
金融の営業はきついと聞くけど実際はどうなの?
これから金融の営業へ転職や就職を考えている方は、どういった仕事内容なのか気になりますよね。
金融の営業は、大きなやりがいを感じることが多いのですが、その反面ノルマへのプレッシャーがきついと思っている方もいます。
私も金融の営業を経験していますが、ノルマを達成するための過程がきついと感じていました。
ですが、努力を続けてノルマを達成できた瞬間はこの上ない喜びと充実感が得られます。
金融の営業に適性がある方は、高収入を狙いやすく自身への成長に繋がりますよ。
この記事では、金融の営業がきついと言われる理由や働くメリットについて紹介しています。
また、金融営業の仕事内容や就活時にあると有利な資格についてもお伝えしていますので、参考にしてみてください。
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金融の営業はきつい?理由や向いている人の特徴を紹介

金融の営業と聞くとどんなイメージがありますか?
高いノルマや顧客対応など厳しい課題が存在していることから、金融の営業にはきつい印象を感じる方が多いようです。
しかし、適した能力や特徴を持つ人にとっては高収入とやりがいを感じることができるので適職といえるでしょう。
金融の営業がきつい理由や働くメリット、向いている人の特徴について紹介していきます。
金融営業の仕事とは?個人と法人との違いを解説
金融の営業と聞くときついイメージがありますが、どのような仕事内容かご存じでしょうか?
金融営業は、お金に関する商品を取り扱い、顧客のニーズに合った最適な提案をします。
ただし、顧客が個人か法人かで仕事内容は変わります。金融営業の個人と法人のそれぞれの仕事内容について紹介します。
個人営業(リテール)
主に、銀行・証券会社・保険会社の営業が個人の顧客に対して金融商品を提案します。取り扱う金融商品は、企業によって変わります。
例えば、銀行は住宅ローン・証券会社は株式投資・保険会社は生命保険などを中心に取り扱っています。
顧客の抱える悩みを引き出して、ニーズに合わせた最適な金融商品を提案します。
法人営業(ホールセール)
法人の顧客に対して資金調達を提案します。取り扱う金融商品は、企業によって変わります。
例えば、銀行は現金融資・証券会社は社債の引き受け・保険会社は経営者保険などを通じて資金調達のサポートをします。
個人の顧客よりも取引の規模が大きく、扱う金額も高額となります。
また、経営者や役員など組織のトップを相手に仕事をするので、金融知識はもちろん、顧客の業務内容に関する専門知識も要求されます。
そして、顧客のニーズに応えるための高いコミュニケーション能力も必要になっていきます。
ノルマ以外も大変?きついと言われる理由5選
金融営業は、個人の人生を支えたり企業の成長を手助けしたり、人々が生活する上で欠かせない職種です。
金融の営業は、大きなやりがいを感じますが、仕事が厳しいと思う人も多くいるようです。
金融営業の仕事がきついと言われている理由について紹介します。
- ノルマがある
- プライベートの時間が取りづらい
- 顧客対応へのストレスや責任が重い
- 上下関係が厳しい
- 昔ながらの働き方
理由はさまざまありますが、代表的なものをお伝えしていきます。
<ノルマがある>
営業と聞くと、やはりノルマがあるから仕事が大変そうというイメージがありますよね。
企業によって異なりますが、月ごとにノルマを設定しているところがあります。
ノルマがある場合は、日々数字や成績に追われながら仕事をこなさなければなりません。
ノルマを達成しなければ給与に関わる場合もあるので、プレッシャーを感じて苦しむ方も多くいるようです。
契約を獲得するためには、顧客へ電話をしてアポイントメントを取らなければなりません。
何十件、何百件も毎日電話をかけてアポイントメントを取らなければならず、きついと感じている方も多くいます。
時には、アポイントメントを取らずに訪問する「飛び込み営業」をすることもあります。
どちらも断られることが多いので、メンタルが強くない人は辛いと感じるでしょう。
