せっかく働くのなら出世したいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、そう思っている全員が出世できるわけではありませんよね。
ではどんな人がどうやって出世していくのでしょう。
あなたの職場にも適当に見えるのに、順調に出世している人はいませんか?
一見適当なのに仕事ができ出世する人の共通点は、力の使い所がうまいことです。
取捨選択が上手で、全ての業務に常に全力を注ぐのではなく、自分が重要だと判断した要点に絞って力を使っています。
そのため要点以外では、適当に仕事をしている印象を持つかもしれませんね。
この記事では、出世したら何が変わるのか、適当に見えて実は仕事ができ出世している人はどんな特徴があるのかをお伝えします。
意識するだけで真似できる特徴が多いので是非取り入れてみてください。
今の時代、出世は男性だけではなく女性にも大きなチャンスですよね。
女性管理職として働いている作者の本音が書かれた注目の書籍です。
出世に興味のない方にもためになる本ですよ。
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仕事が適当でも出世?出世する人としない人の違い

同じような成果を上げているのに出世する人、出世しない人は何が違うのでしょうか。
仕事を適当にこなしているように見えるのに出世している人は、決して仕事が雑なのではありません。
「要領がいい」のです。これこそが出世のために押さえるべきポイントです。
出世したらどうなる?出世による変化や必要なこと
できることなら出世したい!という気持ちは、多くの人が持っていると思います。
ではそもそも出世するとはどういうことでしょうか。
出世とは…主にビジネスシーンにおいて、高い地位や身分を得て成功すること。
会社に勤める方にとっては今よりも高い役職やポジションに就く、つまり昇進することを指しますね。
出世すると何が変わるのか、そして出世のためにはなにが必要なのかをそれぞれ見てみましょう。
- 部下ができる
- 責任の範囲が広がる
- 給料が増える
単にお給料が上がる、というイメージだけで出世したいと思っている方も多いかもしれません。
ですが、当然ながら業務内容にも変化があります。
多くの場合は部下ができ、業務の範囲が広がりますし、その分責任の範囲も広がります。
そうして増えた仕事や責任に対してお給料も増えるのですね。
- 仕事で成果を上げる
- 上司や同僚から評価される
出世するためには仕事で成果を上げることはもちろん大事ですが、しかしそれだけでは不十分です。
なぜなら、出世をさせるかどうか決めるのは上司(会社)だからです。
いくら仕事で成果を上げていても、ワンマンプレーばかりで上司や同僚によく思われていない場合、日本では出世のチャンスを逃してしまうかもしれません。
また反対に、いくら上司や同僚から人気があっても、仕事で全く成果が出せていないと周りも出世の後押しをするのが難しいですよね。
仕事での成果と周りからの評価、どちらも意識するようにしましょう。
適当に見えて出世する人は当たり前のことができている
適当そうに見えるのに出世する人の特徴は、どんなものでしょうか。
周りから評価されるためには、この人なら仕事を任せられると信頼されることが大事です。
一見適当に見えても、信頼されている人は評価されて出世していきます。
では具体的に信頼される人の特徴を見てみましょう。
- レスポンスが早い
- 約束を守る
- 悪口を言わない
- 清潔感がある
- 失敗を経験にできる

当たり前のことばっかりだね!
そうなんです!当たり前のことができる人って意外と少なく、かつ評価されるポイントなんです。
適当そうでも評価され出世できる人は、これがしっかりできているんですね。
プライベートとも通じるものばかりでなんとなく想像できるかもしれませんが、一つ一つ見てみましょう。
<レスポンスが早い>
仕事をする上でスピードはとても重要なので、レスポンスの速さはとても大切です。
レスポンスが早いと、先方からすると大切にされているように感じますし、やり取りもしやすいと安心してくれるので、信頼関係ができます。
また、レスポンスが早いということは決断力があるということも示してくれるため、頼り甲斐があるように相手は感じます。
<約束を守る>
仕事であれば打ち合わせの時間や納期など、決まっているスケジュールがたくさんありますよね。
そう言った約束事をどんな些細なものでもきちんと守ることで、やはり信頼感が増します。
社内の会議に5分くらい遅れてもいいだろうと平気で遅れる人もいますが、たとえ5分の遅刻だとしても「ルーズな人」という印象がついてしまうので気をつけましょう。
<失敗を経験にできる>
どんなに優れた人でも失敗することはあります。大事なのは失敗しないことではなく、その失敗を次に活かせるかどうかです。
出世をする人はまず自分の失敗を認め、そして次に同じミスをしないために原因を振り返り改善点を考えて、次に活かすことができます。
<悪口を言わない>
出世する人を見てみると悪口を言わない人が多いです。
ただの付き合いとして同調しているだけな場合もあるかもしれませんが、いつどこで誰が聞いているかわかりません。

