冬にしか使わない暖房器具などの家電は、シーズンが終わるとどんな場所にどうやって片付けていますか?
私は屋根裏に収納していて、シーズンごとの出し入れがとても面倒なので、何か良い方法はないかなと思って調べてみました。
暖房器具は、押し入れ内に収納ラックやキャスター付きの台などを使い、季節家電専用の収納場所を用意することで出し入れが楽になります。
また、収納する前にメンテナンスをすることで暖房器具の寿命を延ばすことも可能だそうです。
今まで収納する場所が無くて邪魔だなと思いながら1年中出しっぱなしだったあなたや、とりあえず押入れに収納していたあなた!
正しい暖房器具の収納方法と保管する場所、また正しいメンテナンス方法について説明していくので、上手く活用して次のシーズンに備えていきましょう。
重たい暖房器具を簡単に移動することができ、収納時の出し入れも楽になります。
キャスターにストッパーも付いていて、加湿器など高温にならない家電は載せたまま使うこともできますよ。
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暖房器具の収納は場所が大事!高温多湿は避けよう

暖房器具を収納する場所について悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
暖房器具を収納するのに最適な場所や、コツを紹介していきます。
また、暖房器具以外の季節もの家電の収納場所についてもあわせて見ていきましょう。
暖房器具はどこに収納する?空間の無駄をなくそう
シーズンごとに出し入れする暖房器具はどこに収納したら良いのでしょうか。
また、暖房器具以外の季節の家電や飾りなどは細かいのでどのように収納したらいいか迷ってしまいますよね。
それぞれおすすめの収納場所について紹介していきます。
- 高温多湿を避けて収納する
- 季節家電はできるだけ同じ場所にまとめて収納する
- 前後に収納する場合は動かしやすくする
- 組み立てラックを使う
どんな場所に収納するのが正しいのでしょうか、確認していきましょう。
<高温多湿を避けて収納する>
暖房器具に限らず家電製品を収納するときは、高温多湿を避けた場所で保管することが最適です。
高温多湿の環境に長期間保管しておくと、金属部分がさびて動かなくなることや、カビが発生してしまう可能性があります。
次に使うときに掃除する手間が増えたり、ほこりで火災が起きてしまったりなど様々なリスクにつながります。
季節の家電製品を長持ちさせるためにも、高温多湿を避けた場所に収納しましょう。
<季節家電はできるだけ同じ場所にまとめて収納する>
できるだけ季節家電は同じスペースでの保管がオススメです。
収納期間が長い季節家電は、どうしても収納スペースの奥の方へ追いやられてしまいがちで、取り出すときにとても大変になってしまいます。
季節家電用の収納スペースを用意することで、春~夏にかけての暖かい季節で使う家電と、秋~冬にかけての寒い季節で使う家電の入れ替えがスムーズになります。
季節家電を同じスペースで保管することで、季節ごとに循環するので、収納期間が長くなり収納スペースの奥へ追いやられる心配はなくなります。
季節家電をまとめて収納するとなると広いスペースが必要になります。
大きな暖房器具や小さく分解することができない扇風機など、置き場所が限られてくる家電から収納する場所を探しましょう。
<前後に収納する場合は動かしやすくする>
キャスター付きの台を利用すると、前後に収納しても奥のものが取り出しやすいのでオススメです。
暖房器具には種類や大きさによって重みがあるものもあり、出し入れする際に苦労することもあると思います。
そんな時にキャスター付き台があると、重たい家電でも出し入れがとてもスムーズになります。
キャスター付きの台は、ホームセンター、百均、通販サイトなど様々なところで売っており、1000円以下で購入できるものもあります。
自宅の収納スペースに合ったものを購入すると良いでしょう。
<組み立てラックを使う>
空間のムダなく収納できるポイントとして、組み立てラックを活用するのをオススメします。
袋や布を被せて保管する場合は、箱のように積み重ねることができないため、家電の上部にデッドスペースが生まれ無駄な空間が発生してしまいます。
無理に積み重ねて収納してしまうと、故障や損傷の恐れにつながってしまいます。
ですが、組み立てラックを使用すると下段には大きく重量のあるもの、上段には比較的小型でテーブルやベッドサイドで使うものを置くことができます。
そのため組み立てラックを活用することで、縦のスペースを有効活用できるメリットがあります。
暖房器具はサイズが大きく重量のあるものが多いため、キャスター付きの収納ラックもオススメです。
以上のポイントをおさえることで、最適で出し入れしやすい暖房器具の収納ができます。
