
子どもの習い事を辞める理由で嘘をついたらダメなのかな…
習い事を辞める理由がそのまま伝えにくい場合は、どう伝えるか悩んでしまいますよね。
習い事を辞める理由で嘘をつくことは、「嘘も方便」という言葉があるように、時に良い関係で終わるための「礼儀」とも言えます。
しかしすぐに嘘だとばれてしまうような理由は、ご自身のためにも言わないほうがよいでしょう。
こちらの記事ではそのまま伝えないほうがよい「辞めたい理由」や、穏便に習い事を辞めるための伝え方について紹介しています。
嘘とまではいかなくても、理由を上手くぼかしながら伝えることでスムーズに辞めることができますよ。
伝えるタイミングや連絡方法などのマナーについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
習い事など「子供のために」と親は頑張ってしまいますよね。
伸びのび育てることに不安を感じる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時に読んでいただくと、参考になる内容となっています。
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習い事を辞める理由で嘘はあり?穏便な辞め方を紹介

子どもの習い事を辞める時、その理由によっては言いにくいものもありますよね。
辞める理由が言いにくい場合はそのまま伝えず理由をにごして、辞めることははっきりと伝えましょう。
時にはばれない程度で嘘をつくことも、スムーズに辞めるためのコツですよ。
そのまま伝えないほうがよい辞めたい理由5選
そのまま伝えないほうがよい「辞めたい理由」はこちらの5つです。
- 先生と合わない
- 生徒間での人間関係に悩んでいる
- 始めてみたもののやりたいことと違った
- 上達しない
- やる気がなくなってしまった
このようなネガティブな理由は、正直に伝えることで先生のプライドを傷つけてしまう恐れがあるため、そのまま伝える必要はありません。
また金銭的な理由で辞める場合も、正直に伝える必要はありません。
それぞれの家庭の経済事情を伺わせるプライベートな理由のため、伝えることはおすすめできません。
辞める時はなるべく円満にスムーズに進めることで、こちらも無駄なエネルギーを消費することなく辞めることができますよ。
ではどのようにしたら円満にスムーズに辞めることを伝えることができるのでしょうか。
習い事を穏便に辞めるための伝え方について知ろう
言いにくい理由の場合は具体的に言う必要はないので、「家庭の事情」や「諸事情」で辞めるというように、辞める理由をうまくぼかして伝えるようにしましょう。
「家庭の事情」や「諸事情」で辞めると伝えた後、さらに理由を追及してくる人はほとんどいないと思います。
しかしそれでも具体的な理由を聞かれた場合は、「時間的にも通うのが難しくなった」と伝えるのもよいでしょう。
時間的に厳しいという理由は、相手も引き止めることが難しいからです。
時には本音を言わず、少し嘘を混ぜることも円満にスムーズに辞めるためのコツです。
しかし嘘の理由を伝える際に気をつけなければならないのが、すぐばれるような嘘はつかないということです。
引っ越しをしないのに引っ越しを理由にするなどの嘘は、生活圏内で習い事をしている場合はすぐにばれてしまう可能性があります。
ばれるような嘘をつくよりは理由はうまくにごして、辞める意志だけをはっきりと伝えることがおすすめです。
言いにくいからといって、子どもに辞める理由を言わせるのはやめましょう。
子どもがきちんと辞めることを伝えられるか分からないですし、先生も子どもに言われてもどう判断してよいのか迷ってしまいます。
言いにくくてもきちんと親から先生に伝えるようにしましょう。
伝えるタイミングや連絡方法はマナーを守ろう

伝えるタイミングや方法は何がベストなのかしら…?
辞めることを伝えるタイミングやその方法も悩むところではないでしょうか。
まず辞めるタイミングですが、習い事の規約を確認して、少なくとも1か月前には辞めることを伝える必要があります。
習い事の規約によっては1か月よりも前に伝えなければならないこともあるので、規約がある場合は必ず確認しておきましょう。
辞める直前に伝えるのは相手に失礼ですし、支払いサイクルの関係で次月の月謝を請求される可能性もあります。
私の友人は引っ越しを理由に子どもの習い事を辞める際、急な引っ越しでバタバタしていたこともあり、辞めることを伝えるのが一週間前になってしまいました。
申し訳ないと思いながらも辞める手続きを終えて引っ越した後、口座から習い事の引き落としがあって驚いたそうです。
その習い事は規約で先払いが決まっていたため、辞める連絡が遅れたことで1か月分多く支払うことになってしまいました。
皆さんはこのようなことにならないよう、辞めることが決まったらなるべく早めに伝えるようにしましょう。
そして辞めることを伝える時は、基本的に対面で伝えるのがマナーです。
先生と直接会って、辞めることとこれまでの感謝の気持ちを伝えることが一番好印象です。
子どもと一緒に先生に会いに行くことで、子どもも直接感謝の気持ちを伝えることができ、お世話になった人に挨拶をするというマナーを身につけることもできます。
しかし時間の関係やどうしても対面で伝えられない場合は、電話や手紙などで伝えることもできます。
その場合は対面ではないため、より丁寧に伝えることを意識しましょう。
子育てに悩む親御さんは多くいらっしゃいます。
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習い事を辞める理由の書き方を伝授!挨拶文例を紹介

