年末の大掃除に必要なものを紹介!事前に準備をして効率よく進めよう

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毎年大掃除はしているけど今年はもっと効率よくできないかしら?

毎年なんとなく年末だからと大掃除を始めても、なかなか思うように進まず時間がかかってしまう…そういう方も多いのではないでしょうか。

年末の大掃除を効率良く進めるためには、必要なものを事前に準備しておきましょう。

そうすることで無駄なく計画的に年末の大掃除を終わらせることができます。

こちらの記事では大掃除の前準備について、そして場所ごとに必要なものや掃除のコツについてまとめています。

また年末の大掃除の意味やそのメリット、そして年末に大掃除をしないという選択についてもご紹介しています。

必要なものを知ることで年末の大掃除を余裕を持って終わらせ、気持ちよく新年を迎えてみませんか。

大掃除では窓掃除までしっかりしますよね。そして網戸の掃除に頭を悩ますのではないでしょうか。

網戸だけではなく窓のサンまで綺麗に掃除できます。

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年末の大掃除に必要なものは事前に準備しておこう

年末の大掃除を計画的に終わらせるためには、必要なものを事前に準備しておくことが大切です。

大掃除を始める前に必要なものを準備しておくことで、効率良く進めることができます。

こちらでは年末の大掃除に取りかかる前の準備について、そして大掃除に必要なものやそれぞれの場所での掃除のコツについてまとめています。

事前の準備をしっかりとするためにも、年末の大掃除に必要なものについて一緒に見ていきましょう。

年末の大掃除を効率良く進めるために必要なのが前準備

大掃除を始める前にしておく準備は、こちらの4つです。

  1. 大掃除チェックリストを作る
  2. スケジュールを決める
  3. 持ち物の整理と不用品の処分
  4. 必要なものを揃える

効率よく年末の大掃除を進めるために、一つずつ詳しく見ていきましょう。

<大掃除チェックリストを作る>

掃除の必要な場所と掃除の進み具合がチェックできる「大掃除チェックリスト」を作りましょう。

大掃除チェックリストを作っておくことで、大掃除全体の作業量も把握することができ、予定も立てやすくなります。

大掃除だからといって家の隅々まで全て掃除をする必要はありません。

普段の掃除で手をつけられていない場所を中心に、ここだけはきれいにしたいという場所を優先してリストアップしておきましょう。

どこを掃除するのかわからない状態で大掃除を始めるとあれもこれもと気が移ってしまい、なかなか思うように進めることができませんよね。

効率よく掃除を進めるために、事前に掃除する場所をピックアップしておきましょう。

<スケジュールを決める>

大掃除チェックリストを元に、いつまでに掃除を終わらせたいかということから逆算してスケジュールを立てましょう。

大掃除の完了日を決めておくことで、そこに向けて掃除をする日と掃除にかける時間を調整することができます。

予備日を決めたり余裕を持った完了日にしたり、何かと忙しい年末ですので柔軟に動ける工夫をすることをおすすめします。

何日かに分けて掃除をしていくことで、大掃除の負担を分散させながら計画的に終わらせることができるのではないでしょうか。

<部屋の片付けと不用品の処分>

大掃除をスムーズに進めるために、部屋の片付けをして不用品は処分しておきましょう。

部屋の片付けと掃除は別物です。掃除をしようと思っていたのに、部屋を片付けるので一日が過ぎてしまっては大掃除がいつまでたっても終わりません。

大掃除を始める前に不用品を処分することで、掃除の際に物をどかしたり避けたりする不要な手間も減らすことができます。

なかなか物を捨てられない人は「今使っているか」「使っていないか」で分けてみましょう。

そうすることで使っていないものは思い切って手放すことができるかもしれません。

年末年始はゴミの収集日が変わっている可能性もあるため、事前に確認しておくと良いですね。

<必要なものを揃える>

そして何よりも大掃除を始める前に大切なことは、掃除に必要なものを揃えることです。

掃除の途中であれがないこれがないとなっては、いちいち中断され思うように掃除がはかどりません。

そうならないためにも必要なものを事前に確認して、揃えておきましょう。

すべて買う必要はないので、古布や割り箸、使わなくなった歯ブラシなど使えるものは有効活用しましょう。

大掃除の前準備について4つご紹介しましたが、皆さんは実践されていましたか?

