プログラマーの資格は大学に進学必須?仕事の特性と選べる進路を紹介

資格・仕事・人間関係

子どもたちの将来の夢を聞いていると、クラスで3人くらいから「プログラマーです」という声が聞こえてきます。

しかもその種類は様々で需要は増え続ける一方だと聞いては「高校や大学の進路の候補に加えてみたらどう?」と子どもたちに囁きたくなってしまいます。

実は、大学に進まなくてもプログラマーにはなれるんです!

では、プログラマーとして活躍している人はどこで勉強をして、どんな資格を持っているのでしょうか?

この記事では、プログラマーには資格が必要なのか、大学は進学必須なのか、という疑問をひとつずつ解いていきます!

大学に進学した場合はどのような分野を学習するのがいいか、在学中に取得できる資格についても紹介していますので、一緒に見ていきましょう。

「プログラマーをする高校生は元々パソコンが好きな人」ではありません。

こちらの書籍は初めての方でも安心して取り組む事ができますよ。

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プログラマーの資格は大学に行かなくても取得できる!

大学の卒業証書をもって微笑む外国の女の子

プログラマーと聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?

お給料がよくて、安定していそう
しかもプログラマーですって名乗れたらなんかちょっとかっこいいな

私が持った印象はかなり「ふわっ」としたものですが、これからプログラマーを目指す人はそういうわけにはいきませんよね。

大学への進学を考えるべきなのか、資格をどう取るかなど、知りたいことはきっとたくさんあると思います。

「プログラマーになるためには大学に進学して資格を取る必要がある」と思われるかもしれませんが、プログラマーの友人は大学に通っていませんでした。

聞けば就職したときはこれと言って資格も持っていなかったと言います。 では、プログラマーになるにはどうしたらいいのか、順番に説明します。

プログラマーを名乗る資格?言語を使えるかだけ

保育園の先生は保育士資格。お医者さんは医師免許と、その職業にくために大学で決められたカリキュラムを勉強します。

そして試験を受け、その職業を名乗るために必要な資格を得なければいけません。しかし、プログラマーにそのような資格はありません。

プログラマーとは「プログラミング言語を使って仕事をしている人」です。

プログラマーは機械に作業を指示するための言葉であるプログラミング言語を使って、システムやアプリケーションを作る仕事です。

私たちが普段なにげなく使っているパソコンやスマートフォン、ゲームもこのプログラミング言語をたくさん書きつらねて作られています。

プログラマーに必要な大事なスキルとは?3つ紹介

プログラマーには主に3つのスキルが必要と言われています。それはどんなスキルでしょうか。

  • プログラミングスキル
  • 論理的に物事をとらえるスキル
  • コミュニケーションスキル

 「たった3つしかないの?」と思われたかもしれませんが、とても大事な3つなのです。内容を詳しく見ていきましょう!

<プログラミングスキル>
プログラマーが仕事をする上で必要不可欠なスキルです。

プログラミングとは機械専用の言葉であるプログラミング言語を使って、コンピューターにこちらの狙い通りの動きをさせる作業のことです。

扱うプログラミング言語の種類によって、得意なフィールドが違うのでいろいろな種類のプログラミング言語が扱えると仕事の幅がどんどん広がります。

<論理的に物事をとらえるスキル>

論理的に物事をとらえるスキル」とは、物事の順序をよく考え、的確に組み立てられる力です。

コンピューターは曖昧なことが大嫌いです。これはどういう意味でしょう。

人間であれば「ねぇあれを取ってきて、ここに入れておいてよ」と言えば、状況を見て経験で判断できます。

「あれとは洗濯物のことで、ここに入れておいてとは取り込んでカゴにまとめて入れてほしいんだな」とない情報を補って、洗濯物取り込み任務を終えることができます。

しかしプログラマーがコンピューターに「洗濯物を取り込む」という動作をさせるためには、洗濯物がどこに干してあるのか、物干し台の座標を示すことから始まります。

そして洗濯物はいくつほしてあるのか、ハンガーのものはどう取り込むか、ピンチについているものはどうすればいいのか?

など、1から10まで細かく指示してやらなければうまく動けません。

<コミュニケーションスキル>
「コンピューター相手だから、人間と話すのが苦手でも仕事ができるだろう!」そう思っていませんか?