悪口を聞くと、自分のことも陰で言われていないか心配になる…
いつも誰かの悪口を言っている人よりも、言わない人の方が信頼できますよね。
<清潔感がある>
出世をする人は接する相手や職場環境に良い影響を与えることを常に意識しています。
例えばボサボサの髪の毛で服もシワだらけの人と、セットされた髪の毛にアイロンのかかったYシャツの人、どちらに仕事を頼みたいかは明白ですよね。
また、外見だけでなくデスクの周りも清潔にすることで、周囲からの印象もいいですし仕事も捗るようになりますよ。
どれも少し意識すれば実践できることばかりではないでしょうか。
ぜひ今日から意識して実践してみてください♪
こんな適当な人は出世できない!見直すべきポイント
では次に、出世できない人の特徴を見てみましょう。
- レスポンスが遅い
- 人のせいにする
- 新しく学ぼうとしない
- 時間にルーズ
当然出世する人の反対ということになりますが、詳しく見てみましょう。
<レスポンスが遅い>
レスポンスが遅いと信頼関係を築きにくいため、なかなか出世につながりにくいです。
プライベートでもいつまでもメールが返ってこない人いますよね。
たわいもないやりとりならいいのですが、次の約束を決めたいときに返事が返ってこないとイライラしてしまいます。
仕事の場合は全て大事な内容なのでなおさらです。連絡を見たらすぐに返すように心がけましょう。
「上司と相談してから」や「何日までには」といったように、待たせる理由や返答の目安日などの連絡を必ずしましょう。
この一手間を加えるだけで信頼度がぐっと増しますよ!
<人のせいにする>
出世できない人は、失敗した時に責任を他の人に押しつけたり言い訳をしたりと、自分のミスを認めない場合が多いです。
出世をすると責任の範囲が広がるというお話しをしましたが、自分の行動に対して責任を持てない人に部下の責任を負うことはできないと考えられてしまいます。
他の人のせいだと言い逃れをするのではなくまずミスを認め謝罪し、どう対処するかを提示しましょう。
<新しく学ぼうとしない>
任された仕事だけをこなし、自らは動こうとしない人は出世しにくいでしょう。
出世を目指すのであれば、日々勉強をし新しいことを吸収していく必要があります。常に学び続ける意識を持ちましょう。
<約束事にルーズ>
遅刻をしたり期日を守らなかったりと、ルーズな人は出世できません。
仮に能力がある人だとしても、期日など基本的な約束を守れないと社内外でトラブルを起こしかねません。
そう言ったリスクのある人をわざわざ出世させようとする会社は少ないでしょう。
たとえ完璧なものでも連絡もなく期日を過ぎるくらいであれば、8割の出来でも期日内に出す方が信用を損なわないでしょう。
これらのことに気をつけて、押さえるべきポイントをしっかり意識すると出世に近づくかもしれませんよ!
適当な人に見えて仕事ができる!大事なのはメリハリ