また、ノルマ未達成が続くと上司から叱責されることもあるので、心身ともに疲弊することもあります。
私もノルマが達成できない月が続いたことがあり、何度か上司から指導を受けた経験があります。
毎日テレアポや飛び込み営業をしていても契約に繋がらないときは、悔しくて泣くこともありました。
努力をしていても結果が重視されるので、ノルマが達成できないと精神的にきつく感じるでしょう。
<プライベートの時間が取りづらい>
顧客の都合に合わせてアポイントメントを取るので、残業や休日出勤を余儀なくされることもあります。
個人の顧客の場合、日中は相手も仕事をしているので仕事終わりか休日を指定されることが多いです。
わたしもよく休日出勤していましたが、プライベートの時間が減るのでストレスに感じていました。
業種によるかもしれませんが、曜日や時間を問わず顧客から連絡が来るので気が休まらないことが多かったです。
また、翌日の営業準備やスキルアップのための資格勉強をする必要もあります。
顧客へ手紙を書いたりプレゼン用の資料を作成したり、業務時間を営業に当てようと思うとプライベートの時間を割く場合もあります。
そして、さまざまな顧客のニーズに応えるためにも、日々の勉強も欠かせません。
契約を獲得するためには日々の努力が必要になってくるので、プライベートを重視したい方にはきついと感じるかもしれません。
<顧客対応へのストレスや責任が重い>
金融の営業は1件に対しての取引金額が大きく顧客の人生や経営に関わるため、成約までに時間を要します。
ノルマの締め切り間近で、早く契約に繋げたいと顧客を急かしたあげく断られてしまうことも珍しくありません。
契約を獲得するためには、時間をかけてアプローチする必要があり忍耐力も求められます。
また、金融営業は顧客の資産を扱う仕事なので、責任重大です。
場合によっては自身のケアレスミスで顧客に損害を与えて、契約解除という結果になることもあります。
<上下関係が厳しい>
日本の金融業界には古くから創業している歴史ある企業が多く、いわゆる体育会系の気質が強いといわれています。
日本の経済を支えてくれた素晴らしい企業ばかりですが、時代の変化とともに価値観の違いや違和感を覚える方もいるでしょう。
企業や上司との考え方が合わない中で仕事を続けてしまうと、あなた自身もきついと感じてしまうと思います。
<昔ながらの働き方>
上記でもお伝えしたように、金融業界には歴史ある企業が多くあります。
そのため、時代にそぐわない働き方を推奨している場合に違和感を覚える方も多くいるようです。
例えば、デジタル化が普及しているのにもかかわらず紙やFAXでやり取りするなどがあります。
契約書を紙で交わす場合は、本社へ郵送する時間がかかります。
デジタルの場合は、ボタン一つで本社に転送されるのでスムーズにやり取りができます。
些細なことかもしれませんが、日々感じている小さなことも、積み重なると大きなストレスへと変化するので注意が必要です。
私もなぜ今時紙媒体のやり取りなのだろうと思ったことがあります。
ただでさえ、ノルマでプレッシャーを抱えている中、小さな違和感がストレスになり仕事に集中できないこともありました。
金融営業のメリットは?高収入やスキルアップに繋がる
金融の営業は、日々のノルマやプレッシャーに追われるためハードな仕事ですが、その分成果を上げれば得られるメリットも多くあります。
金融営業で働くメリットについて紹介していきます。
- 高収入を得られる可能性が高い
- 未経験でも就職しやすい
- スキルアップしやすい
- 人脈が広がる
- 顧客から感謝される
代表的なメリットについてそれぞれお伝えしてきます。
<高収入を得られる可能性が高い>
特に金融営業は、他業界の営業職に比べて高収入を狙いやすい傾向があります。
企業によっては、基本給以外に成果に応じて報酬が貰えるインセンティブが発生することが多いです。
契約を多く獲得すればその分給与もアップするので、大きなやりがいを感じるでしょう。