私は必要なものを揃えるくらいしかしておらず、思い立った時に手当たり次第に掃除をしていました。

掃除ではなく部屋の片付けと不用品の処分から始まるのでなかなか進まず、片付けだけで貴重な年末の一日を終わらせてしまうこともありました。

しかし大掃除チェックリストを準備し、スケジュールを事前に決めるようにしたことで効率よく大掃除を進めることができるようになりました。

大掃除に最低限必要な道具10選!洗剤は5つ準備しよう

大掃除で最低限必要な道具を10個まとめてみました。

  • マスク
  • エプロン
  • ゴム手袋、軍手
  • 雑巾(古布)
  • スポンジ
  • ブラシ
  • 新聞
  • バケツ
  • ハンディモップ
  • 掃除機

これらの道具がどうして必要なのか、一つずつ詳しく見てみましょう。

<マスク>

いくらこまめにお掃除をしている家庭でも、大掃除はホコリやチリとの戦いです。

ホコリを吸いすぎてしまうのは身体に良くないため、マスクを用意しておきましょう。

<エプロン>

着衣が汚れたり濡れたりするのを防ぐだけでなく、細かい道具を入れておくのにとても便利です。

大掃除では家中あちこちに移動するため、必要なものをポケットに入れておくことで無駄な移動をせずさっと取り出して掃除に使うことができます。

<ゴム手袋、軍手>

水仕事にはゴム手袋、外回りの掃除には軍手が必要になります。

ゴム手袋を使用することで水仕事によって手が汚れてしまったり洗剤で手が荒れてしまったりすることを防ぐことができます。

また軍手は、手をガードするだけではなく細かい部分の掃除にも活用できます。

洗剤を溶かした水を軍手に浸して固く絞り、手にはめてそのままブラインドや窓の端など細かい部分の掃除に使ってみましょう。

<雑巾(古布)>

雑巾は拭き掃除に必須のアイテムですよね。古くなったタオルや衣類で代用も可能です。

水拭き用の雑巾は多めに濡らしてまとめて洗濯機で脱水にかければ、その都度絞る手間を省くことができます。

マイクロファイバー素材のものは、汚れを拾いやすく速乾性があるので拭き掃除に便利です。

<スポンジ>

水回りの掃除には、スポンジが活躍しますよね。

焦げ落とし用のスポンジやメラミンスポンジなど種類も様々なので、掃除場所や汚れによって使い分けましょう。

<ブラシ>

すきま汚れを落とすのに役立つのがブラシです。

雑巾やスポンジでは手が届かない狭い場所や頑固な汚れは、ブラシを活用しましょう。

こちらもブラシをわざわざ買う必要はなく、割り箸の先に布を付けたり古くなった歯ブラシを使ったりすることで代用が可能です。

<新聞>

ホコリを払う際に下に敷いたり、水に濡らして窓ガラスの掃除をしたりと意外と活躍します。

新聞を取っている方は年末の大掃除に向けて少し多めに取っておくと良いかもしれませんね。

<バケツ>

バケツに水を入れておくことで、掃除する部屋と水場の行き来を減らすことができます。

ベランダや玄関に水を流すのにも活用することができますよね。

普段は畳んで収納できるバケツは、場所を取らないのでおすすめです。

<ハンディモップ>

ホコリを吸着させることで、キレイにしてくれるのがハンディモップです。

洗えるタイプや使い捨てタイプ、高いところにも届く伸縮性タイプと様々な種類があります。

<掃除機>

落としたホコリやゴミはある程度まとめたら掃除機で一気に吸い取りましょう。

ノズルを変えることで、狭い隙間やカーペット、サッシの掃除に使えるものもあります。

洗剤は何を準備すればいいのかしら?