一日中パソコンに向かってパチパチとキーボードを叩いて、頭の中で難しいことを考えながら自分との戦いのような仕事をイメージしていました。

しかし友人の仕事の話を聞いていたら、そうでもないようです。

仕事によってはお客様のご要望にお応えして、指定された動作をするようにプログラミングを行うことがあります。

そこで試されるのがプロであるプログラマーのコミュニケーションスキルです。

普段パソコンを道具として使っているお客様に、パソコンやシステムのことをかみ砕いて伝え、業務の中で困っている点や直してほしい点を引き出せるかはとても大事です。

そしてお客様から集めた問題点をチームに持ち帰り、それをするためにチームで分担してプログラミングを行います。聞く力や伝える力は常に磨き続けなければいけないスキルです。

プログラマー大学か専門?メリットやデメリットを紹介

プログラマーになるための専門的な資格がないことはお話ししましたね。医者や保育士のように必ず大学へ進学する必要はありません。

プログラミング言語を使って、プログラミングを仕事にしている人がプログラマーと言えます。

もしあなたがプログラマーになりたいと考え、専門学校やプログラミングスクールなどでスキルを身に付けて仕事を始めたなら、あなたはその日からプログラマーです。

では、プログラマーを目指す中高生の皆さんが進路を選ぶとしたら大学と専門学校、どちらがいいのでしょうか?メリットとデメリットを見てみましょう。

大学の場合

<メリット>

  • 視野が広がる
  • 人脈を得られる
  • 将来的に年収が高くなる
  • プログラマー以外の職業も選択できる

<デメリット>

  • プログラミング学習に使える時間が少ない
  • 即戦力として使える実践力が弱い

大学でプログラマーを目指す場合のメリットやデメリットをあげてみました。

<視野が広がる>
大学では4年間かけて様々な分野の勉強をします。一見プログラマーとは関係がないような勉強もするでしょう。

しかし、知識は知っていればいつか使いどころが巡ってくるものです。

プログラマーとして仕事に就いたあとに「あ!勉強したことがある分野!」となることも少なくありません。

<人脈が得られる>
様々な学部があるので大学時代に人脈を広げられるのもとても嬉しいポイントです。

友だちと勉強や遊びを共にしているうちに様々な考え方や視点に気付くこともあります。

最終学歴の友は一生の友になることも多いので、他分野の友だちが将来のビジネスチャンスを運んでくることもあるかもしれません。

私も学生時代に一緒に楽しんだ友だちは今でも情報交換をして刺激し合えるよい関係です。気の置けない友だちがたくさんいると心強いですよね。

<将来的に年収が高くなる>
大事になってくるのは収入面です。新入社員としてスタートした時点で大学卒と専門学校卒では2~3万円の差があります。

全く同じ仕事をしているのに収入の差があるのはなんだかモヤモヤする。と私の友人もよくこぼしていました。

一般企業に勤めて、コツコツと勤続年数を重ねていった場合、この2~3万円の差を埋めるためには大体10年くらいかかると言われています。

全ての企業に当てはまるわけではありませんが、こういった傾向がまだ強いということは覚えておきたいところです。

<プログラマー以外の職業も選択できる>
最初はプログラマーを目指していたけど、どうも違うことが気になり始めた。というのもやはりあると思います。

大抵、在学中に必修でプログラミングを経験すると「自分には向いてないかもしれない」と思う日が来ますし、実際それで学校を去る人も少なくありません。

あなたの気持ちを大切にできる選択肢を掴みやすいのは大学だと言えます。

<プログラミング学習に使える時間が少ない>
大学は幅広く教養を学ぶ場ですので、専門学校ほどプログラミングに特化した学習ができません。

<即戦力として使える実践力が弱い>
研究がカリキュラムにあるため、そちらに特化した勉強になり、企業での実践力は社会に出てから身に付ける必要があります。

専門学校の場合

<メリット>

  • 即戦力の専門知識を得られる
  • 就職率がよい
  • 資格がたくさん取れる
  • 早く社会で活躍できる

<デメリット>

  • 他分野との交流が少ない
  • 就職先の方向転換が難しい

専門学校でプログラマーを目指す場合のメリットとデメリットをあげてみました。

<即戦力の専門知識を得られる>
専門学校はどの分野で活躍するプログラマーになるかを自分で決めて、その知識を得られる学校へ入学します。

例えば、ゲームプログラマーになりたいと決意していれば、それ専門の学校へ進むことができ、実際にゲーム分野で働いているプログラマーの人に詳しい話を聞くこともできます。