私も給料日が一番の楽しみでした。日々の業務が多少きついと思っていても、給与として評価されるので今まで頑張ってきてよかったと感じることができます。
<未経験でも就職しやすい>
他業界では経験豊富な方が優遇されやすいですが、金融営業は未経験からでもチャレンジしやすい傾向があります。
特に保険会社の場合は、未経験者でも採用するケースが多くあります。
私も未経験で他業種から保険営業へ転職しました。未経験だからこそ顧客側の気持ちに立てるので、逆に強みになるかとも思います。
金融に関する知識がなくても、社内研修が充実している企業が多いので働きながら学びを深めることができます。
一方、メガバンクや都市銀行は新卒採用が中心のため、未経験者の転職は厳しい傾向にあります。
銀行へ転職したい場合、保険会社や証券会社へ就職してスキルやキャリアを積んだあとにチャレンジするのがおすすめです。
<スキルアップしやすい>
顧客に対して有益な情報提供やコミュニケーションを円滑に運ぶために、日々多くのことを学びます。
さまざまな資格を取得する機会も多いので、自身のスキルアップに繋がります。
私もファイナンシャルプランナーの資格を取得しましたが、実生活にも役立っていると感じていますよ。
<人脈が広がる>
金融営業を通じて多くの人と繋がりができます。人と関わることが好きな方は、楽しみながら仕事ができますよ。
場合によっては、経営者のようなトップクラスの顧客と話ができる貴重な機会もあります。
私も何人かの経営者とお話する機会がありましたが、頭の回転は速く知識の豊富な方が多かったです。
普段生活している上で関わることのない人と接することで、自分の視野が広がり良い刺激が貰えました。
多くの人に出会うことは、自分を成長させてくれるいい機会になるかもしれませんよ。
また顧客と良好な信頼関係を築くことができれば、紹介していただけることもあります。
新規開拓よりも紹介の方が成果へ繋がる可能性が高いので、スムーズにノルマを達成することができます。
<顧客から感謝される>
金融業界は「市民の生活を経済面から密接な立場に立って支援する仕事」とされることから、社会貢献度の高い職業です。
金融業界の顧客は、経済的な不安を抱えている方が多くいます。その悩み事に対して、商品提供をして不安を解消することが最大のやりがいです。
契約を獲得することもやりがいを感じますが、顧客の不安が解消されて直接お礼の言葉を貰えるとこの仕事をしてきてよかったと思える瞬間です。
あなたは向いている?金融営業に適した特徴を知ろう
金融営業に興味はあるけど、実際自分に向いているかどうか気になりますよね。
誰しも入社してから、向いていなかったと後悔したくないと思います。
金融営業に向いている人を理由別に紹介していきます。
- メンタルが強い
- 負けず嫌いや完璧主義
- コミュニケーション能力が高い
- 冷静沈着
- 正義感が強い
外交的かつ継続的な努力ができる方が適しているといわれていますが、詳しく見ていきましょう。
<メンタルが強い>
メンタルが強い人は、どの場面においてもストレスに負けることなく自分の力を精一杯発揮できます。
きちんと自分の力を発揮できる分、成功に繋がるチャンスも多いのが特徴です。
金融営業はノルマのプレッシャーが強くのしかかるので、負けずに立ち向かえるメンタルがあれば成功することができるでしょう。
私の職場でも毎月ノルマを達成している方は、芯がしっかりしておりメンタルの強い人たちばかりでした。
顧客に断られるのが当たり前と、前向きな姿勢で営業を続けていましたよ。
<負けず嫌いや完璧主義>
常に完璧であることにこだわるので、通常よりも高い目標を設定して努力する人が多い印象です。
向上心が高く現状に満足せずに、状況をより良くしようと取り組むことができます。
「同僚よりもノルマを達成して良い成績を残したい」という高い志がある人は、営業職に向いていると思います。
<コミュニケーション能力が高い>
ノルマを達成するためには、顧客を説得して商品を販売しなければなりません。
いかにその商品を欲しいと思わせるか、トーク術や交渉力が必要となってきます。
例えば、街中で生活用品の実演販売を見た経験はありますか?