汚れ落としに欠かせないのが「洗剤」ですよね。洗剤はこちらの5つを準備しておきましょう。

大掃除に必要な洗剤
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • クエン酸
  • 酸素系漂白剤
  • 中性洗剤

洗剤は汚れの種類によって使い分けることで効果的に汚れを落とすことができます。

<重曹>

重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、酸を中和することができます。

そのため油汚れや手垢、焦げつきなどの酸性の汚れを落とすのに効果的です。

研磨剤として使うこともできますし、重曹水スプレーを作っておくことであらゆる場所の掃除に役立ちます。

<重曹水スプレー>

重曹小さじ1と水100mlを混ぜてスプレーボトルに入れることで簡単にできます。

<セスキ炭酸ソーダ>

セスキ炭酸ソーダは重曹と炭酸ナトリウムを混ぜて結晶化したもので、重曹よりもアルカリ性が強く洗浄力が高いのが特徴です。

油汚れや皮脂汚れを落とすのに高い効果を発揮します。

スプレータイプのものを一つ準備しておくことで、大掃除でも大活躍してくれます。

<クエン酸>

クエン酸は酸性のため、お風呂や鏡の頑固な水垢、トイレの黄ばみなどのアルカリ性の汚れに効果的です。

重曹と同じくクエン酸スプレーを用意することで、掃除に活用しやすくなります。

<クエン酸スプレー>

クエン酸小さじ1と水200ml混ぜてスプレーボトルに入れることで簡単にできます。

<酸素系漂白剤>

粉末タイプの酸素系漂白剤は、キッチンからお風呂そして洗濯と幅広く使うことができます。

塩素系漂白剤と違って特有の強い臭いがないので、キッチンの除菌や消臭にも抵抗なく使うことができます。

<中性洗剤>

浴室用洗剤や食器洗い洗剤の多くは中性洗剤です。

中性洗剤は、アルカリ性と酸性のどちらの性質も持っているので両方の汚れに使用することができます。

素材を傷めにくいという特徴があり、他の洗剤と混ざっても有毒なガスが発生するおそれはないので安心して使うことができます。

しかし強い洗浄力はないので、頑固な汚れはアルカリ性洗剤や酸性洗剤を使う必要があります。

普段何気なく使っている洗剤にはアルカリ性、酸性、中性のものがあることが分かりました。

大掃除では普段は手をつけない部分の掃除をするため、頑固な汚れも多いですよね。

汚れの性質を理解してそれぞれの汚れに適した洗剤を選びましょう。

掃除の場所ごとに必要なものと掃除のコツを紹介

こちらでは大掃除の際、場所ごとに必要なものとその場所の掃除のコツについて紹介していきます。

<掃除場所>

  • キッチン
  • お風呂
  • トイレ
  • リビング、寝室
  • 窓、網戸
  • 玄関

それぞれ皆さんが気になる場所をチェックしてみてください。

<キッチン>

キッチンの大掃除に必要なものはこちらになります。

キッチンの大掃除に必要なもの
  • 食器洗い洗剤
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • 雑巾
  • ヘラ(不要になったカード)

キッチンの汚れの多くは油汚れですが、その他にも水垢やカビなど場所によって様々です。

先ほどご紹介した汚れの種類によって洗剤を使い分けることでスムーズに掃除を進めましょう。

ガスコンロや五徳、換気扇の主な汚れは油汚れや焦げです。

どちらも酸性の汚れなので重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的です。

しつこい汚れには水1リットルに対して重曹大さじ3杯ほどを溶かした「重曹水」で20分ほどつけ置きし、スポンジや歯ブラシで擦り洗いをしましょう。

それでも取れない頑固な汚れは「沸騰重曹水」につけ置きして、水で洗い流しましょう。

<沸騰重曹水での掃除方法>

  1. 大きい鍋か深めのフライパンに水1リットルと重曹大さじ1杯を入れる
  2. 汚れた部品を1に入れ、5分ほど沸騰させる
  3. 約2時間放置してつけ置きをする
  4. 水で洗い流す

