誰かの役に立ちたいと思い、個人でボランティアを行おうと思ったことはありませんか?
しかし、ボランティアを行う環境は過酷なことが多く、ケガや感染症にかかってしまう可能性があります。
そんなときはボランティアの保険に入っていれば、ケガなどの補償をしてくれるので安心ですよ。
ボランティアの保険はケガや食中毒など、病院にかかる必要がある場合にいくらか補償してくれるものです。
ただし、保険の適用にはいくつかの条件があるので、入る際には個人で確認する必要がありますよ。
また、保険はボランティアを募集している団体が入っていることが多いのですが、個人でも入ることができます。
ですので、ボランティア団体に確認してから保険に入ることがオススメです。
それでは、ボランティアの保険についてご紹介していきます。
ボランティアを行っていると、気が付かないうちにケガをしていることがあります。
そんなときに応急処置ができる救急セットがあると、ケガが悪化することを防ぐことができますよ。
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ボランティアの保険は個人も入れる?条件を見てみよう

ボランティアにはケガや感染症になった際に、補償してくれる保険があることをご存じでしょうか。
基本的にはボランティアを行う団体が保険に入っており、そこに入れてもらうことが多いのですが、個人でも入ることができますよ。
災害が起こったばかりの地域は危険な状態になっており、個人でボランティアを行うには危険が多くあります。
そこで、個人でボランティアを行う際に入ることができる保険についてご紹介していきます。
ボランティアの保険とは?ケガや感染症を補償するもの
誰かの役に立ちたいという思いから、ボランティアを行う方は多くいるのではないでしょうか。
しかし、ボランティアは必ずしも安全な環境で行うものではありません。

ボランティアってケガするかもしれないし危なそうだよね
ボランティアでは、自然災害により被害を受けた地域で、倒木や土砂の処理を行うこともありますよね。
この作業中にケガをしてしまう可能性があり、場合によっては病院で治療してもらう必要があります。
そんなときに、ボランティアの保険に入っていることで、ケガや病気などが補償されますよ。
足場が悪く転倒してしまい骨折してしまった、衛生環境から食中毒になってしまったなど、事故やケガ、感染症に対しても保険が適用されます。
また、意図せずにほかの人にケガをさせてしまった場合にも、ボランティアの保険は適用されますよ。
このように、自分やほかの人に対して損害賠償が発生した際に保険に加入しておくことで、治療費が補償されることがあります。
保険は基本的にボランティアを募集している団体が入っており、そこに追加してもらうことが多いようです。
ですが、手続きは個人で必要になるので応募したボランティア団体が、保険に入っているのか確認してくださいね。
また、団体が保険に入っていない場合でも、個人で保険に加入することができますよ。
安心してボランティアに専念するためにも、保険に入っておくことがオススメです。
ボランティアの保険が適用されるには条件がある
ボランティアを行う際は保険に入っておくと、安心することができるとご紹介しました。
しかし、すべてのボランティアに保険が適用されるわけではありません。
そこで、保険に入ることができるボランティアの条件を見ていきましょう。
- 日本国内で行われるボランティアであること
- 社会福祉協議会に認められたボランティアであること
- 自発的に行うボランティアであること
- 無償のボランティアであること
以上が保険に入ることができるボランティアの条件ですね、1つずつご紹介していきます。
<日本国内で行われるボランティアであること>
日本国内で行われるボランティアであることが、保険に入ることができる前提となります。
海外でのボランティアには保険が適用されないので注意が必要です。
海外までボランティアに行く場合は「海外保険」というものに入ると良いですよ。
日本国内のボランティアでは、専用の保険に入ると損害賠償を補償してくれるので安心ですね。
<社会福祉協議会に認められたボランティアであること>
社会福祉協議会とは、社会福祉の向上を目的とした営利を目的としていない民間組織です。
社会福祉協議会に認められている災害のボランティアに関しては、保険が適用される場合が多くあります。
例えば、大きな台風や地震等により住宅などに大きな被害が残った際の、災害ボランティア活動は適用の対象になっていることが多いです。
<自発的に行うボランティアであること>
保険に入るためには、自発的に行うボランティアである必要があります。
単位や資格取得を目的としたものや、学校の管理下にあるボランティアでは、保険が適用されない可能性がありますよ。
私は学校の単位取得のために、保護猫のお世話をするボランティアを行ったことがあります。
このときに猫の爪が引っかかりケガをしてしまい、手が腫れたので病院で診てもらいました。
このようにケガをして病院に行くことになっても、学校の管理下で行うボランティアには保険が適用されません。
学校や会社で行うボランティアには、保険は適用されないことが多くあるので注意してくださいね。
<無償のボランティアであること>
ボランティアを行うことで、お金をもらうことができるものは、保険の対象にはなりません。
あくまで無償で行うボランティアであることが大切です。
ただし、ボランティアで支給される交通費や弁当代に関しては、問われませんよ。
時給などが発生する場合に限り、保険が適用されなくなります。
全てのボランティアに保険が適用されるわけではないことが分かりました。
保険に入るか考えている方は、自分が対象になるのかを確認してみてくださいね。
ボランティアの保険は社会福祉協議会で入ることが可能