季節の家電や飾りなどは暖房器具とは少し収納の場所を変える必要があります。
季節の家電や飾りなどの収納
家電製品、飾りなどジャンルごとに分類して収納すると見栄えは良くなりますが、使う時期が違うので使いたいものが取り出しにくくなってしまいます。
特に季節の飾りなど使う期間が短いものは、取り出すのが面倒だと「結局使わなかった…」ということにもなりかねません。
また、季節だけではなく使用頻度も考えて収納すると出し入れが楽になります。
使用頻度が少なくて軽いものは奥や上の方、使用頻度の高いものは手前や中段に置くと良いでしょう。
収納スペースの関係で難しい場合もありますが、できるだけ季節ごとや使用頻度ごとに分類して収納しましょう。
季節のものをすっきりきれいに収納するコツを紹介
季節ごとや使用頻度ごとにまとめて収納する際に、収納場所の見栄えが悪くなってしまうことがあります。
季節ごと、使用頻度ごとにしっかり分けて収納されていても、見た目がごちゃごちゃしているとあまり気持ちよくないですよね。
そこで、収納場所をすっきり見せる4つのコツを紹介します。
- 買ったときの箱を取っておく
- 収納ケースにラベルを貼っておく
- 服や布団は圧縮袋を使う
- 冠婚葬祭のグッズは一つにまとめる
普段は見えないところですが、すっきりすると気持ちいいですね。
<買ったときの箱を取っておく>
ひな人形や五月人形、クリスマスグッズやハロウィングッズなどの細かくてかさばる季節のものは買ったときの箱を取っておくのが大切です。
買ったときの箱は商品にぴったりのサイズにできているので、別の入れものを買うよりも最低限のスペースで収納することができます。
箱が劣化していたり、どうしても見た目が気になったりする場合はなるべく場所を取らない収納ケースを探しましょう。
カビや湿気が気になるものは乾燥剤を入れて収納することを忘れないようにしましょう。
<収納ケースにラベルを貼っておく>
収納ケースを使う場合は中を確認しなくても中身が分かるように箱の外側にラベルを貼りましょう。
特に使用頻度の少ないものや、上段や奥に収納したもの、重くて移動が大変なものはラベルを貼っておくことで中身を確認しなくてもよくなるので、手間を減らすことができます。
ラベルもおしゃれなものやきれいにはがせるものなど、種類がたくさんあるので普段は見えない収納場所でも、インテリア感覚でおしゃれにまとめることができます。
<服や布団は圧縮袋を使う>
服や布団などの季節ものは圧縮袋を使って省スペースで収納してみましょう。
冬物のニットやセーター、布団などの分厚いものは圧縮袋に入れると半分ほどのサイズになることがほとんどです。
布団などの寝具は圧縮すると傷んだり機能が落ちてしまったりするものもあるので注意しましょう。
圧縮できないものは通気性の良いところに収納しましょう。
圧縮できるものとできないものの一部を載せておくので確認しておきましょう。
- わたの掛け布団、敷布団、肌掛け布団、枕
- こたつ布団
- わたの座布団
- 敷きパット
- 毛布、シーツ など
次は圧縮できないものです。間違えて圧縮してしまわないように気を付けましょう。
- 羽毛布団、羽毛肌掛け布団
- 固わた敷布団
- ウレタン素材の敷布団、枕
- 機能性マットレス
- 羽根枕
- そば殻枕 など
以上が圧縮袋を使うコツです。収納したいものをしっかり確認しておきましょう。
<冠婚葬祭のグッズは一つにまとめる>
冠婚葬祭で使うものは衣類や小物、文房具と様々あります。
衣類だけではなく、アクセサリーや雑貨なども家族分まとめて収納しておくと、いざ必要なときに慌てることはないでしょう。
また、冠婚葬祭で使うものは使用頻度が少なく、使う場面も不定期なのでカビや虫食いなどに気付きにくいので、定期的にチェックすることが大事です。
特にかばんや袱紗、数珠などのような洗えないものは収納する前に固く絞ったタオルで拭き、乾燥させて、ほこりが被らないように蓋つきの箱などに入れて収納しましょう。
約28㎏のものまで載せることができるので重たい暖房器具も安心して載せることができます。
空気清浄機や加湿器を載せると掃除のための移動も簡単にできますよ。
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暖房器具を収納する方法は?メンテナンスが大事

暖房器具の収納場所の確保ができたら収納する方法を確認していきましょう。
暖房器具と言っても種類がたくさんあるので、ここでは電気ストーブ、石油ストーブ、ガスファンヒーターのメンテナンスの方法について紹介していきます。
また保管する方法についても説明していきますので確認しましょう。
保管する前にしっかりとメンテナンスをしよう
どの暖房器具にも共通して言えることは、収納前のメンテナンスが大事だということです。