しつこい汚れや焦げ付きにはプラスチック製のヘラや不要になったカードを使うことでこそぎ落とすことができます。

<お風呂>

お風呂の大掃除に必要なものはこちらになります。

お風呂の大掃除に必要なもの
  • 浴室用洗剤
  • 塩素系漂白剤
  • 重曹
  • クエン酸
  • スポンジ、柄つきスポンジ
  • 歯ブラシ
  • 雑巾
  • 新聞紙
  • 防カビ剤

浴室全体の皮脂汚れや石けんカスなどは普段の掃除で使っている浴室用洗剤で十分落とすことができます。

カビ取りには重曹とクエン酸を混ぜたものも有効で人体にも安心して使うことができますが、手早くカビを一掃するのに適しているのは塩素系漂白剤です。

塩素系漂白剤を使用の際は手袋や必要であれば眼鏡やゴーグルをして、十分に換気した状態で他の洗剤と混ざらないように必ず単体で使用しましょう。

天井の掃除に便利なのが柄つきスポンジです。天井のカビ取りに、塩素系漂白剤をそのまま使用するとたれ落ちてくる恐れがあり危険です。

柄つきスポンジの先に雑巾をつけて塩素系漂白剤をスプレーし、気になる部分にトントンと優しくつけたら5分後水拭きしましょう。

鏡は新聞紙を活用することで簡単に汚れを落とすことができます。

水に濡らした新聞紙で鏡全体を拭き、乾いた新聞紙で拭き上げましょう。

新聞紙を使うことでインクが油分を分解するため、汚れがよく落ちて鏡にツヤが出ます。

しつこい水垢にはクエン酸スプレーをふきかけ、乾いた布で拭き取りましょう。

お風呂の大掃除の仕上げは、防カビ剤を使うことで浴室全体を除菌することができます。

小物や子どものおもちゃ、換気扇の裏側までまとめて除菌し、カビの発生を予防しましょう。

<トイレ>

トイレの大掃除に必要なものはこちらになります。

トイレの大掃除に必要なもの
  • トイレ用洗剤
  • クエン酸
  • スプレータイプの拭き取り用クリーナー
  • トイレブラシ

便器の中は尿石などのしつこい汚れを落とすために液体のトイレ用洗剤を使用しましょう。

なかなか汚れが落ちない場合は、先ほどご紹介した「クエン酸スプレー」をトイレットペーパーにしみ込ませて、数分間汚れがひどい箇所に貼っておきましょう。

そうすることで、クエン酸が汚れを分解し簡単に落とすことができますよ。

トイレットペーパーは掃除をしてそのまま流せるのでとても便利ですよね。

スプレータイプの拭き取り用クリーナーで汚れを拭き取る時も、トイレットペーパーを使うことでそのままトイレに流すことができます。

普段はほとんど手をつけないトイレタンクも実はカビで汚れているかもしれません。

トイレタンク専用の洗浄剤を使うことで簡単に掃除をすることができます。

<リビング寝室>

リビングや寝室の大掃除に必要なものはこちらになります。

リビングや寝室の大掃除に必要なもの
  • 掃除機
  • フローリングワイパー
  • 雑巾
  • バケツ
  • メラミンスポンジ
  • スクイージー

物が多いリビングは特にホコリがたまりやすい場所です。

大掃除では普段なかなか手をつけない「天井」も拭き掃除をしましょう。

ホコリが落ちてくるので下に新聞紙を敷き、フローリングワイパーに固く絞った雑巾をつけて拭きます。

ついでにエアコンや照明器具もさっと拭き取りをしましょう。

雑巾を洗ったり絞ったりするのが面倒な場合は、フロア用のウエットシートやドライシートがあります。

<窓、網戸>

窓や網戸の掃除に必要なものはこちらになります。

窓や網戸の掃除に必要なもの
  • 雑巾
  • バケツ
  • メラミンスポンジ
  • スクイージー
  • 歯ブラシ
