お盆の料理の意味にはご先祖様の供養が込められている!マナーも紹介

季節

お盆には親戚が集まってご先祖様に感謝しながら美味しい料理を囲みますよね!

お盆の料理は食べるけど意味を考えたことはないという方も多いと思います。

お盆の大元の目的はご先祖様に感謝し、ご先祖様の霊を供養することにあります。

その気持ちがあればお盆の料理の意味はそんなに関係はないかもしれません。

でもお盆の料理の意味を知ることでいままであまり気にしないで食べていた料理が特別なものになることは間違いありません!

お盆の料理の話をすると気になってくるのはお盆のお供えの料理の期間やマナーについてですよね。

今回はお供えの料理の期間やマナーについても合わせてご紹介していきます。

お盆の由来でもあるお釈迦様と親孝行の弟子の話もありますのでぜひご覧になってください。

お盆の料理の意味を知りご先祖様や食材に感謝しよう

お盆によく食べられる定番の料理ってなんでしょうか、それを食べる意味は?

お盆の定番の料理は知っていていても意味までは知らないで食べていることって多いですよね。

私も知らなかった一人ですが、意味が分かってからはよりご先祖様への感謝も深まりました。

ここではおすすめのお盆の料理のなかでも定番のものをご紹介します。

  • そうめん

暑い夏といえば食欲がなくても食べることができるそうめんですよね。

お盆は親戚が集まって大勢で食べることが多いため、調理が簡単でたくさん作れるところが魅力です。

私個人としては薬味のわさびを大量にかける食べ方がわさびが鼻にツーンときて刺激的になるので大好きでおすすめです。

そうめんにこめられた意味
  • めんが細くて長いため「幸せが細く長く続きますように」という願い
  • めんを糸や織物の糸にみたてて「針仕事や織物の上達しますように」という願い
  • そうめんを食べれば熱病にかからないといわれ「家族が健康でありますように」という願い
  • お盆に帰ってきたご先祖様があの世に帰る際の手綱や荷物を縛るために使用できるように

全体的にめんの形状を気にしている意味が多いですね。

幸せや健康は誰もが願うことですよね。おいしいと感じ、感謝するのと同時に幸せや健康を願いながら作ったり食べることでより特別に感じることができます。

最後のご先祖様が手綱や荷物を縛るために使うという意味はとてもお盆らしいですよね。

  • おはぎ

おはぎは甘くておいしいので子供から老人まで好きな方は多いのではないでしょうか?私もあんこが好きなのでおはぎは大好物です。

おはぎにこめられた意味
  • おはぎのあんこの部分の小豆の赤い色には魔除けの効果
  • おはぎのあんこの部分の豆には「魔滅(まめつ)」と言って邪気を払う効果
  • おはぎのもち米には穀物が豊かに実ることを願う意味
  • 魔除けの効果で「ご先祖様が帰ってくるときの助けになるように」という意味