<就職率がよい>
就職に向けた実践的なスキルを磨くことができるカリキュラムになっている学校がほとんどです。企業は即戦力を求めていますので、就職率もよい傾向があります。

<資格がたくさん取れる>
学校の特徴にもよりますが、資格取得に力を入れている学校もあります。

基本的にプログラマーデビューするために資格は必要ありませんが、持っていると自分はこんなことができますという自己㏚になります。

<早く社会で活躍できる>
大体の専門学校は2年制ですので、4年制大学に通うことに比べると早く社会に出ることになります。

少しでも早くプログラマーになり、実践の中で経験や腕を磨きたいという人には最適です。

<他分野との交流が少ない>
専門性に特化した学校なので、大学ほどいろいろな分野の人に出会う機会は多くありません。

学校によってはサークル活動として他分野交流を積極的に進めている所もあります。

しかし、基本的には自分の意志で参加しないといけないので、興味が持てないと人脈が広がりにくいと言えます。

<就職先の方向転換が難しい>
就職先もIT系が主になりますので、途中で「やっぱり向いてないかも」となったときに別の分野に移るのは難しいかもしれません。

プログラマーを目指したい?いまどきの学校を紹介

大学と専門学校のよいところを集めたような学校があることをご存じですか?

高等専門学校と言って、高校3年間と短大2年間の5年間を同じ学校で学びます。

高校期間は高校のカリキュラムに加え専門科目を並行して学び、短大期間では一般教科より専門教科の割合が多くなります。

卒業の際は大学と同じように卒業研究をして、論文を書きます。

国立の高等専門学校は全国に55校あり、卒業生の就職率も非常に高いことが特徴です。

卒業時の資格は短大を卒業したのと同じ準学士で、希望すれば学校に2年残って大学卒業の資格を得ることもできます。

プログラマーになりたい気持ちが早いうちから固まっている人には特に検討してもらいたい進路です。

なぜかというと、コストパフォーマンスが最高にいいからです。その理由をメリットとデメリットでご紹介します。

高等専門学校の場合

<メリット>

  • トータルの学費が安い
  • 学校に寮がある
  • 一般教科と専門教科を並行して行うので教養も身につく
  • 就職率がよい

<デメリット>

  • 自分に合わなかった場合の学生生活が辛い
  • 入学から卒業までコンスタントに学力が必要

上記が、メリットやデメリットとなります。詳しく説明しますね。

<トータルの学費が安い>
高等専門学校は高校と短大がセットになっています。

通常、高校から大学に進学する際には共通試験の試験代や試験を受けるための交通費や宿泊費と、入学金以外に費用がたくさん必要です。

しかし、高等専門学校は高校に入学したら短大まで同じ学校に通うため、試験料も高校入試と同じくらいで済みますし、卒業まで同じ学費で通えます。

<学校のそばに寮がある>
学校のそばに寮がある場合が多く、遠方や他県から通ってくる学生も少なくありません。高専卒の友人に聞いたところ、クラスの10%程度は寮生だったそうです。

<一般教科と専門教科を並行して行うので教養も身につく>
理数系の学校が多いので、最初から理数系寄りの授業ですが、全ての教科の学習をするので一般教養を効率的にしっかりと身に付けることができます。

<就職率がよい>
就職率の良さは圧倒的です。専攻している学科と同じ分野への就職はもちろん、公務員や自衛官など様々な就職先があるのも魅力的です。

企業が即戦力として高く評価してくれているというのが背景にあります。

コストパフォーマンスは最高ですが、やはりデメリットもあります。

<自分に合わなかった場合の学生生活が辛い>
高校に入学してすぐに専門教科が始まります。希望して入学しても、入ってみたら「思ったのと違うな」と感じてしまう学生も多いようです。