  • 掃除機

大掃除で欠かせないのが窓や網戸の掃除ですよね。

普段の掃除ではなかなか手をつけない場所なので、年に一度くらいは掃除しようと思っている方も多いのではないでしょうか。

網戸は内側と外側から雑巾で挟んで上下に拭いていきます。挟むことで汚れが飛ぶのを防ぐことができます。

メラミンスポンジは水に濡らすだけで汚れを落としてくれるため、窓や網戸の掃除にも活躍してくれますよ。

最後はスクイージーと呼ばれる水切りワイパーで水気を切ることでピカピカの窓に仕上げることができます。

<玄関>

玄関の大掃除に必要なものはこちらになります。

玄関の大掃除に必要なもの
  • ほうき
  • 掃除機
  • メラミンスポンジ
  • 雑巾
  • バケツ
  • 重曹(セスキ炭酸ソーダ)

まずは砂埃やチリをほうきや掃除機を使って取り除きます。

タイルの汚れには水に濡らしたメラミンスポンジ、しつこい汚れは重曹やセスキ炭酸ソーダを使って落としましょう。

床の素材によっては重曹やセスキ炭酸ソーダを使うことで傷ついてしまうものもあるので気をつけましょう。

最後に固く絞ったぞうきんで床を拭き上げましょう。

場所ごとに大掃除に必要なものとちょっとした掃除のコツをご紹介しました。

ここで紹介したものは基本的な道具や洗剤ですが他にも各場所の掃除に特化した便利グッズがたくさん売られていますよね。

様々なグッズを活用することで少しでも大掃除の負担を減らしながら、家がきれいになっていく姿を楽しみましょう。

大掃除を成功させるための3つのコツをおさえよう

大掃除を成功させるための3つのコツについてご紹介します。

  • 掃除は「内側から外側」「上から下」「奥から手前」に行う
  • 面倒な場所から掃除に取りかかる
  • 場所ではなく「同じ工程」ごとに役割分担をする

どれも気になる内容ですね。一つずつ詳しく見てみましょう。

<掃除は「内側から外側」「上から下」「奥から手前」に行う>

まず「内側から外側」というのは、閉じた空間から開いた空間に向けてという意味です。

具体的には寝室からリビング、そして最後に玄関や窓という流れになります。

「上から下」「奥から手前」というのも掃除の基本ですよね。

せっかく床を掃除したのにその後にエアコンや照明器具を掃除することで床が汚れては二度手間になっていまいます。

床や棚を掃除する時は、奥から手前に向けて拭くことを意識することで、ゴミの取りこぼしを防ぐことができます。

効率よく掃除を進めるためにも、自分だけではなく家族みんなで共有して取りかかりましょう。

<面倒な場所から掃除に取りかかる>

面倒な場所こそ普段手をつけられていない大掃除が必要な場所ですよね?

せっかく掃除にまとまった時間が取れる大掃除だからこそ、面倒だと感じる場所から取りかかってみましょう。

先に面倒な場所を終わらせることで、どんどん掃除を進めることができます。

得意なことと苦手なことを話し合い、家族で分担することも一つの手です。

<場所ではなく「同じ工程」ごとに役割分担をする>

場所ごとに分担をすると進捗状況にムラができてしまうので、同じ工程で役割分担をしましょう。

同じ工程なので必要な掃除道具をいちいち変えながら掃除する手間が省けます。

子どもにもできる範囲で参加してもらうことによって、大掃除の習慣が身につくのではないでしょうか。

大掃除を成功させるための3つのコツをご紹介しました。

ぜひご家族で協力しながら、大掃除を家族行事として取り入れてみてください。

年末の大掃除の意味を知り綺麗な家で新年を迎えよう

皆さんは年末の大掃除が「神事」の意味を持っていることをご存じですか?

