ガーデニングで玄関前に木を植えたい!イメージを実現する庭の作り方

ガーデニングで玄関前に木を植えたい!イメージを実現する庭の作り方生活・趣味

築35年の自宅を近頃リノベーションリフォームしました。

家の中はすっかりきれいになったので次はガーデニングに力を入れたいと考えています。

玄関前に木を植えたら素敵かな?

ガーデニングの効果もあり、玄関前がおしゃれになる木は一体どう選んだらいいのでしょうか?

調べてみると、木を植えたい場所の生育環境を事前に確認し、家の雰囲気などに合わせて完成した姿をイメージして選ぶと失敗が少ないようです。

もし植えるなら、丈夫で手入れや掃除に手間がかからない木がいい、など要望はたくさんありますよね。

そこで、玄関前に木を植えるときに注意しておく点や、木の選び方をまとめました。

ガーデニングの効果が高く得られる、花壇での寄せ植えに適した木の選び方もご紹介します。

一緒に素敵な玄関前の空間を作っていきましょう!

玄関前のガーデニングを美しく保つために、木のお手入れ用の植木ばさみはいかがですか?

初心者にも使い易く、ばね付きなので握力に自信がない人でも楽に枝を切ることができます。

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ガーデニングで玄関前に木を植える際は完成をイメージ

苗木とそれを植える手

玄関前を整えて、ガーデニングを楽しめる庭にしたいと考え始めましたが、我が家に似合う木はどう選んだらいいのでしょうか。

どんな玄関前にしたいか完成イメージを作り、生育条件や導線の問題を確認し、ひとつひとつクリアしていくとうまくいくようです。

玄関前は一度作ってしまうとそう簡単には動かせません。

ガーデニングで玄関前に木を植えるときに気を付けるポイントや完成イメージをより具体的にするアドバイスをご紹介します。

玄関前に木を植えるときに気を付けるポイントは3つ

玄関前は毎日何度も出入りがあり、来客を迎える顔でもあります。

家の雰囲気や、家族のイメージにも合ったお気に入りの一本を見つけたいものです。

家族と末永く生活を共にできる木を選ぶのですから、慎重になりますよね。

選ぶ前に知っておきたいポイントは3つあります。

庭木選びのポイント
  • 1本でも見栄えがする
  • 玄関機能の邪魔にならない
  • 玄関前の掃除が大変にならない

分かっていても木を選ぶことに集中すると忘れてしまいそうなポイントですね。

きちんと覚えておくためにも一緒に確認しておきましょう。

<1本でも見栄えがする>

玄関前はスペースが限られています。庭に植える場合とは異なり、いろいろな木を植えて全体で見た目を整えることには向きません。

そこで、単独で植えても見栄えがするように仕立てられている木を選ぶと、小さなスペースでも存在感を演出することができます。

<玄関機能の邪魔にならない>

木は植物ですので成長し、その成長が止まることはありません。

植えた当初は問題なくても、成長すると通路まではみ出してしまうなど、玄関の機能を邪魔してしまうこともあります。

選ぶ時には将来どうなりそうかも、考えておいた方がよさそうですね。

<玄関前の掃除が大変にならない>

我が家の玄関前は奥の家との共用道路になっています。

物がたくさんあるというわけではないのですが、掃除はしにくい状態です。

木の種類によって葉の落ち方も落ちた後の葉の状態も異なります。掃除がしやすいかどうかは管理面での重要なポイントですね。

この3つのポイントを踏まえて、庭木の条件を決めましょう。

植えたい場所で木は育つ?生育環境をチェックしよう

選び方のポイントが分かったところで、植えたいと考えている場所についてチェックしていきましょう。

  • 土面の広さ
  • 日当たり
  • 雨が当たるかどうか

生育環境によって向いている木が違います。木を探す上で植える場所の条件はとても大切です。

<土面の広さ>

土のスペースがどれくらいあるかを確認しておきましょう。

広いスペースがないと育てられない木もあれば、プランターでも育てられる木と様々です。

土のスペースの他には、左右と上にどれくらいスペースが取れるのかも併せて確認しておきましょう。

背が高くなる木や、枝を張って横に広くなるものもあります。

確認しておくと成長のし過ぎで手を焼くことを防げますね。

<日当たり>

生育環境が選んだ木に合わなかった場合、生育不良や病気になる心配があります。

気に入って植える木ですから、その木が持つ美しさを育てていきたいですよね。

日向か日陰か、北風が当たりそうか、湿気はどれくらいかなど、分かる範囲でいいので事前にチェックしておきましょう。

<雨が当たるかどうか>

最近の住宅は玄関ポーチが人気ですね。玄関から長めに屋根が出ているデザインは雨の日に助かるだけでなく、おしゃれさも兼ねそろえています。

玄関前に木を植える場合、木が屋根の下なのか外なのかは確認しておきたいポイントです。

屋根の外ならば雨も当たりますし、木が高く成長してもそれほど気にしなくても大丈夫ですよね。

逆に屋根の下で雨が当たらなければ、乾燥に弱い木を植えると水やりの心配が出てくるだけでなく、背が高くなる木は選べません。

植える場所について確認できましたね。一度植えてしまうと簡単には移動できませんので、場所選びは慎重にしましょう。

玄関前は導線が大事!木が成長して邪魔をしないか確認

次は植えるスペースの周りの導線をチェックしておきましょう。

玄関回りは家の中でも最も人が行き来する場所です。

家族に限らず、来客や宅配業者など、通る人によって持ち物も様々ですよね。

また夜になって周囲が見えにくくなったとき、木が邪魔になるところにあってはケガのもとになってしまいます。

知人は枝垂桜しだれざくらを庭に植えていて、毎年とてもきれいな花を付けていました。

しかし花が終わると道側に葉が茂った枝が伸び、車の通行の妨げになってしまうことを気にして、よく枝を切っていました。

最終的には根が浄化槽を割りそうだということで切り倒して根こそぎ撤去してしまいました。土の中のことにも注意が必要ですね。

ガーデニングに玄関前をシンボルツリーで飾る選択肢

開いた扉から大きな木が見える

ガーデニングを楽しむために玄関前でできることとはなんでしょうか。

シンボルツリーとしてお気に入りの木を1本植えるのはいかがですか?