実際に飛び込んでみないと分からないことは、大人の世界にもたくさんありますよね。

「合わない」「違う」と思っていても高校3年間を過ごし、必要な単位が揃っていれば高校卒業資格を得ることができます。そこから進路変更をしていく学生もいます。

友人の同級生にも、高卒資格を取った後はメイクアップアーティストや菓子職人、競艇選手を目指して大きな方向転換をした人もいたそうです。

<入学から卒業までコンスタントに学力が必要>
高校選びの際に高専を志望すると、合格に必要な偏差値がやや高いのも注意したい点です。

入学してからは大学と同じ単位制で、先生方も「先生」というよりは「研究者」。「生徒」ではなく「学生」と呼ばれ、勉強面も生活面も自主性が試されます。

年に数人留年して、同級生が下級生になってしまったり、上級生が同級生になってしまったりすることも珍しくありません。自分で工夫して継続的に学力を維持する必要があります。

プログラマーの資格は初心者も大丈夫?おすすめを紹介

資格証とキラキラの紙吹雪

プログラマーと名乗るために、大学に進学して取得するような特別な資格は存在しないことをお話してきました。

プログラマーには大学進学も資格も必須ではありませんが、仕事をする上で持っていると役に立つ資格はたくさんあります。

そこでプログラマーの資格にはどういうものがあるのか。大学で勉強中でもチャレンジできるものがあるのかを紹介します。

プログラマーの資格を知ろう!選び方のコツは2つ

プログラマーの資格と言われてもピンとこないな

確かにそうですね。調べれば調べるほど、プログラマーの資格はどんどん出てきます。たくさんの資格を前にしても混乱しないためにプログラマーの資格の区分を4つに整理しました。

国家資格:国が認める資格

ベンダー資格:企業が自社製品について、ユーザーが管理や操作においてどれくらいの習熟度があるか証明する資格

民間資格:民間団体や企業が独自の審査基準を用い、任意で認定する資格

民間資格だが、言語の開発者が主催している資格

勉強を始めたばかりの場合は「こんな分類があるんだ」という理解でOKです。

では、チャレンジする資格試験を選ぶ際に、どんなことをポイントにしたら良いのでしょうか?

初心者がシンプルに選ぶためのポイントを2つに絞りました。

<汎用性や網羅性>
プログラミング初心者であるあなたは、自分のスキルの何を相手にアピールしたいですか?

プログラミングだけでなく、ITに関する知識をこれくらい持っています!論理的思考は業務に差し支えないほど習得しています!と分かってもらいたいですよね。

そして勉強するからには、資格取得後も役に立つ知識がいい!そうです、欲張っていいんです!

「この資格を持っているあなた」ができることはどんなことか、相手にすぐ伝わるものがいいでしょう。

<実用性>
汎用性と網羅性から一歩踏み込んで考えてみましょう。実用性とは、あなたができることを具体的にアピールすることです。

例えば、得意な言語があれば、その言語の習熟度を表す資格。特定のソフトの操作が得意であれば、そのソフトのベンダー資格や民間資格。

という具合に得意を資格に変える方法があります。その資格があれば、初めて会った人でもあなたの技量をすぐに理解することができますので、就職や仕事をもらいやすくなります。

プログラミングやITの勉強を進めていくと、もっと複雑なことが分かるようになります。分かるようになったら資格を選ぶ基準に加えていくと、よりレベルアップを目指せますよ。

プログラマーの資格をとりたい!初心者におすすめ4選

前項でお伝えした資格の選び方のポイントは2つ、汎用性と網羅性、そして実用性でしたね。

初心者の人がそのふたつをアピールできる資格はズバリ2つあります。順番に見ていきましょう。

汎用性と網羅性
  • ITパスポート(国家資格)
  • 基本情報技術者(国家資格)

これらを取得していると、あなたのITの知識がどれくらいなのか一目で分かります。ITの勉強が進んできたら積極的にチャレンジしてみましょう。

<ITパスポート(国家資格)>

基礎的なITの知識を持っていることを証明できる国家資格で、ITエンジニアを目指す人を含め、ITを活用した仕事をする全ての人が対象です。

出題範囲は新しい技術や手法の概要的知識。経営全般、戦略、マーケティングの知識。セキュリティやネットワークなどの知識など、幅広く問われます。

試験会場は全国にあり、自宅からリモートでの受験も可能です。

合格率も40~50%と高く、自信を付けたい人、基本情報技術者試験の前哨戦ぜんしょうせんにしたい人などにおすすめです。

<基本情報技術者(国家資格)>

プログラマーやエンジニアを目指す人の登竜門とも呼べる資格です。

情報システムを構築し運用する「技術者」から、そのシステムを利用するユーザーまでを対象にした試験です。

試験は午前午後に分かれ、それぞれ6割以上正解すれば合格です。試験は年に2回行われます。

合格率は20~30%程度。レベルとしては中級者の域に入っていますので、受験前はしっかりした対策が必要です。

実用性
  • ドットコムマスターBASIC(民間資格)
  • HTML5プロフェッショナル認定試験(民間資格)