年末の大掃除は「煤払すすはらい」といって12月に一年のすすを払い、新年を司る歳神様を迎えるための行事が由来となっています。

年末の大掃除には神様を迎える準備をするという意味があるのです。

こちらでは年末の大掃除の由来である「煤払すすはらい」について詳しくご紹介します。

大掃除を行う期間や行ってはいけない期間、そして年末に大掃除をするメリットについてもまとめています。

これまで特に何も考えず年末になったら大掃除をしていた方も、その意味について知ることでより大掃除へのやる気が高まるのではないでしょうか。

年末の大掃除の由来は平安時代から続く煤払い

年末の大掃除の由来は平安時代までさかのぼります。

平安時代の宮中では「煤払すすはらい」といって12月に一年のすすを払い、新年を司る歳神様を迎えるための行事が行われており、こちらが大掃除の由来だと言われています。

歳神様とは新年に来てくれる幸せの神様といわれているため、失礼のないよう家を綺麗にして清めておく必要があります。

つまり本来年末の大掃除とは自分や家族が気持ちよく新年を迎えるためではなく、神様を迎え入れる準備をするという意味があるのです。

鎌倉時代以降はその風習が寺院や神社に広がり、江戸時代になると12月13日を「煤納すすおさめの日」と定めて江戸城の大掃除が行われるようになりました。

そのことがきっかけで一般庶民にまで大掃除の文化が広がっていきました。

そのため煤払すすはらいをする日には諸説ありますが、12月13日が一般的とされています。

私は年末の大掃除の意味を知ることで、その大切さについて再確認することができました。

我が家では子どもも一緒に大掃除をするのですが、掃除をしながら日本の風習について一緒に話をするのも年末の楽しみになっています。

大掃除は行う時期と行ってはいけない時期がある

年末に行う大掃除は、行っても良い時期と行ってはいけない時期が決まっています。

行っても良い時期ですが、大掃除は12月13日に始めて12月28日までに終わらせる方が良いとされています。

旧暦の12月13日は、「鬼宿日きしゅくにち」と言って婚礼以外の万事に大吉とされる縁起が良い日なので、お正月に向けた様々な準備を始める日として最適な日と言えます。

逆に大掃除を行ってはいけない時期は、こちらの日にちです。

大掃除を行ってはいけない時期
  • 12月29日
  • 12月31日
  • 1月1日

なぜ行ってはいけないのかそれぞれ見てみましょう。

<12月29日>

「9」という数字がつくことから、ク=苦を連想するため縁起が悪いとされており、避けるべきだと言われています。

<12月31日>

31日に大掃除を行って、正月飾りをするのは「一夜飾り」と言われ、急遽用意をした印象を与えるため望ましくないとされています。

<1月1日>

元旦に大掃除をするということは、訪れた福を掃除してしまうことから福が逃げると言われており、縁起が悪いため避けるべきだと言われています。

理由に関しては諸説ありますが、年末年始は家事をせずゆっくり過ごすためにこのように決められたという説もあります。

せっかくの年末年始はゆっくりと過ごしたい方も多いですよね。

12月28日には終わらせるように余裕を持ったスケジュールで、効率よく大掃除を進めましょう。

年末に大掃除をするメリットについて知ろう

年末に大掃除をするメリットについて見てみましょう。

  • 大掃除のためにまとまった時間を作ることができる
  • 綺麗になった部屋で新年を迎えることができる

多くの人が年末に大掃除をするのはそのメリットを実感しているからではないでしょうか。

<大掃除のためにまとまった時間を作ることができる>

普段は仕事や学校で忙しく過ごしている方も、年末はお休みの方が多いですよね?