お盆はご先祖様に帰ってきていただいて感謝と供養をする行事なのでぜひ用意したいですね。

  • お団子

お団子はいろいろな味付けをして食べることができるので人気ですよね。

基本的には故人が好きだった味付けがあればそれでも良いと思います。

私の家では曾祖父がみたらし団子が大好きだったので必ずお供えしています。

  • お迎え団子
  • お供え団子
  • 送り団子

お盆のお団子はお供えする時期によって意味合いが変わってきますので一つずつ紹介していきます。

<お迎え団子:お盆の始まりに用意するお団子>

ご先祖様が長い道のりを帰ってきてくださったことに対して、お疲れ様ですという思いと感謝を込めて用意するものです。

長旅の疲れを癒していただくためのものなので甘いみたらしやあんこの味付けが一般的です。

<お供え団子:お盆の間に用意するお団子>

ご先祖様が滞在する間のおやつとして用意するため故人が好きなものが分かればそれが望ましいですが、一般的にはきなこやあんこなどの味付けが多いです。

<送り団子:お盆の終わり頃に用意するお団子>

別名は土産団子ともいってご先祖様があの世へ帰るときにお土産としての意味があります。

お土産ですからご先祖様があの世で好きな味付けで食べることができるように味付けはせず白い団子を用意するのが一般的です。

お盆の料理は精進料理でご先祖様に感謝しよう

お盆の料理としては食べてはいけないものはありません。ただし、お盆の伝統的な料理として精進料理があります。

精進料理とは仏教の生き物を殺生してはいけないという教えに基づいた肉や魚を使用しない料理です。

そのため精進料理を作る時には肉や魚などは食べてはいけないので使用できません。

この考え方はお盆のご先祖様だけでなく動物の霊にも感謝するということにつながります。

精進料理だけでお盆を過ごすことは難しいと思うので一品だけでも取り入れてみると良いかもしれませんね。

精進料理に使用できない食材とできる食材については下記のとおりです。

<使用できない食材>

  • 肉や魚の生き物
  • 臭いが強く辛みのある野菜

<使用できる食材>

  • 上記以外の野菜・穀物・海藻・果物

それぞれどのような意味が込められているのでしょうか、見ていきましょう。

<肉や魚の生き物>

これは、生き物を殺生してはいけないからという意味が込められています。

お寺の精進料理も肉や魚を使用していませんね。お盆の期間だけでも生き物の殺生について考える時期なのかもしれません。

<臭いが強く辛みのある野菜>

ねぎやにら、にんにく、らっきょう、はじかみ(しょうが、さんしょう)などがあたります。理由は、人間の煩悩を刺激するからだそうです。

少し加えるだけで劇的においしくなる薬味などが多いですが、お盆の期間は我慢したほうが良さそうです。カボスなどを添えてみましょう。

<使用できる食材>

野菜や穀物、海藻、果物にあたります。理由は、仏様からのお恵みと考えるからのようです。

お盆は、殺生せず自然界からの恵みに感謝する期間なのですね。

そう考えると今まで「お盆休みだ」と喜んでいましたが、特別な3日間に感じるようになりました。

お盆の由来はお釈迦様と親孝行の弟子の話

お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という名称です。

諸説ありますが、サンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」から盂蘭盆うらぼんえと呼ばれるようになったそうです。

ご先祖様に感謝して供養する行事のお盆ですがそんなお盆の由来として、こんな物語があります!

ある時お釈迦様の弟子の目連尊者(もくれんそんじゃ)は亡くなったお母さんが気になって死後の世界を探しました。

<ruby>目連尊者<rt>もくれんそんじゃ</rt></ruby>
目連尊者もくれんそんじゃ

お母さんが地獄で逆さ吊りになっている!どうしよう!

お師匠様助けてください。

驚いた目連尊者もくれんそんじゃは師匠のお釈迦様に相談しました。

お釈迦様
お釈迦様

夏の修行が終わる7月15日に僧侶を招いて、多くの供物をささげ供養しなさい。

そうすれば母上を救うことができるでしょう。

目連尊者もくれんそんじゃがその教えの通りにすると母は極楽浄土ごくらくじょうどに上がることができました。

<ruby>目連尊者<rt>もくれんそんじゃ</rt></ruby>
目連尊者もくれんそんじゃ

お母さん良かった!

それからは旧暦の7月15日にはご先祖様に感謝して、供養する日になったという言い伝えがあります。

目連尊者もくれんそんじゃのお母様は息子にはとても優しかったですが、それ以外の人々にはそうではなかったため地獄に落ちてしまいました。

母の優しさが目連尊者もくれんそんじゃにしっかりと伝わっており、目連尊者もくれんそんじゃからの母への感謝という思いも強かったため救われたのだと思います。

以上がお盆の由来になったお話です。私もご先祖様に感謝してしっかりと供養をしていきたいと改めて感じました。

お盆のお供えの料理の期間は8月13日から8月16日まで!