いつも同僚と喋っていたり、のほほんと過ごしたりしている適当な人なのに仕事が早い方、あなたの会社にもいませんか。
「適当」と聞くと雑だったりいい加減だったりとマイナスイメージが大きく、仕事ができる人とはあまり結びつかないですよね。
でも実は「適当な人」にもいろいろなタイプがあります。
実際にいい加減な奴だと思われてしまう適当で仕事ができない人と、適当に見えるけど実際は仕事ができる人にはどんな違いがあるのでしょうか。
全てがルーズな人は適当で仕事ができない印象を与える
適当でいい加減そうだな、と思われてしまう人の特徴はどんなものでしょうか。
- 責任感がない
- 約束にルーズ
- 確認が不十分
- 身の回りが散らかっている
自分の仕事相手がこんな人だと不安になるものばかりですよね。一つ一つ見てみましょう。
<責任感がない>
仕事がいい加減な人は責任感を持って仕事をしていない場合が多いです。
任された仕事が面倒だったり、自分が苦手なことだったりするとすぐ嫌になり適当に投げ出してしまいがちです。
投げ出した仕事は誰かがやらなければならないので、職場に迷惑を掛ける人として評価が下がってしまいます。
誰かがしてくれるだろうと人任せにしていると、いつまでも責任感は生まれないので最後まで自分で真摯に取り組むようにしましょう。
<約束にルーズ>
時間や期日を守れないというのは、いい加減で適当なタイプの人に多いです。
仕事上の約束事というのは、効率的に業務を進めるためや、周りに迷惑をかけないためにあります。
いい加減で適当な人はそのルールを破り迷惑をかけることに罪悪感があまりありません。
遅刻や早退が多い場合も同様です。周りに迷惑をかけるだけでなく仕事に対して不誠実な印象を与えてしまいます。
体調不良や通院などやむを得ない事情がある場合は、可能な場合は事前に周知することであなたが仕事を適当にしているとは思われにくくなります。
<確認が不十分>
適当に仕事をしていると、少し確認すれば防げるようなケアレスミスが多くなりがちです。
ちょっとしたミスだとしても、何度も続くと信頼を失うことになるので注意しましょう。
<身の回りが散らかっている>
適当な人は物も適当に扱うことが多く、デスクの上が散らかっている場合が多いです。
散らかったまま仕事をすると重要な書類やメモを紛失したり、どこに何があるのか分からなくなったりして無駄な時間を使うことになります。
持ち物の定位置を決め、少しずつ整えていきましょう。
適当に見えて仕事ができる人!メリハリをつけるといい
適当に見えても、実際には成果を上げられるのはどうしてでしょうか。
仕事の優先度をきちんと見極め、要領よくメリハリをつけて仕事をしているからです。
適当に見えるけど仕事ができる人の特徴はこちらです。
- 周りがよく見えている
- 重要なポイントがわかっている
- 取捨選択ができる
- ここぞというときに全力を出す
- リラックスしている
これらの特徴からも、いい加減な適当さではなく要領がいい人だということがうかがえますよね。
それではそれぞれの内容を、一つ一つ詳しく見てみましょう。
<周りがよく見えている>
仕事ができる人は視野が広く、自分の仕事だけでなくプロジェクトの全体像を把握できています。
そのためトラブルを未然に防いだり、同僚をさりげなくサポートしたりできるので、信頼が厚くなります。
<重要なポイントがわかっている>
適当に見えて仕事ができる人は、何が一番重要なのかが分かっているため、優先順位を間違えることがありません。
そのため早く正確で無駄のない仕事をすることができます。
仕事ができるタイプの適当な人は、力の入れ方が上手というのも大きな特徴です。
<取捨選択ができる>
自分にとって必要なものを上手く取捨選択して仕事をしています。
無駄だと思う会議には出なかったり、すぐに切り上げてしまったりするため、適当でいい加減な人と勘違いされてしまうこともありますがとても効率的です。
身の回りも必要なものと不要なものをしっかり仕分けできるので、整理整頓できている人が多いでしょう。
<ここぞというときに全力を出す>
上記の通り、大事なポイントを見極められるので、重要ではない部分は力を抜き、ここぞというタイミングに全力を注いでいます。
そのため、力を抜いている部分だけ見た人からは適当だと思われますが、押さえるべきところを押さえているので成果が出せるんですね。
私が新入社員だった頃、取引先の社長から「仕事は80%の力ですればいい」と言われたことがあります。
最初から完璧にしようとするとかえって上手くいかないよとの教えでしたが、私はその時目から鱗が落ちる思いがしました。
<リラックスしている>
全てを全力でやろうとするのではなく、重要なポイントを押さえて仕事をしているので、心にゆとりがあります。
心にゆとりを持って、リラックスした状態で仕事をすると、完璧にやらなきゃと思っている時よりも仕事のパフォーマンスは上がります。
<期日を守る>
一見適当そうなのに評価されている人は、必ず仕事の期日を守っています。
期日の重要性を理解し、逆算し仕事を進められる人は管理能力があると評価され信用されます。
厳しい世界でも、出世した作者の本音が書かれている内容が人気です。
女性管理職がぶつかる壁についても書かれているので、多くの働く女性の参考になる書籍です。
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仕事が適当でミスの多い人は確認作業を徹底しよう