忙しくてなかなか家にいる時間がなかった方も年末は大掃除の時間が取りやすく、掃除に集中することができます。

<綺麗になった部屋で新年を迎えることができる>

年末に大掃除をすることで、綺麗になった部屋で気持ちよく前向きに新年を迎えることができます。

心理学的にも汚い部屋より綺麗な部屋で過ごす方がうつ病やストレスの発生率が低いと言われており、健康面にも良い影響を与えてくれます。

年末の大掃除にはまとまった時間を掃除にあてることで、心機一転新しい気持ちで新年を迎えられるという良さがあります。

大掃除をすることで心身ともにスッキリとした気持ちになります。

しかし、窓のサンや網戸は掃除しにくいですよね。

ミトン型なので掃除もしやすいので時間も短縮できます。

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年末に大掃除をしないという選択について知ろう

とはいえ年末はただでさえやることも多く、大掃除だけに時間を割いていられないというのも事実ですよね。

年末は冷え込みも厳しく、そんな寒い中での大掃除は苦行だと感じている方も少なくありません。

そんな方は思い切って年末に大掃除はしないという選択もあります。

ある調査では年末の大掃除をするかどうかという質問に対して約3割が「年末に大掃除しない」と答えたそうです。

こちらでは年末に大掃除を「しない理由」と新年を迎えるための最低限の掃除について、そして外国の大掃除についてまとめています。

年末の大掃除を苦痛に感じている方は、大掃除をしなければという概念から離れて、大掃除をしないという選択についても考えてみましょう。

冬の掃除は効率が悪い!年末に大掃除をしない理由

年末に大掃除をしない理由についてまとめてみました。

  • 年末は大掃除どころではなく忙しい
  • 年末年始関係なく仕事
  • 気合を入れて大掃除をするのは疲れる
  • 寒いからしたくない
  • 雪国だからできない

年末に大掃除をしないのにも様々な理由があることが分かりますね。

大晦日も元旦も他の日と変わらず仕事がある人達にとっては、年末に大掃除という選択肢がないのも自然なことです。

そもそも冬の掃除は、寒さで冷え固まった汚れが落ちにくく、気候がいい春や秋に比べて非効率です。

冬場の水仕事は乾燥も相まって手荒れの原因にもなりますよね。

寒いからしたくないという理由も一理あるということが分かります。

新年を迎えるために最低限しておきたい掃除

冬の掃除は効率が悪いといっても、ずっとしてきた年末の大掃除をしないというのに抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういう方は気持ちよく新年を迎えるために年末だからこそしておきたい場所をおさえて掃除に取りかかりましょう。