ボランティアの保険ってどうすれば入ることができるの?
ボランティアの保険にはどのように入ることができるのか、よくわかりませんよね。
そこで、ボランティアの保険に入る方法をご紹介していきます。
- 最寄りの社会福祉協議会に行く
- ボランティアの保険でどのプランに入るかを決める
- 書類を記入して社会福祉協議会に提出する
- 入ったプランの保険料を支払う
意外と簡単に手続きが済みそうですよね、それでは詳しく見ていきましょう。
<最寄りの社会福祉協議会に行く>
まずは、最寄りの社会福祉協議会に足を運んでみましょう。
時間や曜日によって休みの場合があるので、調べてから行くと良いですね。
必要な書類は社会福祉協議会に置いてあるので、自宅で用意する必要はありませんよ。
<ボランティアの保険でどのプランに入るかを決める>
ボランティアの保険には、いくつかのプランがあります。
自分が行く予定のボランティアについて考えると、プランも決めやすくなりますよ。
どのくらいケガをしやすい環境か、衛生環境は整っているのか、などを気にかけてみると良いでしょう。
補償内容や保険料などを考えて、自分に合うプランを決めてくださいね。
<書類を記入して社会福祉協議会に提出する>
プランが決まったら、書類の必要項目を埋めて提出しましょう。
書類は社会福祉協議会に置いてあるので、住所や氏名などを書いていきます。
全て書き終えたら、社会福祉協議会に提出してください。
<入ったプランの保険料を支払う>
書類の確認が終わったら振込用紙が渡されるので、決めたプランの金額を支払いましょう。
保険料が振り込まれたことを確認されたら、加入証がもらえるので大切に保管しましょう。
こうした手順で、ボランティアの保険に入ることができます。
保険に入りたい方はまず、最寄りの社会福祉協議会に足を運んでみてくださいね。
ボランティアの保険は1日だけ入ることはできない

ボランティアの保険には入りたいけど、1日だけのプランはないのかと思いますよね。
残念ながら、ボランティアの保険に1日だけのプランはありません。
頻繁にボランティアに行く予定がないのなら、保険に入るのも面倒くさくなってしまいますよね。
そこで、1日だけボランティアに行く場合に、保険はどうなるのかをご紹介します。
ボランティアの保険は1年単位のプランになっている

