをする際は、床ずれや関節のこわばりを予防してくれるものを選ぶといいでしょう。
こちらのベッドは床ずれなどを予防し、愛犬の快眠をサポートしてくれますよ。
防水カバーもついているので、飼い主さんの負担も軽減してくれます。
広告

シニア犬の睡眠に睡眠薬は必要?夜鳴き対策を紹介

先ほど、睡眠の注意点のところであげた「睡眠の質の変化」についてもう少し詳しくお話しさせてください。
シニア期に入り、なかなか眠ってくれない日々が続くと、夜鳴きをする場合があります。
夜鳴きがひどくなると、一晩中泣き続けることもあります。
睡眠がきちんととれないことで体力の回復もできず、愛犬が眠れないという状態はよくありません。
また、夜鳴きがひどくなった場合は、愛犬を見守る飼い主さもどうしていいかわからず、困り果ててしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、夜鳴きの原因と対処法について紹介します。
シニア犬の夜鳴きの原因を知ろう!対処法も紹介
シニア犬の夜鳴きは考えられる原因がいくつかありますが、原因を知ることで早めに対策ができ、状況の改善につながると思います。
- 飼い主さんに要求したいことがある
- 不安に感じていることがある
- 身体の痛みがある
- 認知症になっている
- 頻尿になっている
これらの5つの原因について詳しく見ていきましょう。対策も一緒にご紹介していきます。
<飼い主さんに要求したいことがある>
愛犬が眠れていない時は、飼い主さんに何かして欲しいことがあるかもしれません。
シニア期に入ると自分でできないことも増えてきて、飼い主さんに助けを求めることがあります。
「お水を飲ませて欲しい」「トイレに行きたい」など、要求はさまざまだと思いますが、愛犬が何を求めているのかを察してあげてください。
そして、愛犬が求めていることをかなえてあげるようにしてあげてください。
<不安に感じていることがある>
シニア期に入ると、今までできていたことができなくなってしまったり、身体が思うように動かなくなってしまったりすると、犬は不安を感じてしまいます。
飼い主さんと離れることで、その不安を強く感じるようにもなってしまうこともあります。
愛犬と寝る場所を分けている場合は、飼い主さんが近くにいないことを不安に感じ、夜鳴きをしてしまうことがあります。
もし可能であれば寝室を一緒にするなどの対策をし、愛犬の不安を取り除くようにしてあげるといいでしょう。
<身体の痛みがある>
慢性的な身体の痛みで眠ることができず、夜鳴きをすることがあります。
睡眠時間が増えることで関節がこわばり、身体に痛みが出る場合があると言うことは、注意点のところでお話しさせていただきました。
シニア犬になると病気にかかりやすくなるため、病気の症状から身体の痛みが出てくる場合もあります。
身体を痛がる仕草を見せた場合は、早めに病院に行き診察してもらうようにしましょう。
<認知症になっている>
認知症については、愛犬がシニア期に入った時に気をつけたい病気の一つです。
認知症になると、夜鳴きをすることがあるそうです。
愛犬の要求をかなえてあげても夜鳴きがなくならない場合は、認知症などの病気の可能性もあるので、こちらも早めに病院に行き診察してもらうようにしてください。
<頻尿になっている>
頻尿になってしまい、トイレに行きたくて鳴いている場合があります。
夜中に何回もトイレに行き、以前よりトイレの回数が増えた場合は、病気の可能性もあるので注意してください。
トイレの回数が増えた場合は、病院に行き獣医師さんに相談するようにしてください。
一晩中夜鳴きをして愛犬がきちんと睡眠を取れていない時は、病気の可能性があることもあるので早めに病院で診てもらうようにしましょう。
夜鳴き対策に睡眠薬の服用は大丈夫?使い方を知ろう
夜鳴きの対策として睡眠薬を服用するという方法もあります。
しかし、睡眠薬を服用することに対して不安に思う飼い主さんは多いのではないでしょうか。
私も、愛犬が睡眠薬を服用することになった場合は同じ気持ちになると思います。
ここでは睡眠薬の使い方について紹介しますが、服用を推奨するわけではありません。
夜鳴きで寝られない愛犬をちゃんと寝かせてあげたいと思っている飼い主さんがいるのであれば、睡眠薬を検討する一つの判断材料になればという想いでお話しさせていただきます。
<睡眠薬の上手な使い方>
睡眠薬については、病院で処方してもらう必要があります。
必ず病院の先生の指示に従い服用するようにしてください。
睡眠薬を服用する量や、他の薬との飲み合わせなど注意が必要なこともあるので、獣医師さんにきちんと説明をしてもい、きちんと納得してから服用することが大切です。
睡眠薬の服用が不安であれば、その気持ちを正直に獣医師さんにお伝えし、可能であれば言われた量よりも少ない量の服用で様子をみたいなどと伝えるのもいいと思います。
少量でも薬が効く場合もあると思うので、少しずつ量を調整し、愛犬と飼い主さんが負担にならない量を知ることが大事です。
薬の効き方はそれぞれで、長期間の服用で効き目に変化する場合もあるそうです。
こちらも獣医師さんと相談しながら、服用のタイミングなど、生活のリズムに合わせて試行錯誤していくのがいいでしょう。
シニア犬になると、病気にもなりやすくなるため、病院に通うことも増えるかもしれません。
少しでも不安に思うことがあれば、早めに獣医師さんに相談することが大切ですね。
まとめ

- 犬は7歳を過ぎた頃からシニア犬になる
- 年齢によって睡眠の時間も異なる
- 犬の快適な睡眠の環境は、ベッドの素材選びや設置場所などが大切
- シニア犬はベッドや配置場所の見直しなどをしてあげるといい
- シニア犬の睡眠の時間が増えることで、体重の減少や冷えなどに注意が必要
- シニア犬の夜鳴きは、何かを要求しているか身体の痛みからなどいくつか原因がある
- 夜鳴きの対策に睡眠薬を服用することも一つの手としてある
愛犬が大事な睡眠をきちんととれるような環境づくりは、健康維持のためにもとても大切なことです。
愛犬が安心して寝ている時は、起こさずそっと見守ってあげるようにしましょう。
そして、シニア犬の睡眠に関しては特に配慮が必要になってくるので、日頃から愛犬に寄り添い、変化に気づいてあげるようにしましょう。
大切な愛犬の健康を守り、1日でも長く幸せな時間を過ごせることを願っています。
愛犬が眠れていないと心配になってしまいますよね。
安定した睡眠をとらせてあげたいと思うのではないでしょうか。
こちらのベッドは愛犬を優しく包み込み、心地よい眠りをサポートしてくれますよ。
広告