とっておきの1本で玄関前を飾るガーデニングのテクニックです。

ただ、失敗したらすぐにやり直せるものではありませんので、ガーデニングやシンボルツリーは計画的に進めなくてはいけませんね。

後悔しない玄関前の空間を作るために、シンボルツリーとはどういう役割やメリットがあるのかを知りましょう。おすすめの樹種も6つ紹介します。

シンボルツリーとは玄関前に植える家のトレードマーク

私は婚姻届けを出しに行った際、市役所で唐突に苗木をもらいました。

ご自宅に木を植えるスペースがおありでしたらシンボルツリーにどうぞ

こんな具合でもらってしまいましたが、シンボルツリーが何なのか、当時の私は全く知りませんでした。

シンボルツリーとは玄関前にとっておきの一本を植えて、木と建物のバランスが取れた景観を楽しむ木の植え方です。

では、シンボルツリーを取り入れるとどんないいことがあるのか、見ていきましょう。

  • 家のトレードマークになる
  • 遠くから見た我が家を魅力的にする
  • さりげない目隠しになる

緑がある風景は心を穏やかにしてくれますよね。それがお気に入りの木であればなおさらでしょう。

<家のトレードマークになる>

木が景観に溶け込むように植える場合もありますが、木の存在を感じるトレードマークとして植えることもできます。

似た作りの家が並ぶ団地などでは「こんな木が植えてあるのがうちだよ」と目印にもなりますね。

お子さんの誕生に合わせて、健やかに育ってほしいという願いを込めて木を植えたという知人もいます。

木を植えることに思いを乗せることで、ご家族の背景に合ったトレードマークになりますね。

<遠くから見た我が家を魅力的にする>

木は植物の中でも背が高く成長しますよね。外壁や家全体の雰囲気とマッチするものを選べば、遠目から我が家を眺めたときにより魅力的にしてくれるでしょう。

植えたばかりの写真を撮っておけば、木の成長で家族の時間の流れに思いをはせることもできます。

自分で選んだお気に入りの木と家を眺めながらの帰り道は、家に帰るのがより楽しみになりますね。

<さりげない目隠しになる>

隠したいところに植えると、さりげない目隠し効果が得られます。

玄関を開けるとすぐに大きな道である場合や、人通りがある場所に面している場合などは木が目線をさえぎってくれるというのは心強いですよね。

玄関に限らず、大きな窓の前に植えることで程よい日差しを通しながら気になる視線はカットできます。

高い塀を作るより、さわやかにプライバシーを守れるというわけです。

我が家は木がみっちり植えてあった場所の後ろに大きな窓があります。

せっかくの日あたりを全てさえぎっていたので抜いたのですが、実はこの窓の目隠しのためだったのかと後で分かりました。

シンボルツリー選びで家の印象が変わる?分かれ道2つ

植えるための条件や生育環境、シンボルツリーを植える意味や効果をしっかりと確認できましたね。

それでは自宅の庭を彩るためのシンボルツリーを絞り込んでいきましょう。

庭木を選ぶときは、常緑樹じょうりょくじゅにするか落葉樹らくようじゅにするかを選択することから始めます。

どちらを選ぶかで家の印象がガラリと変わりますのでしっかり確認していきましょう。

常緑樹=冬でも葉が緑色の木
  • 木の形が整った物が多く、存在感を強く出すことができる
  • 庭を飾ることができ、住まいに緑を添える

1年を通して緑を楽しみたい人におすすめです。

常緑樹は樹形が整ったものが多く、1本植えで十分に存在感を出してくれます。

また虫害に強く、生命力もたくましいので育てるのが容易なものは多くあります。

暑さには強いのですが、寒さに弱い特徴があり、寒さで葉を半分程度落としてしまったり、傷んでしまったりしますのでそこは要注意です。

落葉樹=秋に紅葉し葉が落ちる木
  • 木としての自然で柔らかな雰囲気が楽しめる
  • 庭に季節を飾ることができ、住まいに自然を取り入れる

落葉樹は柔らかなシルエットが魅力で、ちょっとした山道を散歩しているかのような、自然を生活のすぐそばに置くことができます。

冬場は葉が落ちて無くなってしまいますので、枝の風合いまで楽しめる人におすすめです。

枝だけではどうしても寂しいと思うときは、寄せ植えにすることや、木の足元に低木類をレイアウトすることで解決できるでしょう。

真夏は葉が焼けてしまうこともあり、虫に付かれやすく消毒が必要な種類もあります。

葉が落ちますので、掃除の手間がありますが季節を感じるひと時になりますね。

玄関前を好みに演出できるシンボルツリーおすすめ5つ

玄関前を彩るシンボルツリーとして選べる木の種類はかなり自由度があります。

じっくり確認してきた管理面の条件や、生育場所の条件を満たすシンボルツリーを探しましょう。常緑樹と落葉樹に分けて5つずつ紹介します。

おすすめの常緑樹
  • オリーブ
  • シマトリネコ
  • ソヨゴ
  • ホンコンエンシス
  • フェイジョア

常緑樹の中でも人気があるものや、じわじわ人気が上がって来ているものを選びました。

<オリーブ>

雰囲気
植えるスペース広い
花や実なし

洋風の住宅に選ばれる木としての人気は抜群です。

強い日差しや乾燥に強く、虫が付きにくいだけでなく、丈夫なのが嬉しいポイントですね。

オリーブは自然に枝が伸びて垂れた姿が優雅で美しい木です。

白や青、黒系の外壁によく映え、地中海のようなさわやかな印象を演出してくれます。

植えるときは左右と頭上に十分なスペースが取れるところを選びましょう。

<シマトリネコ>

雰囲気
植えるスペース広い(特に上)
花や実なし

背が高くなるシンボルツリーを検討中の人におすすめしたい木です。

葉の色が濃く、木の幅やボリュームがあるため、重厚な雰囲気を出したい場所にベストマッチします。

レンガ調の壁や、植える場所にレンガがある場合などもその魅力が活かされます。

夏の強い日差しにかなり強く、乾燥気味な場所でも力強く育ちます。

しかし寒さにめっぽう弱いので関東でも冬の北風が吹き付ける場所では傷んでしまいますので、そこは注意が必要です。

<ソヨゴ>

雰囲気和・洋・ナチュラル・モダン
植えるスペース狭い~広い
花や実実あり(雌木の場合)