お盆には料理をご先祖様にお供えしますが、その期間はいつからいつまでなのでしょうか?

基本的にはご先祖様がいらっしゃるお盆の期間に料理のお供えをします。

お盆の期間は8月13日から16日までとする地域が多いそうです。そのためその期間に料理のお供えをしましょう。

ではお盆のその期間ずっとお供えの料理をそのままにするのでしょうか?

一日に料理をお供えする回数、お供えするタイミング、下げるタイミングについて一つずつ見ていきます。

<回数>

料理のお供えはご先祖様のご飯になるため基本的には朝と昼と晩で1日3食になります。

ただし、家によっては1日1食や2食を用意する場合もあるそうです。

<お供えするタイミング>

お供えするタイミングは家族がご飯を食べる前です。

ご先祖様もみんながご飯を食べ終わるまで待っていたら待ちくたびれてしまいますよね。

<下げるタイミング>

基本的には次のお供えの料理を準備する時ですが、夜のお供えを次の朝まで置いておくと腐ってしまう可能性が高いのでその日のうちに下げるようにしましょう。

お盆は夏真っ盛りの暑い時期なのでお供えの料理が腐らないうちに下げることを意識しましょう。

お盆の時期は地域によって7月と8月に分かれる!

お盆の時期や期間は8月15日を中心に8月13日から16日とする地域が多いです。

では、お盆の時期や期間はずっと昔から変わっていないのでしょうか?

実は明治時代に改暦がありその関係で時期や期間は変化しました。

地域によっても違うので混乱する方もいるかもしれません。詳しく説明していきます。

  • 明治時代の改暦前(旧暦を使用)

旧暦でいう7月15日を基準

  • 明治時代の改暦後(新暦を使用)

8月15日を中心に8月13日から16日とする

明治時代はまだ旧暦を使用していたのですね。一般的には8月13日から16日というイメージがありますが、違う地域があるのでしょうか。

<8月15日を中心に8月13日から16日とする地域>

旧暦でいう7月15日を基準として改暦した際に30日遅れになったためそれに合わせて8月15を中心に考える地域です。

7月は農繁期で忙しくてお盆の行事をすることができないところもあるのか、この時期をお盆とする地域が一番多いです。

<7月15日を中心に7月13日から16日とする地域>

旧暦で言う7月15日をそのまま新暦で考えて7月15日を中心に考える地域です。

<その年によって変化する地域>

一部の地域では旧暦のお盆を続けているところもあります。そこではその年によって日付が変わるので年によっては9月になったりすることもあるそうです。

お盆のお供えは料理以外に精霊馬やお菓子もおすすめ!

お盆のお供えといえばご先祖様に食べていただくために作る料理が一番に思い浮かびますよね。

料理以外のお盆のお供えといえばなんでしょうか?

お盆はご先祖様に帰ってきていただいて感謝の気持ちを伝えて供養する行事です。

できればご先祖様が喜んでくださるものや役に立つものが良いですよね!

料理がちょっと苦手な方でもご先祖様に感謝の気持ちを伝えることができるお供えで定番のものをご紹介します。

  • 精霊馬(しょうりょううま)

