
イラストレーターになるのに、資格が必要かな?
イラストレーターを目指している方や、そういった方が身近にいる方は、イラストレーターになるのに、資格が必要かどうか気になりますよね?
イラストレーターになるのに資格が必要かというと、資格は必要ありません。
イラストレーターとして働くために必要なことは、イラストをかく能力やセンスです。
とはいっても、イラストレーターとして働く上で、資格を取っておくことはスキルアップにつながるので、いいことずくめです。
この記事では、イラストレーターとして働く上で取っておくと役立つ資格と、資格の勉強方法を紹介していきます。
最後まで読んでくださることで、イラストレーターを目指す方に、おすすめの資格とその勉強方法が分かるようになっていますよ。
イラストレーターになりたいなら、やはりしっかり勉強することが必要です。
また、資格を持っているとそれだけでお仕事をもらうのに有利になります。
資格の勉強について分からなければ、入門書から始めてみましょう。
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イラストレーターに資格は必要か?メリットを紹介!

イラストレーターの仕事には、SNSのアイコンを描いたり機械をデザインしたりと様々なものがあります。
イラストレーターとして働くために、資格が必要かというと、確かに特別な資格は必要ありません。
しかし、資格をとることで就職活動や案件の獲得に有利になることでしょう。
ここでは、イラストレーターを目指す方が、資格をとることで得られるメリットについて、紹介していきます。
資格を持っていることがスキルの証明になる
あなたは、普段目にするイラストが、どのように描かれているかご存じですか?
イラストレーターさんの描かれるイラストの多くは、デザイン系のソフトウェアを使って描かれています。
資格があることで、デザインソフトを扱えることを証明でき、就職活動や転職活動で役立つことでしょう。
イラストレーターを目指す上で、そういったソフトを扱うスキルを身につけることは避けられません。
手で筆や色鉛筆を使って書いているように見えるイラストも、多いかもしれません。実際アナログな方もいらっしゃるでしょう。
独学で勉強や仕事をされている方も、ぜひ一度資格を取ってみてください。
新たな技術を学ぶことができ、イラストを効率よく描くことができるようになり、イラストの技術が格段に向上しますよ。
資格取得で学習意欲の高さをアピールできる
就職活動や転職活動をする際、また仕事を依頼する際に、資格をとったという事実が学習意欲の高い人物であることをアピールしてくれます。
人手が足りないので誰か採用したいという場合、資格をもっていることで、イラスト技術や意欲の証明ができ、採用につながる可能性があります。
実際、就職活動をする際に、資格をもっていることが、直接有利にはたらくことはないかもしれません。
しかし、もし同じくらいのイラストを描くスキルを持った人が複数人いた場合、やる気がある人材ということで、担当者に好印象を抱かせることでしょう。
就職活動や案件獲得に有利になる可能性がある
先ほども申し上げたように、イラストレーターの仕事をする際にデジタル環境は必須と言えるでしょう。
クライアントがデジタル納品を希望するケースも多いからです。
よっぽど特別な事情がない限り、PCやタブレットといったデジタル環境を整える方が仕事に結びつきやすいでしょう。
現在、アドビ株式会社のPhotoshopやIllustratorといったソフトウェアを使うことが主流になっています。
私は趣味でイラストを描いていますが、ブログやSNS用にタブレットと専用のペンを使って描いています。全く売れませんが、LINEスタンプを作ったこともあります。
残念ながら私の場合は、趣味の域を出ないので、クライアントから仕事をいただくことはできません。
一方、仕事としてイラストを描くイラストレーターを目指している方は、就職活動や案件獲得の際に、作品集であるポートフォリオを見せる機会があると思います。
ソフトウェアや色に関する資格をとることで、より精度の高い作品を作ることができるでしょう。
ポートフォリオの質を上げることで、より就職活動や案件獲得に有利になります。
イラストレーターを目指す上で、資格が必要かどうかという疑問を解消することはできましたでしょうか?