上記2つが実用性に長けた資格となります。1つずつ見てみましょう。

<ドットコムマスターBASIC(民間資格)>

NTTコミュニケーションズが実施するICT(情報通信技術)のスキル認定資格です。

BASICとADVANCEに分かれており、初級のBASICではインターネットの基礎が理解でき、安全に使うためのマナーやモラルが学べる資格です。

インターネット環境があれば24時間365日どこででも受験することができます。

さすが、インターネットの知識を問う試験ですね。

<HTML5プロフェッショナル認定試験(民間資格)>

WEBコンテンツの制作に関する知識と実力を問われます。

出題範囲はWEBサイトを作るために必要なプログラミング言語に限らず、WEBコンテンツを制作するために必要な他の言語や知識も対象になります。

レベル1と2があり、初心者向けはレベル1。WEBコンテンツを制作する上での基礎知識が身についているかを審査されます。認定の有効期限は5年です。

紹介した以外にも習得した技量を示すことができる資格はたくさんあります。

レベル分けされているものも多いので、チャレンジする目標を定めやすいですね。得意なことができたら、どんどん資格を取得していきましょう!

プログラマーの資格があればあなたの立場が有利になる

履歴書の資格欄にプログラマーの資格が並んでいると、どんなことが有利になるのでしょうか?

プログラマーを目指して、自分が何を学び、どのレベルにいるかを示せるのが資格です。

もしあなたが面接官として、履歴書に「情報工学を学びました」と書かれているのを見たとき、どう思いますか?

情報工学のどんなことを勉強したのか、プログラマーになるためにどんなスキルを身に付けているのか、ピンときませんよね。

資格欄をしっかりと埋めることができれば、面接官の興味を引き付けることができ、面接を有利に進めることができるはずです。

勉強に注いだ時間が報われるタイミングとも言えるでしょう。

資格の中には持っているだけで手当てがもらえるものもあります。

先ほど紹介した「基本情報技術者」はその代表格です。大体5,000円がIT業界の相場のようです。5,000円はうれしいですね!

資格とはあなたを有利な立場に押し上げるアピール力です。近い将来の自分へプレゼントするつもりでチャレンジするとモチベーションが上がりますね。

高校の先生が監修している書籍となります。

基本的な内容から始められるのでしっかり学ぶことができますよ。

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プログラマーの資格以外に有利な履修したい5つの分野

活発に意見を交わす大学の講義風景

進路を専門学校や高等専門学校と定めた人は最初から学校側がプログラマーになるためになにを学べばいいかを提案してくれた上で、カリキュラムが組まれています。

しかし大学に進学した人は自分で講義を選ばなければいけません。

理想は教養科目の間にプログラマーに有利な知識を得られる講義を選択し、資格試験の勉強もしておきたいところです。

では大学ではプログラマーにどれが有利な分野なのでしょうか。

それをあらかじめ知っておけば、効率的に講義を選択し、資格取得に向けた目標やスケジュールを練ることができます。

入学したての大学のキャンパスで夢への第一歩を誰よりも明るく踏み出し、資格取得に向けて突き進むことができるはずです。

プログラマーの活躍のフィールドとは?6つに分類

勉強する分野を選ぶ前に、プログラマーにはどんな種類があるのかを知らなければ選べませんよね。

大きく分けて6つの種類のプログラマーをご紹介します。人によってはこれとは違う分類をすることもありますが、本記事ではこの6つとしてご紹介します。

<WEBプログラマー>
WEBサイトやWEBサービスのシステム開発をします。その中でもユーザーが触る部分と、裏方の管理システムを作る2種類に分かれます。

身近な例としてはお買い物サイトでお買い物をする画面はユーザーが触る部分。決済のやり取りや顧客情報を管理している部分が裏方部分に分かれます。

<アプリケーション系>
PCやスマートフォンにインストールされているアプリケーションの開発や保守を行います。便利なアプリがどんどん登場していることを考えるとまだまだ伸びる分野です。

