英語の絵本を読み聞かせするやり方は?読解力を育てる方法も紹介

子供

子供に英語の絵本を読み聞かせしたいけど、やり方はどうすればいいの?

小さい子供を持つ親なら、英語の絵本の読み聞かせに興味がある人も多いのではないでしょうか?

私も0歳児の息子がいるので、毎日の絵本の読み聞かせに英語の本を加えはじめたところです。

子供が小さい時から楽しみながら英語に親しむには、絵本の読み聞かせをするにもやり方にコツがあるようです。

そのやり方に沿って読み聞かせをすれば、小さい子供でも自然と英語を口にすることが増えるのです。

この記事では、英語の絵本を読み聞かせする方法について詳しく紹介します。

英語が苦手な親御さんでも大丈夫ですので、安心してくださいね。

また、すべての勉強に通じる読解力の育て方についてもあわせて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

英語の絵本を読み聞かせするやり方のコツを紹介

それでは英語の絵本を読み聞かせするやり方について見ていきましょう。

ここでは、絵本選びのポイントと読み聞かせのコツについて詳しく紹介します。

英語の絵本選びのポイント3つ!子供の興味を引き出そう

まずは英語の絵本を選ぶときに覚えておきたいポイントを3つ説明します。

  • 子供が興味を持てるものにする
  • 絵本の難易度に注意する
  • 仕掛け絵本など工夫のあるものを選ぶ

それでは、英語絵本選びのポイントについてひとつずつ詳しく見てみましょう。

<子供が興味を持てるものにする>

絵本にはたくさんのジャンルがありますので、特に最初のうちは、子供が興味のある絵本を選びましょう。

動物が好きなら動物のお話、乗り物が好きなら車や電車が出てくるお話、お姫様が好きならおとぎ話など、まずは本人の好きなジャンルから選んであげるといいと思います。

自分で選べる年頃なら、本人に選ばせるのもいいでしょう。子供の自主性を育てることにもつながります。

まだ子供が何に興味があるのかわからなければ、食べ物やおもちゃなど、身近なテーマの絵本を選んであげるといいでしょう。

絵本選びは、親の好みを押し付けるのではなく、子供の気持ちを重視し、絵本を読むことが楽しいものだと認識させることが大切です。

<絵本の難易度に注意する>

最初のうちは単語や文章の量が少ない絵本から始めましょう。

量が多すぎると子供の集中力がもたず、飽きてしまいます。

できれば一文が短く、同じフレーズを繰り返すようなものからスタートすると、絵本を楽しんでくれるでしょう。

慣れてくれば少しずつ量を増やしていくといきましょう。

絵本サイトなどでは、使われている単語数などが記載されているので、参考にしてみてください。

<仕掛け絵本など工夫のあるものを選ぶ>

もし絵と文だけの通常の絵本に興味を示さない場合は、仕掛け絵本を選ぶのもいいかもしれません。

日本語の絵本でも、穴が開いていて指を通せたり、開くと動物が飛び出してきたりといった工夫がなされているものは、子供が喜びますよね。

英語の絵本にもそういった仕掛けのついた絵本はたくさんあります。

普通の英語絵本に興味を示さなかったり、飽きてしまったりした場合は、仕掛け絵本を見せてみるのもいいでしょう。

英語絵本の読み聞かせのやり方は3つのコツをチェック

絵本を選んだら、いよいよ読み聞かせです。ここでは読み聞かせのやり方について、3つのコツを紹介しますので、チェックしてみてください。

英語絵本の読み聞かせ3つのコツ
  • 身振り手振りをつけて感情的に読む
  • 絵や文字を指しながら読む
  • 親の発音は完璧じゃなくても大丈夫なので子供と楽しみながら読む