イラストレーターとして働く上で資格が必要かと言われると必須ではありませんが、資格をとることで先ほど述べたようなメリットがあります。
イラストレーターを目指す上で資格をとるメリットを、お分かりいただけたところで、どんな資格をとればいいのか、と疑問に思うことでしょう。
これから、イラストレーターを目指す方におすすめの資格について、紹介していきます。
イラストレーターの資格でおすすめ6選を紹介

イラストレーターを目指す方に、ぜひおすすめしたい資格6つを紹介します。
ここを読むことで、イラストレーターとしての技術や知識を証明するために、取得しておくと有利なおすすめの資格について、詳しく分かるようになっています。
デザインソフトの資格と、色について学べる資格の2つに分けて紹介していきます。
デザインソフトに関するおすすめ資格4つを紹介
まずは、デザインソフトを扱う技能や知識を証明できる資格4つについて紹介します。
趣味でイラストを描かれている方には、お馴染みのソフトに関する資格です。
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- アドビ認定プロフェッショナル
- CGクリエイター検定
どうでしょうか、聞いたことがない資格もありますか?
これらの資格について、一つずつどのような特徴があるのか、一緒に見ていきましょう。
<Photoshopクリエイター能力認定試験>
世界で使えるPhotoshopという、画像編集ソフトの操作スキルを測定する資格です。
試験方法は、問題に従って1つのグラフィックコンテンツを作成するという、実践的な試験です。
この資格試験を通して、限られた時間にコンテンツを作成するスキルと、与えられた指示を読みとり形にする問題解決力という2つのスキルを習得することができます。
級種は、スタンダードとエキスパートの2つです。エキスパートでは、知識の問題もあるので、画像の加工や編集をより効率的にできるようになります。
受験料は、スタンダードが7,600円(税込)でエキスパートが8,600円(税込)です。
学校での団体受験と、個人での随時試験や公開試験があります。随時試験では、ほぼ毎日試験が行われているので、勉強が終わったタイミングで受けることができます。
受験の申し込みは、個人で申し込む場合は公式ホームページから行ってください。
公式問題集や公式テキストも販売されているので、独学で勉強される際は、それらを使っての勉強がおすすめです。
<Illustratorクリエイター能力認定試験>
こちらも、Photoshop同様、世界基準のグラフィックツールであるIllustratorのスキルを証明できる資格です。
DTPファイルやWebデザインパーツの作成を通して、コンテンツ制作のスキルを測ることができます。
級種は、Photoshopクリエイター能力認定試験と同じように、スタンダードとエキスパートの2種類があります。
こちらも、公式テキストや問題集が販売されていますので、どのテキストがいいか迷う場合は使ってみてください。
<アドビ認定プロフェッショナル>
アドビ社のAdobe Creative Cloud 2020/2021に対応する資格試験です。
試験はPhotoshop、Illustrator、Premiere Proとソフトで分かれていますが、それぞれスタンダードなどの級種はありません。
それぞれの資格で、ソフトに関する基礎知識、基本の操作方法、目的や状況に応じて作成や編集ができるか、ということを測ることができます。
受験料は一般価格が10,780円(税込)、学割価格で8,580円(税込)かかります。
決して安くない金額ですので、しっかり勉強して一発合格を狙いましょう。
<CGクリエイター検定>
この資格では、デザインや2次元CGの基礎から、アニメーションなどの3次元CG制作の手法やワークフローまで、表現に必要な知識を測ることができます。
試験は、ベーシックとエキスパートの2種類あり、受験料は、ベーシックは5,600円(税込)で、エキスパートは6,700円(税込)かかります。
色に関する資格もイラストレーターにおすすめ
先ほどは、デザインソフトを扱う上で役立つ資格について紹介してきましたね。
イラストを描く時に、線だけで描くのではなく、色も塗ると思います。
ここでは、色を塗る時に役立つ資格2つについて紹介します。
- カラーコーディネーター検定試験
- 色彩検定
名前からも、色の検定であることが伝わってきますね。
それでは、どのような資格なのか、一つずつ見ていきましょう。
<カラーコーディネーター検定試験>
この検定試験では、仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができます。
色の性質や特性など、色彩の知識を身につけることができます。
仕事だけでなく、ファッションコーディネートやインテリアコーディネートでも、色のもつ心理的効果を活かしたSNSなどの発信ができるのがいいですよね。
試験は、スタンダードクラスとアドバンスクラスの2つがあります。受験料は、スタンダードクラスが5,500円(税込)で、アドバンスクラスが7,700円(税込)かかります。
試験方法は、IBTやCBTというパソコンを使って受験する方法をとっています。自宅でもテストセンターでも受けることができるので、忙しい人にも受けやすい資格と言えます。
公式テキストが販売されているので、そちらを使って勉強ができます。
詳しいテキストの選び方は次の章でお伝えしますので、このまま読みすすめてください。
<色彩検定>
色に関する幅広い知識や技能を問われる検定試験です。
この資格をとることで、イラストを描く時に、より説得力のある色つけができるようになります。