上手なトークでその商品の良さを伝えて、時には冗談を交えて笑いを誘っていますよね。
興味がなくても足を止めてしまうことや、ついつい買ってしまうなんてことがあります。
話が上手い人からの説明は、説得力があるので購買意欲が高まります。
顧客への対応も、コミュニケーション能力が高ければ顧客の心を惹きつけることができるので、成果に繋がりやすくなります。
<冷静沈着>
いくら事前に準備をしていても予期せぬアクシデントが起こることがあります。そのような事態に対して、冷静な判断が求められます。
冷静に対処することで、対人関係の問題にも感情的にならずに済みます。
<正義感が強い>
顧客の大切な資産を預かり運用する立場にあたるので、不正を認めずモラルやマナーを守ることが重要となります。
正義感が強い人は顧客や周囲からの信頼も厚くなるため、金融営業に適していると思われます。
以上のような方は、比較的金融営業に向いているのではないでしょうか。
反対に、メンタルが弱い方や他人とコミュニケーションを取るのが苦手な方は向いていないといえるでしょう。
金融営業は、ストレスが溜まりやすく上手に発散しなければ心を病んでしまう可能性もあります。
物事に対して前向きに捉えられる人は、やりがいを感じながら自身が成長していくきっかけを作ってくれる職業ではないかと思います。
続いては、金融営業の仕事内容について業種別にお伝えしていきます。
金融の営業の仕事内容は?業種別に業務の中身を紹介

上記でもお伝えしたように、金融の営業には、主に銀行・証券会社・保険会社があり、それぞれの業種によって仕事内容は異なります。
共通して言えるのは、どの業種でも顧客のニーズをしっかりと引き出して最適なプランを提案します。
それぞれの業種の仕事内容について紹介していきます。
企業の経営をサポート!銀行の仕事内容を紹介
銀行営業職の仕事内容は、「個人営業(窓口)(外勤)」と「法人営業」の二つに分けられますので、それぞれ紹介していきます。
- 顧客対応
- 定期預金や各種ローンなどの提案
- 金融商品(投資信託・個人年金・保険など)
- 新規顧客の開拓
個人営業は、支店に来店した顧客に対応する「窓口」と訪問して営業活動をする「外勤」に分けられます。
個人の顧客を相手にするという意味では同じですが、窓口業務よりも外勤の方が取り扱う金額が高い傾向にあります。
どちらも、定期預金や金融に関する商品など顧客のライフプランやニーズに適したものを提案します。
また、窓口相談やセミナーを開催して、新たな顧客を獲得する業務などもあります。
そのため、窓口と外勤のノルマ設定に差があるようです。
続いては、法人営業について紹介していきます。
- 預金取引
- 融資の提案
- 事業のサポート
- 新規顧客の開拓
- 既存顧客へのフォローやアプローチ
担当エリアの法人顧客を訪問して、「資金調達による経営支援」を目的に営業活動をしています。
財務戦略や資金調達などニーズをヒアリングして、アドバイスや融資の提案を進めていきます。
融資が必要な場合は、企業の決算書の分析や事業計画書などを読み込んで可否の判断をします。
また、企業同士の縁を結びつけるビジネスマッチングをして、幅広い顧客の経営をサポートしています。
対面ならではのサポート力!証券会社の仕事内容を紹介
銀行と同様に、「個人営業」と「法人営業」の二つに分かれていますので、それぞれ紹介していきます。
- 資産運用や金融商品(株式・投資信託・債券など)の提案や販売
- 新規顧客の開拓
個人投資家に対して、株式や投資信託、債券などの金融商品を提供して投資の支援をします。
最近では、ネット証券で株式を始める人が増えているため苦境を強いられることが多いようです。
しかし、担当者に直接聞けることやきめ細かなサポートが期待できるメリットがあるので、対面営業を希望する投資家も少なからずいます。
顧客は一般の投資家から富裕層までさまざまいるので、客層に合った対応が求められます。
続いては、法人営業について紹介していきます。
- 株式や債券の引き受け
- 金融商品(株式・投資信託・債券など)の提案や販売
- M&AやIPOの支援
企業や財務法人、医療法人などの団体に対して、銀行の法人営業と同様に資金調達による「資金調達による経営支援」を目的に営業活動をします。
企業が株式や債券などを発行して資金調達をしたい場合、証券会社が引き受けて販売します。
また、企業の合併や買収をする「M&A」や初めて株式を取引所に上場する「IPO」の支援を担っているのも、証券会社ならではの取り組みです。
Web面談が増えてきている?保険会社の仕事内容を紹介