親が英語の発音が苦手でも大丈夫だと安心ですね。それでは読み聞かせのやり方のコツについて詳しく見てみましょう。

<身振り手振りをつけて感情的に読む>

絵本の読み聞かせは、子供に興味を持たせることが大切です。

特に全くわからない英語の場合は、ジェスチャーを使うなど工夫することで、子供が場面を理解しやすくなるでしょう。

英語の絵本は擬音語や感情表現がたくさん使われています。

恥ずかしがらずに思いっきり読むことで、子供も親を見て、自然と英語の絵本を楽しむことができるでしょう。

<絵や文字を指しながら読む>

英語の絵本を急に読み聞かせても、子供は何を言っているのかわかりません。

しかし、読みながら該当する絵や文字を指で示してあげると、だんだんと理解できるようになってきます。

絵と文字と読んでいる声をリンクさせて覚えることで、内容が結びつくようになり、英語の絵本に対する面白さを感じることができるのです。

絵本を読むときは子供とコミュニケーションをとり、わからない様子を見せているときは、説明しながら読んであげましょう。

<親の発音は完璧じゃなくても大丈夫なので子供と楽しみながら読む>

自分が英語に苦手意識を持っていると、子供に英語の絵本を読んであげるのに抵抗がありますよね。

私も英語が得意ではないので、自分の発音を聞かせることで、子供に悪い影響が出ないかなと不安になったこともあります。

しかし、親の発音が完璧である必要はありません。

英語の絵本を読む習慣を身につけるには、子供に楽しいと思ってもらうことが大切です。

一人で絵本を読むよりも、大好きなお父さんやお母さんと絵本を読む方が、子供の興味を引くことにつながります。

発音の正確さよりも、子供と楽しみながら読むことを優先しましょう。

私自身も英語が得意ではないですし、正しい発音ができる自信はありません。

しかし、息子と一緒になって絵本を楽しもうとする姿勢を見せると、自然と息子も笑顔になってくれているような気がします。

読み聞かせの時間を子供にとって楽しいものにできれば、自然と英語の力や読書習慣も身につくのではないでしょうか。

親が英語の発音に自信がない場合のおすすめ練習法

ここまで英語絵本の読み聞かせのやり方について説明してきました。

上述した通り、親が英語を苦手としていて、発音に自信がなくても問題ありません。

子供と楽しく英語の絵本を読むことができればそれでいいのです。

そうはいっても、子供の前で英語の本を読むのは不安…。

どうしても英語の発音に自信がなく、子供に絵本を読んであげることに不安を感じている場合は、英語の音読を練習してみるのはいかがでしょうか?

英語の発音を身につけるのにおすすめの練習法に「シャドーイング」というものがあります。

シャドーイングとは

聞こえてくる英文をすぐに後追いして発音する練習法のこと。

文を聞き終えてからではなく、聞こえてくる音声のすぐ後ろを追いかけるように発音することで、英語独特のイントネーションや発音を真似することができる。

人気の英語絵本であれば、音声が収録されたCDが付いていることや、YouTubeに音源がアップされている場合があります。

それを活用してシャドーイング練習をし、英語の発音に対する不安を取り除くのもいいかもしれませんね。

また、どうしても正しい発音を子供に聞かせたい場合は、英語の絵本とCDがセット販売されているサービスの「WORLDLIBRARY ENGLISHワールドライブラリーイングリッシュ」の利用をおすすめします。

ネイティブスピーカーによるCDが付いているWORLDLIBRARY ENGLISHであれば、子供に正しい発音を聞かせることができるので、とってもおすすめです。

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英語絵本を読み聞かせする効果は多数!読解力にも影響

ここまで英語の絵本を読み聞かせするやり方について説明してきました。

そもそも英語の絵本を読み聞かせることにはどんな効果があるのでしょうか?

実は英語の絵本の読み聞かせが子供に及ぼす効果はたくさんあり、すべての勉強の根幹となる「読解力」にも影響することがわかっています。

ここでは、英語の絵本の読み聞かせによって期待できる効果について詳しく説明します。

子供に英語の絵本を読み聞かせする主な効果は5つ

では、子供に英語の絵本を読み聞かせる効果について説明します。読み聞かせに期待できる主な効果は以下の5つです。

  • 海外の生活や文化に触れることができる
  • 語彙力がアップする
  • 親子のコミュニケーションを助け、きずなを深める
  • 情緒が育まれる
  • 読書好きな子になる