生育が緩やかで、軽やかな樹形に野趣があるさわやかな木です。

年間で20cm程度しか枝が伸びませんので、よく人が歩く場所や、隣地と接している場所などに植えると重宝します。伸びた枝で壁を傷つける心配もありません。

庭木を自分の好みに合わせて散髪することを剪定せんていと呼びます。

ソヨゴは剪定で切った切り口から新しい芽が枝分かれして出てきますので、特別な知識がなくても自分でお手入れをすることができます。

<ホンコンエンシス>

雰囲気ナチュラル
植えるスペース狭い~広い
花や実花あり

色彩豊かな葉の色が魅力的な木で、常緑ヤマボウシとも呼ばれています。

葉の色は単色には見えませんので、賑やかな印象を受けます。

樹形も均整が取れた美しさがあり、洋風のシンボルツリーとしての風格は申し分なしです。

花はヤマボウシと似ていて、5月から7月と長く楽しめる所がいいですね。

日当たりのよい温かな場所を好みますので、冬場の北風には注意が必要です。

<フェイジョア>

雰囲気洋・ナチュラル
植えるスペース狭い~広い
花や実花あり

葉の表と裏で色が異なり、茶色の幹を美しく引き立てます。

低木ですが、葉が肉厚なためしっかりとした存在感があります。

小さくはありますが、南国調の鮮やかな花が咲き、楽しませてくれますよ。

白い壁やレンガ調の外壁にマッチしますので、洋風の家に向きそうですね。

常緑樹の中では耐寒性があるほうですが、乾燥に弱い一面がありますので、定期的な水やりが必要です。

常緑樹は日差しや暑さに強く洋風建築をより魅力的にしてくれる特性があるようですね。続いて、落葉樹も見ていきましょう。

おすすめの落葉樹
  • イロハモミジ
  • アオダモ
  • シャラノキ
  • ハナミズキ
  • エゴノキ

落葉樹と言えばこれ!というものから、花がきれいなものまで様々ですね。

<イロハモミジ>

雰囲気和・洋・ナチュラル・モダン
植えるスペース広い
花や実なし

庭に植える木としては古くから日本人に好まれています。

樹形のバリエーションが豊富で、住まいの雰囲気に合った形を選ぶことができます。

和風建築に合わせれば、風情が増してより住まいを美しく見せてくれますし、ナチュラル系建築に合わせると「自然の中のおうち」という雰囲気になります。

植えるときは、日当たりに合わせてその風情を変化させてくれる木です。

成長できるスペースの余裕を確保し、乾燥しすぎない場所を選びましょう。

<アオダモ>

雰囲気和・洋・ナチュラル・モダン
植えるスペース狭い~広い
花や実花・実

枝葉が少ない控えめな姿ですが、葉は涼しげな印象で、幹の模様を楽しめるシンプルな樹形をしています。

植えると山間のような雰囲気を演出してくれるだけでなく、葉が落ちた冬場も繊細な枝模様を楽しめます。

花は綿のような素朴で柔らかな美しい花が咲きます。

花が終わると翼が付いた実を付け、それがまたかわいらしい姿を見せてくれます。

環境適応力は抜群で日向から半日陰まで、植えることができあらゆる場所に植えることができます。

<シャラノキ>

雰囲気和・洋
植えるスペース広い
花や実

