あなたのお子さんは、マラソンが好きですか。
私は子どもの頃、「マラソンってただ走り続けるだけで、あんまり楽しくなかったな。」といつも思っていました。
運動が好きな子どもでも、持久走に苦手意識を持っていることも多いですよね。
マラソンで速く走るためにはどうすればよいのでしょうか。
子ども自身が速く走る楽しみを知ることが、マラソンの最大のコツです。
この記事では子供がもっと速く走れるようになる走り方のコツや「楽しい!」と思えるような練習方法のコツ、さらにマラソンに効果的な生活習慣のコツを紹介します。
運動が好きな子どもも嫌いな子どもも、この記事を読んで親が上手に促せば、きっとマラソンが好きになり、もっと速く走れるようになりたい、と思えるようになるでしょう。
お子さんの足が速いって親御さんも嬉しいですよね。
こちらの本では、強化させる項目をしっかり書いてくれています。
お子さんが少しでも速く走れるようになりたいと思っているなら、ぜひ参考にして下さい。
マラソンのコツで子どもの楽しい気持ちを育てよう

速く走れるようになると、子どもも楽しいですよね。
ここではマラソンで速く走るためのコツを説明します。
速く走るコツをおさえて、マラソンを楽しむ気持ちを育ててあげましょう。
また、おうちでのマラソンの練習方法や親ができることについてもあわせて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
子どもがマラソンで速く走るためのコツ4つを紹介
マラソンで速く走るためのコツは以下の4つのポイントをおさえることです。
- 腕の振り方
- 呼吸の仕方
- 姿勢のとり方
- 足の着き方
速く走るためには、上記の4つを効果的に行うことが大切です。それでは速く走るためのコツについて詳しく見ていきましょう。
<腕の振り方>
手は卵を持っているような感じで自然に軽く指を曲げ、リラックスして後ろに肘を引くように腕を振ります。
早いリズムで走ることを意識し、肘の角度は90度になるようにします。
この時、子どもが脇を開かないよう注意し、腕は後ろまで振ることがコツです。
手のひらが腰の横を通って体の後ろまで腕を振ることで、前に進む力が働き、速く走ることができます。
<呼吸の仕方>
マラソンでは、2回吸って2回吐く、のリズムで呼吸します。
この時、鼻から吸って口から吐くと良いでしょう。常に新鮮な空気を体内に取り入れることが重要です。
マラソンをしていると、新鮮な空気が肺に入らず、苦しくなってしまうことがあります。そんな時は、まず肺にたまった空気を吐き出しましょう。
肺が空っぽになれば、自然と空気を取り込むことができます。
<姿勢のとり方>
走る方向を見て、背筋を伸ばすことを意識します。
足元を見たり、周りをキョロキョロ見たりしていると、まっすぐ走れなくなってしまいます。
前をしっかりと見ることで、ゴールを目指すという目標ができ、子どものマラソンに対するモチベーションアップにつながります。
頭からお尻までが一直線になるようなイメージで背筋を伸ばすことがコツです。
そうすれば、無駄な筋肉を使わずにすみ、疲れも軽減します。
<足の着き方>
足の裏全体を使って地面に着くように意識します。
膝とかかとが地面に垂直に着地し、真下に体の重心が来るようにしましょう。
この時、体をスライドさせるように前に進むことがコツです。足を地面に擦るような走り方にならないよう注意します。
マラソンで速く走ることを意識しすぎると、子どもは足を大きく前に出しすぎてしまうことがあります。
足の力だけで前に進むと、足が疲れて長時間走ることが難しくなるので気を付けましょう。
マラソンを速く走るための練習方法を学年別に紹介
休日に子どもと一緒にマラソンの練習をすると言っても、何かできることはあるかな?と考える方も多いのではないでしょうか。
子どもの年齢や好みに合わせて、走ることが楽しいと思えるような練習をすることが成功のコツです。
まずは遊びの中で運動を取り入れてみることから始めましょう。
ここではマラソンの練習方法を学年ごとに紹介します。
小学校1,2年生向けのマラソン練習方法
<おにごっこ、リレー>
走ることがメインの遊びです。いろおにやドロケイなど様々なアレンジができるので好みに合わせて工夫することができます。
<サッカー、ドッジボール、縄跳び>