どれも子供にとっていい効果ばかりですね。それぞれの効果について早速チェックしてみましょう。

<海外の生活や文化に触れることができる>

絵本を通して、海外の文化や価値観に触れることができるのは、英語絵本ならではの効果ですよね。

海外の絵本は髪の色や肌の色も様々な人種のキャラクターが登場しますし、生活スタイルやイベントなども我々日本人のものとは異なります。

多様性を重視する現代社会において、海外の文化に親しみ、グローバルな感覚を身につけることはとてもいい効果であると言えるでしょう。

<語彙力がアップする>

言わずもがなですが、絵本を通して子供の語彙力がアップするのは間違いありません。

語彙を増やすには質の高い言葉のシャワーを浴びさせてあげることが大切だと言われています。それは、日本語においても英語においても同じです。

読み聞かせを習慣化し、何度も繰り返し聞かせることで、子供の頭に語彙として定着し、自然と英語のフレーズを話すようになるのです。

<親子のコミュニケーションを助け、きずなを深める>

一緒になって絵本を読むことは、親子のコミュニケーションの促進につながります。

親も楽しんで英語の絵本を読もうとする姿は、子供にとってもうれしいものです。

ジェスチャーや歌を使いながら英語の絵本を読み、楽しい時間を共有することで、親子のきずなも深まるでしょう。

絵本の読み聞かせの時間は親子のコミュニケーションの機会だと思い、大切に過ごしてくださいね。

<情緒が育まれる>

たくさんの本を読むことを通して、子供たちの感情は育てられます。

特に英語の絵本は、自己肯定感を高めるような表現が多いのも特徴です。

また、「I love you.」などの愛情を伝える表現も多く使われていますよね。

英語の絵本を読むことで、子供の感情は豊かになり、情緒が育まれるでしょう。

<読書好きな子になる>

自分の子供に読書好きになってもらいたいと願う親は少なくありません。

絵本の読み聞かせが習慣化している子供は、将来的に読書好きになっていることが多い傾向にあります。

また、すべての勉強の根幹となる読解力は、本を読むことからはじまります。

子供の読解力を育てるには、絵本の読み聞かせを通して読書習慣を身につけることが大切です。

英語の絵本も取り入れれば、外国語への自信を育てるだけでなく、先に挙げたように異文化に触れることで、子供の引き出しを増やすことにもつながるでしょう。

子供に読解力をつけさせることが大切な理由を解説

上記で触れたように、絵本の読み聞かせを通して本を読むことが好きになり、その結果読解力の育成につながるといった効果が期待できます。

では、どうして子供に読解力をつけさせることが大切なのでしょうか。

上述した通り、読解力はすべての勉強の根幹となるからです。

そもそも読解力とは、具体的に何を指すのでしょうか?

「読解力」の定義

自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考する能力。

引用:文部科学省「PISA調査における読解力の定義,特徴等」 引用:文部科学省ホームページ

文部科学省における「読解力」の定義を見ても、学生時代だけでなく、大人になってもその重要性が高いことがよくわかりますね。

「読み・書き・計算」とよく言いますが、「読むこと」は勉強において一番先にくる大切な力です。

国語に限らず、算数だって理科だって、正しく文を読めなければ、正解を導き出すことはできません。

その上、読解力は後付けが難しい力です。いざ受験期に読解力をつけたいです、と言っても、なかなか一朝一夕に身につけることはできません。

すなわち、子供のころから読解力を育む訓練を積んでおく必要があるのです。

絵本を使って読解力を育てる方法を2つ紹介

勉強において大切な読解力を身につけるにはどうすればよいでしょうか?

ここでは絵本を使った読解力の訓練法を2つ紹介します。子供の年齢や能力に合わせて、無理せずできることをやらせてみてください。

  • あらすじを説明させる
  • 読書メモをつくらせる

どちらも読解力アップの効果が期待できる方法です。では、ひとつずつやり方を説明します。

<あらすじを説明させる>

絵本を読んだら、その本がどのような内容だったのか、子供にあらすじを説明させるのです。

読んだ文章からその内容を把握し、誰かに伝えるために頭の中でまとめる力も読解力の一つです。

大人になってもうまく話を要約することができず、「で、何が言いたいの?」と言われてしまう人っていますよね。

これは子供のころからの練習が足りず、読解力が十分に育たなかったことが引き起こしてしまう悲劇なのです。

小さいときはなるべく短い絵本を使い、親が話の内容について質問をしてあげるところから始めましょう。

「登場人物はだれがいた?」「どんな事件があったの?」「最後はどうなったの?」と聞いてあげることで、子供の頭の中を整理してあげてください。

そして、最後に話をまとめて「あらすじ」の見本として教えてあげましょう。

それを繰り返すことで、子供自身が自分であらすじを説明できるようになるのです。

これは読解力を鍛える練習としては、大きな効果が期待できるやり方です。

<読書メモをつくらせる>

あらすじを説明することに慣れてきたら、読書メモをつくることを教えてみましょう。

読書メモには、絵本のタイトルとあらすじ、感想などを記入します。

読書習慣を身につけることと、要約をすることが目的なので、長々と書く必要はありません。

読書メモをつくることができたら、表を準備してハンコを押したり、シールを貼ったりして、子供のモチベーションを継続させる工夫をしましょう。

ハンコやシールが貯まれば、その分子供の自信にもつながり、読書への楽しみにもなるでしょう。

1年間の計画としてどれだけ本を読めるかチャレンジしてみてもいいですし、夏休みなどの長期休みの目標にするのもいいですね。

親と子供が相談しながら一緒に計画を立てるのも、子供のやる気アップを促すことができますよ。

英語の絵本でおすすめなのは?名作5選を紹介

英語の絵本を読み聞かせすることは、子供の成長においてとてもいい効果があるということがわかりました。

では、ここで読み聞かせにおすすめの英語絵本を5冊紹介します。

特に、英語絵本の読み聞かせを初めてする親子におすすめの名作絵本なので、ぜひチェックしてみてください。

The Very Hungry Caterpillar(文・絵:エリック・カール)