6〜7月に白い可憐な花をつけることからナツツバキとも呼ばれています。葉の形もツバキによく似ていますよ。

枝葉の数は多くなく、幹回りはすっきりとしているため、枝振りやシルエットが軽やかで粋な風情を醸し出します。

夏の直射日光に弱いので、半日陰になる場所に適しています。

日向に植える場合は、東側で午前中だけ日光が当たるような環境を選びましょう。

風通しの悪い場所や湿度の高い場所へ植えた場合は毛虫が発生する可能があるので消毒をすると安心です。

<ハナミズキ>

雰囲気和・洋・ナチュラル・モダン
植えるスペース狭い~広い
花や実

花の色は紅色、白、薄紅色と様々で、花の色によっては色が少しずつ異なります。

また花の色で木の発育も異なるといった特徴があるおもしろい木です。

紅葉も美しく、春から秋までずっと楽しめますね。

また落葉樹にしてはコンパクトにまとめる剪定ができ、人通りがよくある場所や隣家との境に植えることもできます。秋には葉が落ちるので、お掃除が必要です。

<エゴノキ>

雰囲気洋・ナチュラル・モダン
植えるスペースとても広い
花や実

細い小枝で木を形作り、そこにつり下がるようにして小さな花が咲きます。

葉も小さく繊細な印象ですが、ナチュラルなシルエットの中に野趣を感じられるのが特徴です。

形を整えることは難しく、手を入れすぎると幹が太り、繊細さが消えてしまいます。

自然な姿で成長することを見守るために木の幅は最低でも1.5mを目安に考えておきましょう。

落葉樹は常緑樹に比べて自然の味わいがあることが特徴ですが、植えるスペースは広めに必要なようですね。

紹介した木の種類以外にもシンボルツリーに適した木はたくさんあります。

ハウスメーカーや庭師、大工など、普段からいろいろな家を手掛ける人に相談してみると、とっておきの1本に出会うアシストをもらえるでしょう。

初めての剪定にチャレンジする際の相棒になってくれる植木ばさみです。

小さな力でも軽やかに枝が切れます。自分好みの樹形をDIYしてみましょう。

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ガーデニングで玄関前の寄せ植えに適した木と注意点

土に苗を植えようとしている女性

これまではシンボルツリーとして1本で玄関前を彩る木を見てきましたが、ガーデニングと言えばやはり花壇でしょう。

散歩をしていても花壇の中に寄せ植えのように木を植えて、玄関前にガーデニングしているお宅を見かけると「あら、すてき!」と思います。

玄関前にガーデニングの要素を取り入れながら、木と花を寄せ植えにするにはどのような点に気を付けて始めたらいいでしょうか?

おすすめの木と、木と寄せ植えにできる植物も一緒にご紹介します。

ガーデニングの花壇は植物には過酷?注意点は5つ

花壇に寄せ植えにする場合、どんな点に気を付けて木を選べばいいのでしょうか?

花壇の特性を整理しながら注意点を紹介していきます。

  • 植えるスペースが囲まれている
  • 地植えより乾燥しやすい
  • 歩く場所の近くになりやすい
  • 日が当たりすぎる
  • 寄せ植えには向かない植物がある