先ほど述べたように対面が難しい場合は、電話や手紙などで辞めることを伝えることもできます。
手紙やメール、LINEのように文章で伝える時は、相手に失礼にならない丁寧な文章を心がけましょう。
習い事を辞める理由が言いにくい場合の書き方について、手紙とメール(LINE)に分けて挨拶文例をご紹介します。
言いにくい理由で習い事を辞める時の挨拶文例を知ろう
習い事を辞める時の挨拶文の書き方のコツは、直接会って話す時よりも、意識して丁寧に相手に失礼にならない言葉を選ぶということです。
英語やリトミック、バレエなどの様々な習い事を経験している先輩ママさんが、一番挨拶しづらかった習い事がミュージカルだったそうです。
電話や手紙を受け付けないシステムだったため、メールでの挨拶になったとおっしゃっていました。
今回そんな先輩ママさんのアドバイスを聞き、手紙とメール(LINE)に分けて挨拶文例を作成してみました。
まずは手紙の場合の挨拶文例についてご紹介します。
<手紙の場合の挨拶文例>
拝啓
(時候のご挨拶)、いかがお過ごしでしょうか。
(先生の名前)先生におかれましては、ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
誠に申し訳ありませんが、この度、家庭の事情(諸事情)により○月○日をもちまして教室を退会させていただくこととなりました。
〇〇教室では、(期間)にわたり丁寧なご指導をいただき、誠にありがとうございました。
(先生の名前)先生にご指導いただき、子供が心身ともに成長できたことを喜ばしく思います。
今後も先生のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
敬具
次にメール(LINE)の場合の挨拶文例についてご紹介します。
<メール(LINE)の場合の挨拶文例>
〇〇教室(先生の名前)先生
いつも〇〇教室でお世話になっております(子どもの名前)の母(父)の(保護者の名前)です。
この度、家庭の事情(諸事情)により○月○日をもちまして、教室を退会させていただくこととなりました。
本来ならば直接お伺いしてご挨拶するべきところ、都合がつかずメール(LINE)でのご連絡となり、大変申し訳ありません。
先生のご指導のおかげで(できるようになったこと)もできるようになり、(子どもの名前)の自信にもなりました。
(期間)もの間ご指導いただき、ありがとうございました。
残りわずかではありますが、(日付)までご指導のほど、宜しくお願い致します。
(保護者の名前)
習い事を辞める理由が言いにくい時の書き方についてご紹介しました。
習い事を辞める理由を書く時も、言いにくい理由の場合は「家庭の事情」や「諸事情」と、理由を明言せず書くようにしましょう。
少々硬い文章ではありますが、対面や電話のように声のトーンや話し方で伝えられない分、より丁寧に相手に失礼にならないような文章を心がけましょうね。
先生への感謝の気持ちは必ず伝えるようにしよう
上の文例で述べたように、辞める際は必ず先生への「感謝の気持ち」を伝えるようにしましょう。
先生との関係があまり良くなかった、先生を信頼できないなどの理由で辞めるということもあるかもしれません。
しかし辞める時はそういうもやもやした思いは一旦飲み込んで、お互いに気持ちよく終わるというのも大人のマナーです。
お礼の品も悩むところだと思いますが、必ず渡さなければならないというわけではありません。
しかし個人レッスンで長期間指導してくれた先生には、何かお礼の品を渡したいと思うかもしれません。
その際は3,000円程度の日持ちするお菓子などに、のしをつけてお渡しするのがおすすめです。
のしをつけることで、改まった感謝の気持ちを伝えることができますよ。
習い事は家庭でも幼稚園や学校でもない「第三の場所」で、子どもの成長を助けてくれた場所でもあります。
そのことへの感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
習い事をどのように辞めるのかという経験も、子どもの成長の糧になりますよ。
習い事を辞める理由は大人の場合も伝え方を工夫しよう

習い事を辞める理由は、大人の場合も子どもと同じく、比較的言いやすいものや言いにくいものがあります。
どのような理由であれ、習い事を辞めたいと思った場合は、伝えるタイミングや伝え方のマナーを守って辞める意思表示をしましょう。
大人が習い事を辞めたいと思う理由について紹介
大人が習い事を辞める理由をこちらにまとめてみました。
- 人間関係がうまくいっていない
- 始めてみると自分が思っていたイメージと違った
- 最初は楽しく通っていたが、次第に興味を失ってしまった
- 引っ越しや転勤で通えなくなる
- 介護や子育て、仕事など生活面で変化があった
- 金銭的に負担になってきた
- 体力が追いつかなくなってきた
大人で習い事を辞める方の多くが、このどれかの理由に当てはまるのではないでしょうか。
<人間関係がうまくいっていない>
人間関係は、習い事を辞めたい理由として挙げられる大きな要因の一つです。
先生との関係や、習い事で顔を合わせるメンバーとの関係などの人間関係がうまくいっていないと、習い事のモチベーションも下がります。
どちらもヒートアップすると、トラブルに発展することもあります。
こうした人間関係のトラブルに疲れて、習い事を辞めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
<始めてみると自分が思っていたイメージと違った>
習い事を始める時は、その習い事をしている自分やできるようになることを想像するものですよね。
しかし始めてみると自分の想像と違っていた、なんてことも多々あります。
思っていたよりもレベルが低かったり、逆に高すぎたりということもあり、やる気を失ってしまうということがあるようです。
<最初は楽しく通っていたが、次第に興味を失ってしまった>