日本でも有名なロングセラー作品である「はらぺこあおむし」です。

カラフルなイラストがたくさんあるだけでなく、あおむしが食べた跡が穴あきになっているなど、子供たちの興味を引く工夫がいっぱいです。

あおむしが成長して蝶になるラストシーンでは、子供たちの自然への関心や成長への希望を引き起こすこともできるでしょう。

また、数や曜日の表現が出てくるのも、英語教材としてはとてもおすすめです。

Where’s Spot?(文・絵:エリック・ヒル)

日本語版では「コロちゃんはどこ?」というタイトルで発売されているこの本は、お母さん犬がいなくなった我が子を探して色々な場所の扉を開けていくという物語です。

扉を開ける仕掛けが付いているので、子供の興味を引くこと間違いなし!

動物や家具の名前、前置詞に触れることができるのもおすすめポイントです。

Goodnight Moon(文:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:クレメント・ハード)

「おやすみなさい おつきさま」という邦題のこの物語は、子ウサギが夜眠る前に、目の前にある様々なものに「Goodnight」と語り掛ける内容です。

使われている英単語がどれも身近なものばかりなので、英語の本が初めてでも読みやすい作品になっています。

物語の中ではだんだんと部屋が薄暗くなって、眠りの世界へと入っていくので、お休み前の寝かしつけ絵本としても利用できます。

Yummy Yucky(文・絵:レスリー・パトリセリ)

食事やお風呂などの生活習慣や、クリスマスやハロウィンといった季節行事などをテーマに作られた人気シリーズの一つです。

この作品は「おいしー! べーっ!」というタイトルで邦訳されており、おいしいものとまずいもの、食べていいものとダメなものを学ぶという内容になっています。

例えば「soup(スープ)」と「soap(石けん)」のように似ている言葉などを比べて、食べるものとそうでないものを知ることができます。

この本はすべての文章が短くシンプルなので、誰でも気軽に読むことができるため、初めての人にはおすすめです。

実は私も購入しています!子供は「ヤキー!!」と大声で発音していました。

3回読んだ後に「また明日ね」と言っても「ヤキーは?」と本棚を探していたほどです。

シンプルでインパクトのある絵柄など子供の心をしっかりつかんでいますね。

Dear Zoo(文・絵:ロッド・キャンベル)

日本では「おとどけものです。」という邦題で発売されている名作です。

ペットが欲しい子供が動物園に手紙を送ると、動物園から飼うことができないような動物たちが次々に送られてくるという物語です。

これは仕掛け絵本になっているので、子供たちにもとっても人気です。

同じフレーズが何度も繰り返し使われているのも、英語に親しむ最初の絵本としてはおすすめです。

絵本で英語を学ぶおすすめは?WORLDLIBRARYENGLISHで英語耳を育てる

まとめ

  • 英語の絵本を選ぶときは、子供の興味を引くものをチョイスするのが良い
  • 英語の絵本を読み聞かせするやり方のコツは、ジェスチャーを交えるなど、子供と楽しみながら読み進めることである
  • 読み聞かせをするのに、親の発音が完璧である必要は無いが、気になるならシャドーイングというやり方で英語を練習するのもおすすめ
  • 英語絵本の読み聞かせには、異文化に触れることができるなどの良い効果がたくさんある
  • 小さいころから読み聞かせを習慣化していると、読書好きな子供に育つことが多い
  • 読書習慣がついている子は、すべての勉強の根幹となる読解力が高い傾向にある

この記事では英語の絵本を読み聞かせるやり方や読み聞かせの効果について説明してきました。

私も紹介したコツを活かしながら効果的な英語絵本の読み聞かせを実践しようと思います。

ただ、それ以上に子供と一緒に楽しむ大切なコミュニケーションツールとして、英語絵本を活用したいと感じています。

どうか皆様とお子様にとっても、絵本の時間が楽しいひと時となりますように。

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