花を植えるだけであれば、あまり神経質に気にしなくてもよさそうですが、ここには木が来る予定ですので、そうもいきません。詳しく内容を確認していきましょう。

<植えるスペースが囲まれている>

花壇は大抵の場合は土のスペースがコンクリートやブロックなどで囲まれていますよね。

土の範囲も深さも地植えとは異なり限界があります。

しっかり根を張り、どんどん成長する木は不向きだと言えるでしょう。

<地植えより乾燥しやすい>

花壇や玄関前に木を植えるスペースを用意した場合、コンクリートやブロックで囲まれていることがほとんどです。

土の容量が少ないだけでなく、コンクリートが水分を吸収してしまうので特に乾燥しやすい環境になっています。

雨の後でも油断は禁物ですので、定期的な水やりは欠かせません。

花壇へ植える木は乾燥に強いものを選ぶのがよさそうですね。

<歩く場所の近くになりやすい>

玄関前は一日のうちに何度も通る場所です。たくさん茂るような木を植えてしまうと荷物にひっかかることもありますし、歩く時の妨げになるかもしれません。

ゆっくり成長する木を選ぶことで、これらの問題はクリアできるでしょう。

<日が当たりすぎる>

玄関は家の顔ですので、多くの場合は日当たりがいい方角に向けて作られています。

その玄関前に置くとなると日当たりが良すぎる花壇ができあがりますよね。

日陰を好む山野草を寄せ植えに加えるとすぐに枯れてしまいます。

日差しに強い木や草花を選ぶことをおすすめします。

<寄せ植えには向かない植物がある>

寄せ植えに不向きな植物にツタ類(アイビーやハツユキカヅラなど)があります。

ツタ類は乾燥に強く丈夫で、驚くべき生命力を持っていますが、一緒に植えた木に巻き付き、花壇のバランスを崩してしまうため注意が必要です。

寄せ植えと相性がいい木は生育が緩やかなものを選ぼう

前項で花壇の特徴を確認できましたね。改めて寄せ植えに向いている木の特徴をまとめてみましょう。

  • 大きくなりすぎない
  • 生育が緩やか
  • 乾燥に強い
  • 日差しや暑さに強い

この特徴に当てはまる、おすすめベスト3はこちらです。

  • ヒメシャリンバイ
  • キンマサキ
  • オガタマ

<ヒメシャリンバイ>

葉の数が多く、1.5〜1.8mとコンパクトな庭木でありながら、しっかりとした存在感があります。

生育もゆっくりで、剪定したところから新しい芽がたくさん出てきますので寂しい印象になることもありません。

全体が膨らんでいくように成長します。自分で剪定できるのでお手入れも簡単です。

<キンマサキ>

白っぽい黄緑が葉を縁取り、鮮やかな緑がきれいな葉を持つ木です。

花壇に明るさを添えることができ、他の庭木と寄せ植えにしても色を引き立てるので、色彩変化を付けるときに重宝します。

真上に成長する力のほうが強く、横幅が出てくる速度は遅い傾向があり、乾燥にも耐えられます。

<オガタマ>

バナナのような香りの花が特徴的なコンパクトな立ち木です。

濃い緑色で葉そのものは飾り気が少ないので自然味があります。

強い日差しを嫌うので、半日陰に植えるのがいいでしょう。

コンクリートをくりぬいたようなスペースにレイアウトするとおしゃれです。

お手入れは刈り込みで形を整えればいいので、形を維持しやすい種類ですよ。

木と一緒に寄せ植えにするといいおすすめの植物を紹介

