フィギュアスケートに興味を持っているあなた!
「フィギュア」にはどんな意味があるか知っていますか?
フィギュアは、英語で「図形」という意味があるのです。
氷上を華麗に踊っている姿と、漫画やアニメなどの立体的なキャラクターをフィギュアとも呼んでいるので、「人形」という意味があるのではと思いますよね。
フィギュアスケートと「図形」ってどんな関わりがあるのでしょうか。
私は音楽に合わせて優雅に踊るという程度の認識しかありませんでした。
どんなスポーツも詳しく知れば、もっと好きになりより楽しく応援できますよね。
この記事では、なぜ「図形」の意味があるのか、フィギュアスケートのことを深く知って以前よりも楽しめるような内容を紹介しています。
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フィギュアスケートは図形の意味がある!詳しく紹介

アイスリンクでスケート経験がある方は氷が削れる感覚が分かると思うので、イメージしやすいと思います。
もともとのフィギュアスケートは、速さを競うスピードスケートとは違い、氷上を滑走してスケート靴の刃で図形を描く競技でした。
氷上を滑走すると跡が残りますが、この跡のことをトレースといいます。
私も冬になるとアイスリンクに行く機会が多いのですが、たくさんの人が滑った後だと氷の上が削れているので滑りにくさを感じます。
トレースで課題の図形を描き、滑走の姿勢や図形の正確さを競ったのがフィギュアスケートのはじまりとされています。
そういった歴史から、フィギュアスケートには図形という意味があるのですね。
かつてのフィギュアスケートの競技は今でも行われているのでしょうか。もう少し詳しく紹介しますね。
フィギュアスケートの基礎となった競技を知ろう
氷上にスケート靴の刃で円やハートなどの図形を美しく描いて競っていたそうです。
輝かしい氷上で描かれるハートなんて、なんだか素敵ですよね。
図形を描く競技は、規定という意味がある「コンパルソリー」という種目として残っています。
ショートプログラム、フリースケーティングに加えて、コンパルソリーという種目が過去にはありました。
現代のフィギュアスケートとは違い、音楽はなく地味な衣装を着用していたようです。
しかし、現在のオリンピックや世界選手権では行われていません。
図形を描いて競う「コンパルソリー」は、地味で観客には分かりづらかったようです。
テレビ放送には向かないなどの理由から、1990年3月の世界選手権を最後に演技種目としては廃止されてしまいました。

映えないから廃止って悲しいですね
コンパルソリーは41もの課題があるので、見ている側は退屈だったかもしれませんね。
実は、コンパルソリーがあった時代の方がスケートは上手かったという意見もありました。
スケート靴の刃をしっかりと使いこなさないと正確な図形は描けませんので、スケーティング技術を身に着けるには大事な基礎だったと思います。
実際に浅田真央さんのスケーティング技術は、コンパルソリーで培ったといわれています。
私はSNSで浅田真央さんが氷上で描いた花のような図形を見たことがあるのですが、とても素晴らしい美しさを感じました。
残念ながら競技としては廃止されましたが、種目名としては名を残していますので、また何かの形で目にできればうれしいですね。
近代フィギュアの父ジャクソン・ヘインズを紹介
図形を描いて競っていたフィギュアスケートに音楽と踊りを取り入れたのは、どのような人物でしょうか?
アメリカのバレエ教師であるジャクソン・ヘインズだといわれています。
彼は、音楽に合わせて氷上を踊ることを創案したジャクソン・ヘインズは「近代フィギュアの父」とよばれています。
ジャクソン・ヘインズはどのようにフィギアスケートと音楽を融合させたのでしょうか?
彼は、イギリス人の父とオランダ人の母のもとで産まれ、幼少の頃からダンサーを志望しており10歳でヨーロッパへ留学して修行を重ねていました。
帰国後も劇場でダンスを続け、バレエ教師としても働いていました。
しかし当時のアメリカは戦争の影響で不景気が続いており不安定な状況でした。
そこで新たな劇場を探すため、ヨーロッパへ渡りました。
ところが、当時のヨーロッパではスケートが大流行しており、この出会いが転機となりました。
音楽が盛んな地域ということもあり、音楽をつけたスケートのショーを開いたらいいのではと考えたそうです。
ジャクソン・ヘインズは、スケートにバレエや社交ダンスのステップを取り入れ、自ら振付を行いました。
ヨーロッパの各地を巡業して歩き、多くの観客を魅了して大成功しました。
この新しいスタイルをアメリカに持ち込もうと、母国に帰国しました。
アメリカで行われたフィギュアスケート世界選手権大会では、二連覇と大きな成功を収めましたが、国内では酷評されました。
当時のアメリカは、スピードスケートのような速さと正確さ、派手なものが好まれたので、受け入れられなかったのです。
その後、落胆したジャクソン・ヘインズは、アメリカを離れヨーロッパを拠点に活動しました。
図形という意味があるフィギュアスケートは、こうして変化していったのですね。
ジャクソン・ヘインズが当時のフィギアスケートに興味を持たなければ、ここまで競技として発展しなかったことでしょう。
そう考えると、世界を代表する羽生結弦選手や宇野昌磨選手たちは今のように活躍していなかったかもしれません。

ジャクソン・ヘインズさんありがとう
意味が分かるとより一層フィギアスケートの応援が楽しくなりますね。
あなたもフィギアスケートを応援する際、氷の上に描かれている「図形」にも注目してみてはいかがでしょうか。
まとめ

- フィギュアスケートの「フィギュア」には「図形」という意味がある
- 当時は規定という意味がある「コンパルソリー」という競技種目があった
- 近代フィギュアの父ジャクソン・ヘインズにより現在のフィギアスケートに発展した
フィギュアスケートは氷上で図形を描く競技から、音楽に合わせて踊る競技へと変化していきました。
図形という意味があることを知ると、今までとは違った目線でフィギュアスケートを応援出来そうですよね。
次にフィギュアスケートを観るときは、選手の動きはどのような意味があるのか、どんな図形を描いているかを考えながら観るのも楽しいと思います。
こちら以外にもデザインがあります。
お気に入りの本革キーホルダーをお楽しみください。
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