保険会社は、生命保険・損害保険・医療保険・介護保険などを取り扱っています。
それぞれの企業では、「個人営業」・「法人営業」・「代理店営業」の三つに分かれていますので、それぞれ紹介していきます。
- 保険商品の提案
- 保障内容の見直し
- 既存顧客のフォローやアプローチ
銀行の個人営業と同様に、顧客のライフプランやニーズに合わせて商品の提案をします。
個人の営業では、電話でアポイントメントを取って個人の自宅や勤務先に訪問して保険の提案をするのが主流です。
ですが最近では、お互いに離れた場所からでもやり取りができるWeb面談を希望される方も増えています。
私も実際にWeb面談をした経験が何度もありますが、移動時間がない分時間の節約になって良かったです。
直接会いたくないと訪問を断られる顧客に対して、有効な手段と言えるでしょう。
続いては、法人営業について紹介していきます。
- 保険商品の提案
- 保障内容の見直し
- 既存顧客のフォローやアプローチ
個人営業と同じ内容ですが、経営者向けや団体向けの商品の提案をします。
経営者の退職金目的の保険や福利厚生のための医療保険など種類はさまざまです。
続いては、代理店営業について紹介していきます。
- 保険商品に関する情報提供
- 勉強会の開催
- 販売支援や販売戦略
代理店営業は、担当するエリアの代理店を管轄して、自社の保険商品に関する情報提供や販売支援をします。
保険会社の社員が直接顧客に提案する以外にも、代理店を通しての販売もしています。
また、より多くの顧客に自社商品を販売してもらえるように勉強会の開催や販売戦略の支援もしています。
どの業種でも金融の営業は、顧客のニーズをしっかりとヒアリングして最適な商品を提案しています。
続いては、就活時にあると有利な資格について紹介していきます。
営業での心構えやトークなど、不安に感じることはたくさんありますよね。
そんな不安に対して、どう対処すれば良いのか基礎から教えてくれる一冊です。
これから営業職を始める人にとっての教科書となりますよ。

金融の営業には資格が必要?必須ではないがあると有利

金融の営業へ就職を考えた際に、資格があった方が良いのか迷うことがありますよね。
必須であることは少ないようですが、資格を取得していると面接時のアピールポイントや就職後の顧客へのやり取りなどにも役立ちます。
金融営業に役立つものや業種別におすすめする資格について紹介していきます。紹介する内容は2023年3月現在の情報です。
金融業界におけるおすすめの資格11選を紹介
金融の営業に役立つおすすめの資格を紹介します。
- 証券外務員
- 証券アナリスト(CMA資格)
- 保険募集人
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 金融業務能力検定
- 銀行業務検定
- TOEIC
- 税理士
- 公認会計士
- 金業務取扱主任者
- プライベートバンカー資格
取得するメリットや学べる内容をそれぞれお伝えしていきます。
<証券外務員>
株式や債券などの金融商品の勧誘や販売をする際に必須の資格です。
資格を取得することで、金融商品や法令などの知識を身につけることができます。
就活時に必須の資格ではありませんが、銀行や証券会社へ就職したい場合はアピールポイントになるでしょう。
<証券アナリスト(CMA資格)>
金融や投資の専門的な知識を証明できる資格です。資格を取得することで、投資データの分析やポートフォリオの作成など投資に関する専門的な知識や分析力が身につきます。
ただし、資格を取得するためには金融業界で3年以上の実務経験が必要となるので注意しましょう。
<保険募集人>
保険商品の勧誘や販売する際に必須の資格です。生命保険は「一般課程試験」、損害保険は「損害一般試験」など販売する商品ごとに資格が必要となります。
しかし、保険会社は未経験者でも積極的に採用していることが多く、入社したあとに取得するのが一般的です。
入社後の研修で勉強期間が設けられていることが多いので、まずは入社を目指すと良いでしょう。
<ファイナンシャルプランナー(FP)>
生活に身近なお金に関する幅広い知識が学べる資格です。
資格を取得することで、税金や保険などの知識を身につけることができます。
FP技能検定は、日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会の2つが主催している国家試験です。
試験は、1級から3級まであります。1級と2級は受験資格が必要となるので、まずは3級の取得をおすすめします。