最初は楽しかったのに今は習い事にいくのがおっくうで…
このように感じて、習い事を辞めようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
興味を失ってしまった理由は目標を達成したり、他にもっとやりたいことが出てきたり、生活面で忙しくなったりと様々です。
<引っ越しや転勤で通えなくなる>
こちらは続けたくても続けられないという残念な理由の一つかもしれません。
しかし引っ越しや転勤は仕方のないことなので、習い事を辞める理由としては伝えやすい理由の一つではないでしょうか。
私も社会人になりたての頃、最初の職場から近い英会話教室に通っていました。
人間関係もよく、とても楽しく通っていたのですが、仕事上2~3年で人事異動があり、次の職場がかなり距離的に厳しい場所になったため、泣く泣く2年半で辞めました。
距離的に通えなくなるからということで、辞める時はそれほど強く引き止められることもありませんでしたよ。
<介護や子育て、仕事など生活面で変化があった>
こちらも上記と同じく、続けたくても続けられない辞める理由の一つですね。
介護や子育て、仕事で忙しいなか習い事を無理に続けることで、日々の生活に影響が出てしまう恐れもあります。
<金銭的に負担になってきた>
結婚をしたり、子どもが生まれたりと様々な生活の変化によって、自分にかけられるお金も変わってきますよね。
独身で、働いたお金は全部自分のために使えていた頃に比べると、習い事が金銭的に負担になり、辞めたいと思う理由になるようです。
<体力が追いつかなくなってきた>
歳を重ねるにつれて体力が追いつかなくなってくるのも、大人特有の習い事を辞める理由かもしれません。
特にスポーツなどの体力が必要な習い事は、年齢とともに辞め時を考えるのではないでしょうか。
大人が習い事を辞める理由について7つご紹介しました。
子どもの習い事と同じ理由もありますが、生活面の変化や加齢に伴う体力の減少などよりプライベートな理由が多いことが分かります。
プライベートなことも話せる関係の先生や、習い事以外で個人的な付き合いがある場合は、包み隠さず理由を伝えた方が気が楽な場合もあります。
しかしやはり辞める理由を言いたくない場合は、無理して言う必要はありません。
子どもの習い事と同じように「家庭の事情」や「諸事情」と理由をぼかして、辞めることをしっかりと伝えるようにしましょう。
大人の場合もタイミングや伝え方はマナーを守ろう
大人が習い事を辞める場合も、子どもの習い事同様タイミングや伝え方はマナーを守るようにしましょう。
辞めることを伝えるタイミングは規約を確認して、特に規定がなければ1か月前まで、伝え方は「対面で口頭」がベストです。
基本的に辞める際の手順についても規約に明記されているはずなので、辞めたいと思った時はまず規約を確認しましょう。
大手の教室などになると、専用LINEや電話で退会の手続きができる場合もあるようです。
しかしお世話になった先生には、できるかぎり直接感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
習い事を辞める理由が先生や教室に対する不満などのマイナスなものだと、感情的になって先生や教室に気遣いができず、トラブルになってしまう可能性もあります。
マナーを守りながらなるべく冷静に辞める理由を伝えることで、お互い嫌な思いをせずに辞めることができますよ。
まとめ

- 習い事を辞める理由は時に嘘をつくことも、良い関係で終わるためには必要
- 嘘をつく場合は、すぐにばれるような嘘はつかない
- 辞める理由を言いにくい場合は「家庭の事情」や「諸事情」と、言葉を変えて伝えよう
- 習い事を辞める時は子どもも大人も規約を確認して、特に規定がなけれは1か月前には伝える
- 辞めることを伝える時は感謝の気持ちを直接伝えるためにも対面で伝えるのがベスト
- 大人が習い事を辞める理由は生活面の変化や加齢による体力の減少など、よりプライベートなものが多い
習い事を辞める理由を言いにくい場合は、理由をぼかしたりすぐにばれない嘘をついたりして伝えることも時には必要です。
辞める時もマナーを守って手続きを進めることで、子どもに礼儀を教える機会になるはずです。
お互いに嫌な気持ちになることなく、スムーズに手続きが進められることを願っています。
習い事のだけでなく、子育ては悩むことが多いですよね。
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