試験は夏と冬の年2回受験することができます。申し込みは、色彩検定協会より行うことができます。
試験レベルは1~3級と、比較的合格しやすいUC級という4つに分かれています。
初めて受験される場合でも、3級を受けずに2級から受験しても問題はありません。なぜなら、学習内容は3級と大差ないからです。
仕事で色彩の知識を活かしたい場合は、2級までの知識が役立ちます。
2級のみ受験する場合は、テキストを選ぶ時に、2級と3級が同時に学べるものを選ぶと良いでしょう。
マークシート方式です。試験勉強をする際は本屋でお気に入りの参考書を探すことがいいでしょう。
私も色彩検定を受けるために勉強をしています。家具やインテリアの調和が取れるなど、日常生活でも役立ちますよ。
一度受けると決めたら、時間をあけずに勉強して受験するのがコツです。
ここまでイラストレーターを目指す方におすすめの資格について紹介してきました。
ソフトウェアに関する資格も、色の知識の資格も複数あるので、何をとればいいか迷う時は、テキストや過去問を見て、勉強しやすいものからとるのも、いいかもしれませんね。
イラストレーターになりたい!という夢を実現させるために資格取得を頑張ってみましょう!!
資格を取ることで、お仕事をもらう時にも有利になります。
何から始めれば分からなければ、入門書を選んでみましょう。
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イラストレーターの資格は本やスクールで学べる

イラストレーターを目指す方に、おすすめの資格についてご紹介しました。
では資格の勉強方法はどのようにしたらよいのか、気になるところだと思います。
従来通りの勉強方法だと、公式テキストと問題集を買ってひたすら解く、という方法をとられると思いますが、完全な独学だと、挫折することもあるのではないでしょうか?
最後は資格の勉強方法について、本の選び方のコツや本以外の勉強方法をご紹介します。
独学には公式テキストや市販のテキストを活用しよう
まずは皆さんが思い浮かべるであろう、本を読みながら進める方法について詳しく紹介していきます。
本を使って勉強するメリットとデメリットは以下の通りです。
- 場所を選ばず勉強できる
- 大事なところには線を引くことができる
まず本を読んで勉強するメリットはこちらの2点です。
<場所を選ばず勉強できる>
本で勉強する場合、家でも学校でも電車の中でも、場所を選ばずに勉強ができます。
パソコンを操作する場合、動画を見ながら作業するのは難しいかもしれません。パソコンとの相性がいいのも大きなメリットと言えますね。
<大事なところには線を引くことができる>
動画の中に直接線を引くことはできませんが、本だと重要な部分に線を引きことができます。
次は、本を読んで勉強するデメリットについて見ていきましょう。
- 文字だけだと、具体的な操作方法が分かりづらい
- 理解できなくて、勉強をやめてしまう可能性がある
勉強方法を考える上でデメリットを理解しておくことも大切ですよね。
<文字だけだと、具体的な操作方法が分かりづらい>
本で学習する最大のデメリットは、操作方法が分かりづらいところです。
ソフトの操作は実際にやっているのを見る方が、学習しやすいと思います。
<理解できなくて、勉強をやめてしまう可能性がある>
本を読むことは大変なので、途中でやめてしまう可能性があります。
書いてあることが分からなければ、その先を読もうとなかなか思えませんよね。
以上が本で学習するメリットとデメリットです。ぜひ知っておいてくださいね。
テキストの選び方のコツについてもお教えします。
ソフトウェア操作に関する資格は、公式ホームページからテキストが購入できますので、それらを使って勉強するのがいいでしょう。
色彩検定などの知識を問われる資格では、公式テキストで勉強するのも悪くないですが、市販のテキストを使っての勉強がおすすめです。
公式テキストは知識を網羅している代わりに、アウトプットを重視していません。
カラフルで読みやすく、問題も解くことのできる市販のテキストですと、飽きずに勉強することができます。
文字ばかり読むのが嫌な方は、本屋で中を見て勉強を頑張れそうな、お気に入りのテキストを選んでみてください。
独学は本以外にも動画を活用するのもおすすめ
イラストレーターに役立つ資格を独学で勉強する方法は、本以外にも動画で学ぶという方法があります。
UdemyやYouTubeは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
Udemyの動画には、評価が書いてあるので、4以上の講座を見ればまず間違いはないでしょう。
動画で資格の勉強をするメリットとデメリットについて見ていきましょう。
- 通信講座より安い
- ソフトを操作してくれる
- 声で聞くことで、話が入ってきやすい
動画で資格の勉強をするメリットはこちらの3点です。
<通信講座より安い>
通信講座の費用は、だいたい4,5万円します。
Udemyではセールをしているので、2,000円くらいで1万円相当の授業を受けることができます。
YouTubeに至っては、動画そのものはタダで見ることができます。
<ソフトを操作してくれる>
動画のいいところは、ソフトの操作を見ることができるところですね。
Adobeの公式チュートリアルでも、PhotoshopとIllustratorの操作方法を学ぶことができます。
基本的な知識から、中級以上の応用が学べるようになっているので、利用しない手はありません。
<声で聞くことで、話が入ってきやすい>
学校で教科書を読んでも分からないところでも、先生が説明してくれることで、理解できた経験はありませんか?