花壇に植える木と同様に、寄せ植えにする植物も日当たりに負けず、乾燥に強いものを選ぶ必要がありそうです。この条件を満たす植物を集めました。

  • 多肉植物
  • 低木コニファー
  • ハーブ

具体的にはどんな種類を探せばよいのか、見ていきましょう。

<多肉植物>

多肉植物は日差しや乾燥に強い種類が多く、地植えにするとどんどん増えてかわいいですよ。

  • コルディリネ
  • セダム系

これらは乾燥を好むので、夏の日光が厳しい場所でも問題なく成長します。

<低木コニファー>

コニファーとは常緑性の針葉樹の総称で、特定の植物を指す言葉ではありません。

今回は花壇の足元にあしらう植物にそういうものがあるんだな、と思ってもらえたらOKです。

こちらでは地面に這うように育つコニファーを紹介しますね。

  • ブルーマンド
  • ブルーパシフィック
  • ブルーカーペット
  • ブルースター
  • ゴールデンモップ

成長が緩やかなので寄せ植えのメインである木を邪魔しません。

寄せ植えのレイアウトを維持するためのお手入れも、時折はさみでチョキチョキとするだけで済むので、ほとんど手間はかかりませんよ。

<ハーブ>

乾燥に強い品種が多く、寄せ植えの仲間に選ばれることが多い植物です。

成長したら少し取ってきて料理に使えるのも嬉しいですね。

主に管理がしやすく、少しの手入れで寄せ植えのレイアウトを長く楽しめるものをご紹介します。

  • ローズマリー
  • ラベンダー

香りや花を楽しめるだけでなく、種類も豊富なので好きな花付きのものを探すのも楽しいでしょう。

私はお手入れの際に摘み取ったハーブを乾燥させてクリップで挟み、お手洗いや、冷蔵庫に飾りました。

活用法は様々ですので、お料理が好きな方はお料理に使うのもいいですね。

しかし、増殖力が強く一度地植えしてしまうと増えすぎて手が付けられなくなってしまう種類もあります。

特に地植えに適さないと有名なのはミントです。

一度勢力を拡大してしまうと花壇から撤去するために膨大な時間と費用が掛かってしまいます。

ハーブを地植えにする際は先によく特性を調べましょう。

まとめ

玄関前に大きなあじさいの鉢が2つおいてある
  • 玄関前に木を植えるときは、成長したときに導線の邪魔をしないかどうかを考えておくのが大事
  • 玄関前のガーデニングは植物の生育に適した環境かよく把握し、それに合った木を植えるとよい
  • シンボルツリーは家のトレードマークであると同時に、玄関前の目隠しの役割も担っている
  • シンボルツリーとして木を選ぶときは常緑樹と落葉樹のどちらにするかから決めると選びやすい
  • 玄関前のガーデニング効果を得る寄せ植えには、低木を選び足元に日差しと乾燥に強い植物を配置する
  • ガーデニングを楽しめる寄せ植えにはハーブや多肉植物を選ぶとよい

玄関前にどんな木を植えようか、定まってきたのではないでしょうか?

家や家族と歳月を重ねてくれるお気に入りの一本が見つかりますように。

長く連れ添う家族のトレードマークはいつもきれいに整えておきたいものです。

お子さんと一緒に庭木の手入れをするのも楽しい思い出になりますよ。

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