精霊馬とはなすやきゅうりなどの野菜に割り箸または爪楊枝を刺して飾るものです。

ご先祖様があの世とこの世を行き来する際に使用する乗り物としての意味があります。

とても簡単にできるのですが、割り箸や爪楊枝の刺す位置に失敗するとバランスが悪くて倒れてしまいます。

私も最初のころはなすやきゅうりを穴だらけにしていました。

地域によって使用する野菜は違うこともありますが、なすときゅうりが多いです。

なすときゅうりにはそれぞれに違う意味があるため紹介していきます。

<なす>

なすは、牛を表現しています。ご先祖様に牛の背に乗って景色を眺めながらゆっくりとあの世へ帰ることができるようにという意味があります。

また帰る時に牛に沢山のお土産を乗せて帰って行くことができるようにという願いもこめられています。

沢山のお土産を乗せてもしっかりと安全に運んでくれるように大きくて立派ななすを選んで作りたいですね。

<きゅうり>

きゅうりは馬を表現しています。ご先祖様が足の速い馬に乗って早くあの世から帰ってくることができるようにという願いがこめられています。

どんなに早い馬でも転倒してご先祖様が怪我をすると大変です。

バランスが良い安定感のある馬にするために割り箸や爪楊枝を刺す位置にこだわりたいですね。

  • お菓子

料理を作らなくても市販のお菓子を用意するという方法もあります。

特に決まりはありませんがお盆の間飾っておくことを考えると賞味期限が長くて、日持ちするものが望ましいでしょう。

また、あまり派手すぎる色のものは避けられる傾向があります。

故人が好きだったお菓子などが分かればそれを用意すると良いでしょう。

私の家で毎年飾られるお盆のお供え物といえば落雁です。

普段は見ることのない落雁は見た目も派手すぎず、華やかで主な材料も砂糖なので甘いです。

ただし、とても硬いので口に入れていれば溶けますがせっかちな人はきついかもしれません。

甘党の私は落雁を食べる唯一の人だったのですべての落雁を食べていました。

ただ、大量に食べるとさすがに飽きるので、コーヒーなどの砂糖替わりに入れていました。

砂糖を使用する時よりもすこし複雑な味になるので興味があるかたはぜひ試してみてくださいね!

お盆の料理のマナーはご先祖様が食べやすくすること

お盆の時期には毎年行事として親戚が集まったりしますよね。

ご先祖様が帰ってくるからご先祖様に感謝して供養する行事ということは知っている方も多いと思います。

お盆の料理を用意するのはどうしてかを考えるとおのずとマナーも分かってくるのではないでしょうか?

お盆の料理はご先祖様に食べていただき感謝を伝えて供養することが目的になります。

そのためご先祖様がお盆の料理を食べやすいように配慮することがマナーです。

  • 箱入りのお菓子
  • 果物
  • 乾麺

よくあるお供え物を例に分かりやすく説明していきます。

<箱入りのお菓子>

よくお供え物としていただくことが多いのがお菓子です。大きな箱に入っていてそのままだと中身が何なのか分かりませんよね?

それはご先祖様も同じことです。中身をだして小袋の状態にすることで食べやすくすることを心掛けましょう。

<果物>

果物はとてもおいしいですが皮があったりしてそのままで食べることができないものも多いと思います。

その場合はきちんと皮をむいて洗ってからフォークを添えて差し上げましょう。

<乾麺>

乾麺はそのままにせずにすぐに食べられるようにゆでてつゆと箸を一緒にしましょう。

目の前に美味しそうな乾麺があってもそのままでは食べられないのでがっかりしてしまいますよね!そんな思いをご先祖様にはさせないようにしましょう。

三つ具体的な例でお盆の料理のマナーをご紹介しました!

料理をお供えする時は必ずご先祖様がいただくことを意識してお箸やフォークなども仏壇側に向けて置くようにしましょうね。

まとめ

  • お盆の料理の意味には幸せや健康への願いやご先祖様への思いが込められている
  • お盆の料理では特別食べてはいけないものはない
  • 伝統的なお盆の料理では精進料理があり、肉や魚など使用できない食材がある
  • お盆の由来は目連尊者というお釈迦様の弟子が母を地獄から救った出来事
  • お盆のお供えの料理の期間は8月13日から8月16日まで!1日3食お供えすること
  • お盆の料理はご先祖様が食べやすいように配慮することがマナー

お盆の料理にある意味を知ることで美味しい料理に特別感がまして良いですよね。

意味やマナーを知ることでその料理に込められた願いや思いを感じることができたのではないでしょうか。

ぜひご親族の皆さんでご先祖様に感謝する思いを大切にしながらお盆という時を楽しんでいただけたら幸いです。

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