走りながらボールを蹴ったり投げたりするので、自然と走ることが楽しく感じることができる遊びです。
また、縄跳びはあまり広いスペースがなくても気軽にでき、足の筋肉や心肺機能の向上につながります。
親子で一緒に遊びながら体を動かし、子どもも楽しむことができるでしょう。
小学校3,4年生向けのマラソン練習方法
<何かと競うことで勝敗を楽しみながら走る>
友達や家族より速く走りたい、昨日より速く走りたい、という気持ちが芽生える時期なので競争を楽しみながら走ると良いでしょう。
競争心をかき立てるような声かけをすることがやる気アップのコツです。
<水泳やダンス>
体が大きく成長する時期なので、心肺機能を高めることも大切です。走ることだけでなく水泳やダンスのような有酸素運動を取り入れてみましょう。
小学校5,6年生向けのマラソン練習方法
<自分の成長を実感する>
子どもの体力に合わせて、5分間走や3分間走などに挑戦してみましょう。決めた時間走り続けることで、体の疲れ具合がどの程度かを確認してみてください。
練習を重ねてコツをつかんでいくと、数日後には走れる距離が延びていたり、疲労が軽減していたりすることで成長を感じ、達成感を覚えることができます。
<練習のメニューを自分で考える>
成長を感じることで、もっと走れるようになりたいとモチベーションもアップするはずです。
さらなる目標を立て、記録し、成果が目に見えるようになればもっと楽しくなるでしょう。
自分に合ったメニューを考えることで自主性も育ちます。
マラソンで力を発揮するための生活習慣のコツを紹介
ここまでは子どもが速く走るためのコツや練習方法について説明しました。
ここからは、そんな練習の成果を発揮するための、生活習慣のコツを紹介します。
親が下の3つのポイントを意識することで、子どものマラソンをサポートしましょう。
- マラソン当日に食べるとおすすめの朝食メニュー
- マラソンで最後まで走りきるために生活リズムを整える
- 子どもに日頃からポジティブな言葉をかける
どれも子供のマラソンを後押しするためにおさえておきたいポイントですね。詳しく見てみましょう。
<マラソン当日に食べるとおすすめの朝食メニュー>
子どもがマラソンで最後まで走り切るために、体を動かすためのエネルギー源となるものを食べましょう。
特に、おもちやうどん、おにぎりなど炭水化物を普段より増やすことがコツです。
ヨーグルトは、胃腸内の炭酸ガスを抑える効果があるため積極的に食べましょう。
ただし、食べ過ぎは逆効果となるので適量にしましょう。
<マラソンで最後まで走りきるために生活リズムを整える>
マラソンで長距離を走るための体力をつけるには、規則正しい生活が最も大切です。
早寝早起きをするためにも、寝る時間や起きる時間を毎日決めて、子どもがすっきりと目覚められるよう工夫をしましょう。
日々の暮らしを見直して生活リズムを整えることがコツです。
<子どもに日頃からポジティブな言葉をかける>
動が得意な子もそうでない子も、親からの声かけでやる気が大きく変わります。
子どものことを信じて背中を押してあげることで、自己肯定感がアップし、マラソンだけでなく色々なことに取り組む上で自信を持つことができます。
「◯◯(名前)ならできる!」と声をかけてあげることが成功のコツです。
まとめ

- 腕の振り方、呼吸の仕方、姿勢、足の着き方を意識することでもっと速く走ることができる
- 子どもの年齢や好みに合わせて、無理せず楽しみながらマラソンの練習をする
- 長距離を走るための体力作りには、普段の生活の見直しが成功のコツとなる
- 親が子どもにやる気を起こさせるポジティブな声かけをしてあげることが大切
親の工夫次第で、子どもがマラソンを楽しめるかどうかは変わってきます。
技術ももちろん大切ですが、精神面から子どもをサポートすることが最も大切です。
体を楽しく動かすことは、子どもの体力向上だけでなく、達成感や自己肯定感から勉強や他の分野へのやる気につながるかもしれません。
今回紹介したコツを意識して、ぜひ親子でマラソンに取り組んでみてくださいね。
足が速いということはフォームが綺麗なので、姿勢も正しくなります。
また、マラソンをすることで体力向上も期待できます。
大人も参考になりますので親子でトレーニングするのも良いですね。