私も取得しましたが、保険の見直しや老後資金について役立つ内容ばかりでとても勉強になりましたよ。
<金融業務能力検定>
金融業務に関する知識を評価する資格です。さまざまなコースやレベルがあり、現在では36種目あります。
試験は、通年実施しているため、自分のペースで勉強できるのでおすすめです。
自分の学びたい目的や内容によって種目を選ぶと良いでしょう。
<銀行業務検定>
銀行員にとって定番の資格試験です。銀行業務の基礎知識や応用力などを測る試験です。
種目が豊富にあり、自分が知りたい分野に合わせてスキルを測定できます。
<TOEIC>
英語でコミュニケーションを取るために必要な能力を測る試験です。
テスト結果は、合否ではなくスコアで評価されるので自分の英語力が数値で把握できます。
外資系企業や海外勤務を目指したいのであれば、800点以上の高スコアを目指すと良いでしょう。
<税理士>
納税者が所得に基づいて納税するためのサポートをする仕事です。
難易度の高い試験ですが、合格すると税金に関する豊富な知識を有していることを証明できます。
<公認会計士>
会計監査のプロといえます。企業や組織が正しく運営されているかを会計の観点から監査する役割があります。
税理士同様に難易度の高い試験ですが、会計に関する豊富な知識を有していることを証明できます。
<貸金業務取扱主任者>
金銭の貸付をする現場で、コンプライアンスが守られているかを監督する立場にあたります。
現場での顧客情報の保護や反社会的勢力との関係も持たないよう徹底することが求められます。
<プライベートバンカー資格>
初めて知る方もいらっしゃるのではないでしょうか?富裕層や準富裕層を対象に、一族の資産や相続を支援する専門家です。
日本証券アナリスト協会が主催しており、資格はそれぞれ3種類あります。
金融の営業に必須の資格ではありませんが、富裕層をターゲットにしたい場合に取得しておくと便利ですよ。
業種ごとで必要な資格は違う?分野別におすすめを紹介
上記では、さまざまな資格を紹介しましたが、全部を取得するのはなかなか難しいですよね。
金融業界には主に「銀行」・「証券会社」・「保険会社」の3つの業種があり、それぞれ求められる資格は異なります。
業種別で、特におすすめする資格について紹介します。
- ファイナンシャルプランナー
- 証券外務員
- 銀行業務検定
ファイナンシャルプランナーは、税金や資産運用などのお金に関する幅広い知識が身につけられます。
証券外務員は、株式や投資信託の知識を学ぶことができ、金融商品の販売が可能になります。
金融商品を扱う銀行が増えているため、取得しておくと就活する際に有利になりやすい傾向があります。
また、銀行業務検定を取得していれば、銀行業務の基礎知識や技能の証明となりますよ。
- 証券外務員
- 証券アナリスト
- 投資診断士
証券外務員の資格がなければ、金融商品の販売や勧誘ができないので就活時に取得していればアピールポイントとなります。
証券アナリストは、金融業界での実務経験が必要な資格ですが、金融や投資のプロフェッショナルであることを証明できます。
また、投資に関する知識を深めて強みにしたい場合は投資診断士という資格もおすすめです。
- 保険募集人
- ファイナンシャルプランナー
保険募集人の資格がなければ、保険の勧誘や販売ができないので取得していれば就活時に有利となります。
ファイナンシャルプランナーは、保険や住宅ローンなどお金に関する幅広い知識を身につけられるのでおすすめです。
まとめ

- 金融の営業は、ノルマが設定されていることが多いのできついと感じている
- 金融の営業は、高収入やスキルアップに繋がりやすい
- メンタルが強くコミュニケーション能力の高い人は、金融の営業に向いている場合が多い
- 個人営業と法人営業の2種類に分かれることが多いが、どちらも顧客のニーズを引き出して最適な提案をする
- 就活時に金融業界に関する資格を取得していると、アピールポイントになる
金融営業は、大きなやりがいを感じる反面ノルマを達成しなければならないプレッシャーがあるのできついと感じる方が多いようです。
就職してからきついと感じてしまわないように、自分が金融営業に向いているかどうか事前に確認しておきましょう。
金融営業に適している場合は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
営業にはどんな知識が必要か分からないことがたくさんあって不安ですよね。
この本は2時間ほどでスラスラと読めて、楽しく営業に関する基礎を学ぶことができます。
営業職として現場に出た後もあなたを支えてくれる心強い一冊になりますよ。