<ゲーム系>
プログラマーを目指そうと考えたら一度は候補に挙がるところでしょう。テレビやスマホアプリなど、ゲームの製作開発を行います。

<組み込み系>
エアコンや自動お掃除ロボットのような家電製品や、デジカメやパソコンなどの電子機器を制御するためのプログラミングをします。家庭での生活をしっちり支えます。

<設備制御系>
交通機関、水道、電気などのインフラや、工場や研究所などの設備を制御するためのシステムを開発、管理します。

<オープンシステム系>
一般的に手に入れやすいハードウェアやソフトウェアを組み合わせて狙った業務に活用すること。販売管理や、受注発注業務、在庫管理や顧客管理などに利用されることが多い分野です。

<通信系>
ネットワークに関わることを得意として開発する分野です。

Wi‐Fiルーターやモデムなどのネットワーク機器や、テレビ会議やIP電話を使用するシステムを構築するなど、「つながる」ことを当たり前にしてくれます。

<汎用系>
一般的には入手できない専用コンピューターを使って、多くの情報を高速で処理する環境開発を行います。

主に金融や物流・製造など、母数が多いものに対して専用システムとして作られることがほとんどです。

実際に仕事を始めるとこの6種類の中が、もっと細かく分かれます。

携われる分野が多いという意味でプログラミングを勉強するメリットが見えてきますね。

プログラマー志望の大学生に学んでほしい5つの分野

プログラマーとひと口で言ってもザッと分類しただけで6種類あります。

ここからもっと小さく分かれるのだから、一体どれだけ勉強しなくてはいけないのか…と5つの分野を見る前に心が折れそうになっていませんか?

でも安心してください。5つ全てを学ばなくてもプログラマーにはなれます!

あなたがどんなことに興味があって、どんなことをおもしろいと感じるのかを思い描いてください。

その「好き」の中から勉強する分野を選択するとプログラマーになるのに有利な勉強を学ぶことが不思議なほど楽しくなりますよ。

<情報工学>
コンピューターの基礎知識。実生活の中にある問題を数学や物理学と結び付けて、プログラミングで解決する方法などを学びます。情報分野のことを最も広く学べるのは情報工学です。

<機械工学>
自動車や鉄道、船舶、飛行機、ロケット、ロボット、福祉機器、医療機器など、様々な機械について学びます。

これらの機械が動く仕組みや設計、制作はもちろん機械に使う材料についても勉強します。

<電気工学>
電気回路や半導体のような電気に関係した事項を総合的に学びます。電気を使った通信技術や、エネルギー、環境に役立つ技術を学ぶことができます。

<ゲーム>
ゲームの企画制作や、企画に基づいたプログラミング、デザインまで幅広く学習します。

他の分野と比較すると、実践的なプログラミングについての授業が占める割合が大きいことが特徴です。

<AI>
人工知能・機械学習に関わることを学習します。AIの活用が期待される分野はとても幅広いですね。

数学や物理学にとどまらず医療、経済、食品、製造分野など、多くのことを学習することになると思います。

分野が幅広いということは、自分に合うものを見つけられるチャンスも多いということです。じっくり勉強したい分野が見つかるといいですね。

まとめ

チームでプログラミングについて検討している
  • プログラマーを名乗るために大学で取得しなければいけない資格はない
  • プログラマーに必要なスキルにはプログラミングスキルなど3つのスキルが大切である
  • プログラマーになるためには大学、専門学校、高等専門学校という進路がある
  • 初心者が最初にチャレンジしたらいい資格にはITパスポートと基本情報処理技術者試験があるなどがある
  • プログラマーとして就職活動や仕事をする上で資格を持っていたほうが能力を証明しやすく、有利になる
  • プログラマーが活躍できるフィールドはWEB系やゲーム系など大きく分けて6種類ある
  • 大学に入って履修しておいたほうがよい情報分野は情報工学や電子機械工学など5つの分野ある

この仕事に就きたいと、夢を持って追いかけるのは素敵なことですね。

知識は荷物にはなりません。たくわえられるときにたくさん蓄えて、夢見たフィールドで輝いてください。応援しています!

少しでもプログラミングに興味があれば始めてみましょう。

まだ具体的にプログラマーになって何をしたいか、決まっていないあなたでも大丈夫。

1つのきっかけとして勉強して下さい。

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