いくらポイントを押さえて要領よく仕事をこなしていても、ミスが多いと結局は自分や周りの仕事を増やしてしまうことになります。
ここではミスを減らすコツと、ミスしてしまった時のリカバリー法を見てみましょう。
今日からすぐにできる!ミスを減らすコツ3選
ミスを減らすために、すぐにできることを3つご紹介します。
- 報告・連絡・相談の徹底
- メモを取り内容を整理する
- 短期集中型にする
- 確認を最後まで徹底する
難しそうなものはありませんね。では一つ一つ内容をご説明します。
<報告・連絡・相談の徹底>
分からないことは自分で勝手に判断せず必ず確認するようにしましょう。
特に業務に慣れるまでは、上司への報連相をこまめにしましょう。
前もって報告・連絡・相談しておくことでミスが発生する前に防げる可能性が高まりますし、万一起きてもすぐに対処することができますよ。
<メモを取り内容を整理する>
わからないことや覚えておきたいことなど、なんでもいいので大切だと感じたことはメモを取るようにしましょう。
メモを取ることで思考がまとまり、するべきことの優先順位もつけやすくなるので、効率的かつミスを減らすことができます。
紙に書くと記憶に定着しやすいですし、パソコンでメモすると無くす心配がないと言う利点があります。自分に合っている方法で取り入れてみましょう。
<短期集中型にする>
人の集中力は案外そんなに長く続きません。だらだらと長時間仕事をすることで集中力が途切れミスにつながってしまいます。
集中する時間を短く区切り、こまめに休憩を取ることで注意力の散漫を防ぐことができるでしょう。
<確認を最後まで徹底する>
これが一番大事です。慣れた作業などで気が緩んでいると思わぬミスをしてしまうことがあります。
どんな時も必ず最初と途中、そして最後に確認をするようにしましょう。
事前にミスを防げ、仮に間違って進めていたとしても早い段階で気づくことができます。
同じ業務が何度もある場合など、チェックリストを作っていると効率的に確認でき便利ですよ。
ミスした時はその後が大事!失敗は経験になる
注意していてもミスしてしまう時はあります。そんな時は一体どうすればいいでしょうか。
- ミスは隠さず報告する
- 誠意のある謝罪をする
- 落ち込み過ぎず次に活かす
当然のことばかりにも感じますが、ミスしてしまったショックでついついちゃんとした対応ができないこともあります。
一つ一つ内容を確認し、ミスをしてしまった場合にすぐ対応できるよう、意識しておきましょう。
<ミスは隠さず報告する>
ミスを隠しその場しのぎで取り繕おうとすると、結果的に一番信用を失ってしまいます。
ミスを犯してしまった時には即座に報告するようにしましょう。
すぐに報告すれば、ミスの影響を最小限に抑えることができます。
<誠意のある謝罪をする>
ミスにより迷惑を被った相手にしっかりと謝罪しましょう。より誠意を伝えるためにも電話などではなく直接が望ましいです。
ミスをした時の対応によって、信頼を失う場合もあれば、逆に誠実な人だという印象を与えられる場合もあります。

ピンチをチャンスに変えよう
<落ち込み過ぎず次に活かす>
反省をすることはとても大事ですが、いつまでもひきづっていては自信がなくなりますし、そんな状態ではまた別のミスをしてしまうかもしれません。
上司や同僚も、いつまでも落ち込んでいる人に次の仕事は任せづらいものです。
次に同じミスをしないようにすればいいのです!原因を振り返り改善点を考えて次に活かしましょう。
業務内容によっては、自分専用のマニュアルを作ってみるのもおすすめです。
ミスを認めきちんと対応した後には、気持ちを切り替え今まで以上に真摯に仕事に向き合いましょう。
まとめ

- 出世には仕事で成果を上げることと、周りから評価されることが大切
- 適当に見えても当たり前のことをしっかりできていると信頼され出世につながる
- 適当でいい加減な人の印象を覆すには、ルーズな部分を正す
- 適当に見えて仕事ができる人は要領よくメリハリをつけて仕事をしている
- ミスを減らすにはこまめな確認が最も大事
- ミスをしてもきちんと認め謝罪し、次に活かすことが大事
出世というとハードルが高そうですが、実際求められていることはすぐにでも実践できることばかりでしたね。
同じ仕事をするなら少しでも要領よく、心にゆとりを持って出世を目指しましょう。
読みやすい文章で書かれているので働く女性の参考になります。
「自分だけじゃないんだ」と思える1冊です。
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