Udemyは、お試しで少し見ることができるので、講師の話し方や教え方が自分に合うか見極めてから、購入するのがよいと思います。
次に動画で資格を勉強するデメリットはこちらです。
- 強い意志がないと、勉強が続かない
本で勉強するときにも言えることかもしれません。詳しく見てみましょう。
<強い意志がないと、勉強が続かない>
動画学習も独学ですので、自己管理が苦手な人には向いていないかもしれません。
私も意志の弱い方なので、独学で勉強するのは苦手です。その気持ちはよくわかります。
資格はとりたいけれど、自分一人では不安な方は、専門学校やスクール通うのがおすすめです。
独学が不安な場合はスクールを活用して勉強しよう
これまで、中学校や高等学校で、資格試験を受けたことが、一度はあるのではないでしょうか?
このように、イラストレーターになるために専門学校や社会人スクールに通うのも一つの手です。
専門学校やスクールに通うメリットやデメリットについて、見ていきましょう。
- サポートが手厚い
まず専門学校やスクールに通うメリットはこちらです。
<サポートしてくれる>
学校に通うことで、独学では取りこぼしてしまう、イラストレーターとして活動するための、様々な知識を学ぶことができます。
独学では手に入らないコネクションなどがあるのもいいですよね。
一方、専門学校やスクールにはこんなデメリットもあります。
- 費用が高い
- 時間がかかる
皆さん納得のいくデメリットではないでしょうか。詳しく見てみましょう。
<費用が高い>
一番のデメリットは、独学よりも費用が高いことです。
予算に余裕がない場合は、独学で勉強せざるを得ません。
<時間がかかる>
ある程度しっかりしたカリキュラムを組んでいるスクールや学校ですと、資格取得までに時間がかかる可能性があります。
その分、資格取得に必要な知識を十分に学べることでしょう。
イラストレーターになるために役立つ資格の勉強方法は、本、動画、スクールと様々な方法があるんですね。
より快適に学ぶためにも、あなたに合う方法で学びましょう。
まとめ

- イラストレーターを目指す上で資格が必要かといえば必須ではないが、ソフトウェアを扱えることや、学習意欲の高さをアピールすることができる
- おすすめのソフトに関する資格は、Photoshop(Illustrator)クリエイター能力認定試験、アドビ認定プロフェッショナル、CGクリエイター検定の4つである
- おすすめの色の知識に関する資格は、カラーコーディネーター検定試験、色彩検定の2つである
- イラストレーターの資格の勉強方法は、本、動画、専門のスクールなど様々な方法がある
- 勉強方法はメリットやデメリットをふまえて自分に合ったものを選ぶことで、より効率的に勉強ができる
イラストレーターを目指す方に資格が必要かどうか、気になっていたのではないでしょうか。
この記事を読むことで、イラストレーターを目指すために資格が必要か、またどんな資格が役に立つのか分かっていただけたと思います。
イラストレーターに役立つ資格をとり、イラストレーターとして活躍できる日を願っています。
イラストレーターを目指されているあなた!
イラストレーターになるには資格は必要ありませんが、勉強することでしっかり知識が身につきます。
お仕事がもらえるように資格を取得しましょう。
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