汚れ、ほこりなどが付着した状態で長期間保存してしまうと、使わない期間中にカビやさびが発生してしまう可能性が高いからです。
それを踏まえて3種類の暖房器具のメンテナンス方法を確認していきましょう。
電気ストーブ
ハロゲンヒーターなどの電気ストーブは反射板とヒーター部分のガラスの管についたほこりを落としてから収納します。
- まず台所用洗剤(中性)、住居用洗剤(弱アルカリ性)、柔らかい布、ビニール袋を用意します。
- 反射板に付いたほこりは柔らかい布に住居用洗剤を含ませて拭き取ってから拭きをします。
- ヒーターのガラス管部分は台所用洗剤を20倍ほどに薄めたものを柔らかい布に含ませて、固く絞って拭きます。
- ヒーターの外側は固く絞った布で水拭きして乾かしてから、買ったときの箱に入れて収納します。
ガラス管部分はとてもデリケートなので、できるだけ洗剤が残らないように拭き取りましょう。
また、時間がなくて丁寧なメンテナンスができない場合はドライシートや掃除機でほこりをできるだけ取ってから収納しましょう。
石油ストーブ
石油ストーブと石油ファンヒーターのポイントはタンク内に絶対に灯油を残さないことです。
使いきれなかった灯油を次の年に使うのはとても危険なので、取扱説明書に従って灯油を抜いてから収納しましょう。
- 残った灯油を抜きましょう。
- しんの部分を掃除します。しんの種類によって掃除方法が変わるので取扱説明書に従いましょう。
- 本体の外側は布で拭きます。石油ストーブの場合は反射板を乾いた布で拭き、石油ファンヒーターの場合は温風の吹き出し口のほこりを掃除機などで取ります。
- 石油ヒーターの天板に付いた焦げのような汚れは、クレジットカードなどでこそげ落とし、固めのスポンジに洗剤を付けてこすります。
- 水拭き、から拭きをしてメンテナンス終了です。
石油ストーブも買ったときの箱かカバーに入れて収納しましょう。
ガスファンヒーター
メンテナンス前に運転を停止して十分に冷え、温風の吹き出し口から何もでなくなったことを確認しましょう。
また、ガスファンヒーターの種類によってメンテナンス方法が違う場合があるので、取扱説明書をしっかりと呼んでください。
- ガス栓を閉めて電源コードを抜きます。
- ガス栓とヒーターをつなぐコードを外し、中にほこりが入らないようにキャップなどでふたをします。
- 本体は柔らかい布をぬるま湯でぬらして絞ってから拭きます。汚れが酷い場合は台所用洗剤を薄めて拭き取ります。
- 温風の吹き出し口を掃除機などできれいにします。
- フィルターを取り外して、ほこりを取ります。油汚れは台所用洗剤で手洗いします。
- 良く乾かし、フィルターを戻します。
化学雑巾、酸性やアルカリ性の洗剤、スプレーの洗剤、ベンジン、シンナーなどは塗装が色あせたり部品が変色したりするので絶対に使用しないようにしましょう。
少し手間がかかってしまいますが、暖房器具の劣化や次使うときの手間を減らすためにしっかりとメンテナンスをしておきましょう。
ほこりの対策が大事!季節家電の保管方法を紹介
家電製品を保管する際、カバーや箱で必ずほこり対策をしておきましょう。
家電製品を裸の状態で保管するとどこに収納したとしてもほこりの被害に遭うからです。
買ったときの箱に入れて収納するのが一般的ですが、箱の劣化や間違えて処分してしまったときなどはカバーに入れて保管しましょう。
箱で対策するのと、カバーで対策するのでは、どのようなメリットとデメリットがあるのかを解説していきます。
- 頑丈のものが多いため、積み重ねて保管ができる
- 緩衝材も入っているので家電製品を保護することができる
先ほど説明したように買ったときの箱は商品にぴったりサイズで作られていて、収納スペースを無駄に使うことがありません。
私もできるだけ買ったときの箱は取っておくようにしています。
- 使っている間も箱や緩衝材を年中保管する必要がある
家電製品を使っている間も箱の収納が必要になるので、使っている間はスペースが無駄に思えるかもしれませんね。
- ごみ袋や布などサイズを問わず簡単に手に入れることができる
- 100均のインテリア収納カバーなどで見せる収納にすることができる
おしゃれなカバーを購入して見せる収納は収納場所を選ばないので良いですね。
- 積み重ねての収納が難しい
- デッドスペースができてしまう
箱のように角がない分、収納場所にデッドスペースができてしまうのは、もったいないですね。
それぞれメリットやデメリットはありますが、ホコリ対策としては十分に効果があるため、必ず裸の状態で保管せずに箱やカバーでホコリ対策をしていくことが大切です。
以上のポイントをおさえるだけで、故障や健康被害、火災の原因などのリスクを軽減することができます。
冬がきたらスムーズに使い始められるよう、収納前のメンテナンスや箱やカバーでホコリ対策をしましょう。
暖房器具の収納にはトランクルームもおすすめ!