最低限掃除しておきたい場所
  • 玄関
  • 鏡餅を置く場所
  • リビングのカーテン
  • 「光る場所」と「水回り」
  • 冷蔵庫の中

このくらいであれば忙しい年末のどこか一日で終わらせることができるのではないでしょうか。

<玄関>

歳神様をお迎えする玄関は年末にきちんと掃除をしておきたい場所です。

玄関が綺麗になるだけで、出入りも気持ちよくでき、新年を迎えるための準備が一つ整います。

門前などに飾る門松は、歳神様を家にお招きする目印になります。しめ縄やしめ飾りは外の邪気が家に入ることを防ぐ役割があります。

普段何気なく毎日使っている玄関ですが、「お客様目線」で一度見直してみることで、余計なものが見つかるかもしれません。

<鏡餅正月の花を置く場所>

鏡餅やお正月の花は「依り代(よりしろ)」といってお供物になると同時に、お迎えした歳神様の居場所となります。

神様が宿る場所なので、置く場所を決めたらそこは綺麗に拭いておきましょう。

小学生くらいのお子様には意味を教えながら拭き掃除を手伝ってもらうことで勉強にもなりますね。

<リビングのカーテン>

大掃除はせずとも、年末にリビングのカーテンを洗濯することをおすすめします。

リビングの広い部分を占めるカーテンを綺麗にしておくことで部屋全体のトーンが明るくなります。

ドライクリーニング表示でなければおしゃれ着用洗剤を使用して洗濯し、脱水をしたところでそのままカーテンレールに戻しておきましょう。

そうすることでシワにもならず、部屋の加湿もすることができます。

カーテンを乾かしながら部屋の加湿ができるので一石二鳥ですよね。

<「光る場所」と「水回り」>

磨けば光る場所を掃除することで綺麗になった達成感を得ることができます。

また水回りは普段の掃除で手が回らないところまできちんと綺麗にすることで歳神様が喜ぶ家になるそうです。

キッチン、トイレ、洗面所の水回りは意識をして掃除しておきましょう。

<冷蔵庫の中>

気温が低い年末こそ、冷蔵庫の中を掃除するのに最適な時期です。

年末年始の食材を買う前のタイミングで行うのがおすすめです。

トレイやドア棚も取り外して中性洗剤で洗い、庫内やパッキンも綺麗にしたら最後に消毒用エタノールやアルコールスプレーをかけて消毒しておきましょう。

私がキッチン関連の掃除に重宝しているのが「パストリーゼ」です。

パストリーゼとは酒造会社が酒造りの独自のノウハウによって作った、食品にも直接かけられるアルコール消毒剤です。

食材に直接かけられるという安心感がキッチンで重宝する理由です。

防カビだけでなく消臭にも効果が高く、あらゆる場所の掃除に活躍してくれるので気になる方はぜひ調べてみてください。

大掃除をしない場合、年末に最低限しておきたい掃除を場所別にご紹介しました。

私も大掃除チェックリストを事前に作っていますが、全ての箇所を掃除できないこともあります。

私はチェックリストの中でも優先順位を決めて、優先度が高いものから掃除をしています。

全く掃除をしないということに抵抗を感じる方は、自分の中で納得ができる形で家を整えてみてはいかがでしょうか。

年末の大掃除は日本の習慣!外国の大掃除とは

年末に大掃除をするのは日本の習慣で、海外には日本とは違う大掃除の文化があります。

欧米では「Spring Cleaning(スプリングクリーニング)」といい、3~5月の春から初夏にかけて大掃除を行います。

昔は暖房を使用するのに薪や石炭を使い、灯りにはロウソクやオイルランプが使われていました。

そのため春を迎える頃には家がすすなどで汚れてしまい、暖房を使わなくなると窓を開けて大掃除をしたのが始まりだと言われています。

中国では2月の春節という中国のお正月の前に大掃除をしますが、日本のように何日もかけるわけではなく1日程度で済ませてしまうそうです。

プエルトリコでは、大晦日にバケツの水をバケツごと窓から投げるそうです。なかなか斬新ですよね(笑)

古い年を洗い流して、新しい年を迎えようという意味があるそうです。

国によって大掃除の文化もそれぞれ違うことが分かりました。

年末に大掃除をすることが当たり前だと思っていましたが、年末の掃除は必要最低限にして気候が良い時期に少しずつ掃除をしておくのも一つの手ですね。

まとめ

  • 年末の大掃除を効率よく終わらせるためには、事前に必要なものを準備しておくことが大切
  • 年末の大掃除は前準備をしておくことで掃除に集中して取りかかることができる
  • 洗剤は酸性、中性、アルカリ性があり汚れの種類によって適した洗剤を使うのが効果的
  • 大掃除を成功させるためのコツは家族で共有して大掃除を家族行事にしよう
  • 年末の大掃除は平安時代から続く神事の「煤払すすはらい」が由来で、新年を司る歳神様を迎え入れるという意味がある
  • 年末に大掃除をするメリットはまとまった時間がとれることと綺麗になった部屋で気持ちよく新年を迎えられること
  • 様々な理由から年末に大掃除をしないという選択をする人達も一定数いる
  • 海外には日本とは違った形の大掃除の文化がある

年末の大掃除に必要なものについてまとめてみました。

年末の大掃除の意味や、年末に大掃除をしないという選択があることも知ることができましたね。

年末の大掃除に必要なものを知ることで皆様がご自身の納得がいく形で家を整え、気持ちよく新たな年を迎えられることを願っています。

今年の大掃除は網戸用掃除手袋で簡単に終わらせましょう!

寒い中の掃除は早く終わらせたいですよね。

子ども用サイズもありますので、お手伝いにもいいですね。

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