収納が狭くて、どうしても家で暖房器具を保管できない場合もあると思います。
そんなときは、家の外に収納スペースが借りられるトランクルームやレンタル収納を使ってみるのはどうでしょうか。
次は暖房器具の保管にトランクルームがおすすめの理由や、トランクルームの種類について説明していきます。
トランクルームを活用するメリットについて紹介
暖房器具などの季節家電はトランクルームに保管すると良いと言われています。
そこで、知人にトランクルームに暖房器具を保管するメリットについて聞いてみました。
- 自宅の収納スペースを有効に使うことができる
- 季節家電を劣化から守ることができる
自宅で保管することと何が違うのでしょうか、確認していきましょう。
<自宅の収納スペースを有効に使うことができる>
自宅で暖房器具などの季節家電を収納する場合、1年中収納スペースを使うことになります。
トランクルームを借りると自宅の収納スペースに空きができ、季節家電以外のものを収納することができるようになります。
<季節家電を劣化から守ることができる>
トランクルームは空調設備が整っているところが多く、温度や湿度の管理がされています。
場合によっては、自宅よりカビやさびが発生しにくい環境で保管することができます。
以上がトランクルームのメリットです。次項ではトランクルームの種類について紹介します。
季節家電の保管に適したトランクルームの種類
トランクルームには様々な種類がありますが、今回はその中で暖房器具などの季節家電の保管に適した2種類について紹介していきます。
屋内型トランクルーム
屋内型トランクルームは空調設備が整っているところが多く、家電製品の劣化がおこりにくいことが利点として挙げられます。
また、部屋のサイズが豊富で季節家電以外の置き場所に困る荷物も一緒に収納することが可能です。
保管する際や取り出す際は自分で持っていかないといけないので、少し手間がかかってしまうのがデメリットと言えるでしょう。
そんな時は次に紹介する宅配型トランクルームがおすすめです。
宅配型トランクルーム
宅配型トランクルームは屋内型トランクルームと同様、暖房器具を安心して保管することができます。
屋内型トランクルームとの違いとしては、宅配業者に集荷を依頼し預けることができるシステムということです。
メリットとしては、荷物を出し入れする際に宅配業者が配送してくれるので、利用者が荷物を運ぶという手間がないことです。
ですが、暖房器具などの家電のサイズに対応しているかは、事前に確認が必要であるため注意しましょう。
暖房器具などを保管するためには0.5畳~1畳のスペースがあると十分だと言えます。
また、暖房器具以外にもコートや冬物の布団、1年に1度しか使わないひな人形などの季節家具なども一緒に収納することができ、自宅の収納スペースにもっと余裕ができます。
トランクルームには様々なサイズがあるので、保管したいものに合ったサイズを借りるようにしましょう。
まとめ

- 暖房器具を収納する場所は、高温多湿を避けて季節家電をなるべくまとめて保管するといい
- 暖房器具を収納するコツは購入時の箱を取っておくなど4つある
- 暖房器具はカビやさびなどを防ぐために収納する前にメンテナンスが必要
- 暖房器具などの季節家電を収納するときは箱やカバーでほこりを防ぐ必要がある
- 自宅にどうしても収納する場所がない場合はトランクルームを活用してみると良い
暖房器具などの季節家電を収納する場所や保管方法について紹介していきました。
私はズボラなので、カバーをしてとりあえず収納していましたが、次からはしっかりとメンテナンスをしてきっちりとまとめて収納していきたいと思います。
暖房器具の収納場所に困っているあなた、ぜひこの記事をお役に立てていただけると幸いです。
キャスター付きの台を使うと、狭い押入れの中でも簡単にものを移動させることができます。
また使い方次第ではリビングでも役に立つので一家に一台あると便利かもしれませんね。
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