保険に入っておきたいけど、何回もボランティアに行くわけじゃないのよね
ボランティア活動を年に何回も行う方は少ないと思います。
自分の生活もありますし、そもそもボランティアが必要な事態にならない方が良いですからね。
そんなときに「1日だけ保険に入りたいな」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、ボランティアの保険は基本的に1年単位のプランで、1日だけ入るということができません。
それでも、保険料が安いので1年単位でも入る方が多いようですね。
プランから1番安いものを選んで入っておく、1日だけしか行かないのであえて入らない、など選択肢は様々です。
ボランティアを行うには絶対に保険には入らなくてはいけない、ということもないので自分の考えで決めていただいても大丈夫ですよ。
それでも、心配だから保険に入っておきたい、ボランティア専用ではないものに入るということもできます。
ボランティア専用ではない保険にはどのようなものがあるかを、次の項目でご紹介していきますね。
1日だけ入れる保険はある!イベントのプランを探そう
先ほどもご紹介しました通り、1日だけボランティアに行くために1年単位で保険に入ることに抵抗がある方もいるかと思います。
私も、1回も使わないかもしれないのに入るのは面倒くさいな、と思ってしまうタイプです。
ボランティアで必ずしもケガをするというわけでもありませんし、そうすると保険を使わないことになります。
それなら、わざわざ保険に入らなくても良いのではないかと思ってしまいますよね。
しかし、1日しか行かないボランティアでも、危険な環境であるなら保険に入っておきたい場合もあります。
そこで、ボランティア活動に適用することができ、1日だけ入ることができる保険をいくつかご紹介していきます。
- レクリエーション保険
- レジャー保険
- 損害保険
ボランティア活動に適用される保険にはたくさん種類がありますね、それでは詳しく見ていきましょう。
<レクリエーション保険>
レクリエーション保険は、行事やイベントなどを行う際に団体で契約する保険です。
基本的に主催している団体が契約をして、そこに参加者が入るという形式になります。
1日から複数日まで好きな期間を設定できるところが魅力ですが、「20人以上から」など人数の設定がされていることが多いので注意が必要です。
また、泊りで行うボランティアにレクリエーション保険は適用されません。
<レジャー保険>
レジャー保険は、主にスポーツにおける事故を想定した補償が備わっている保険です。
それぞれのスポーツに特化したプランもあり、1人からでも入ることができますよ。
ボランティアを目的とする場合は、レジャー全般のプランに入ると良いですね。
インターネットで手続きできる会社もあるので、簡単に保険の申し込みができるところも嬉しいポイントですよ。
<損害保険>
損害保険といっても自動車保険や生命保険などさまざまな種類がありますが、ここでは「1日保険」のことを指します。
1日保険は、その名の通り1日単位で入ることができる保険のことです。
国内旅行やイベントなどを行いたいときに便利な保険ですね。
このように、ボランティアを行う際に入ることができる保険はたくさんあります。
しかし、必ずしもボランティアが保険に適用されるわけではないので、入る前に確認してくださいね。
ボランティアではなるべく持ち物を減らしたいですよね。
しかし何かあったときに備えて、包帯やライトを持ち歩きたいと思います。
この救急セットにはケガの手当から、救助を求めるための笛までそろっていますよ。
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ボランティアの保険は学校の行事にも適用される

学校で行われるボランティアでは転んだり、熱中症になったりしてしまうことがあります。
そんな学校の行事で起きたケガや病気にも保険が適用されることがありますよ。
学校に行く際の付き添いや、花壇の整備などを行うボランティアで起きた事故や事件に対しては保険が適用されます。
それでは、学校の行事などのボランティアで保険を適用する方法を見ていきましょう。
学校で子供を見守るボランティアにも保険が適用される
学校の行事の際に親や地域の方がボランティアとして、付き添いをしてくれることがありますよね。
子供が安全に過ごせるように見回りを行うこともあると思います。
このような学校を支援する目的のボランティアにも、保険が適用されることがあります。
例えば、遠足の付き添いで足をねんざしてしまった、運動会のボランティアで熱中症になってしまった、などで通院が必要な際に補償してくれます。
ただし、保険に入っているかや適用される範囲は学校ごとに変わるので、気になる方は確認してみてください。
子供のためにボランティア活動をしている方にとって、自分に何かあったときに補償してくれる保険があると安心ですね。
学校の行事で保険を適用するための方法を紹介

登校の付き添い中に転んでねんざしてしまった
このようにケガをした際は、学校に申請することで補償を受けることができます。
申請の方法は学校や地域によって変わりますが、大まかにご紹介していきます。
- 保険を適用したい状況を把握し、学校に連絡する
- 学校から渡される書類を確認して必要項目を埋める
- 必要な書類をそろえて学校まで提出する
- 補償を受けることができたか確認する
以上が学校の行事で起こったケガなどを補償する方法ですね、1つずつ見ていきましょう。
<保険を適用したい状況を把握し学校に連絡する>
保険を適用するには、事故や事件が起こった状況を詳しく覚えておく必要があります。
日時や場所、どのように事故や事件が起こったかを明確にしておきましょう。
ここが曖昧になると、保険が適用されない可能性があるので、注意が必要です。
また、学校が認めているボランティアであるか、保険が適用される期間を過ぎていないか、なども気をつけなくてはいけません。
これをふまえて、学校に保険を適用したいことを連絡してくださいね。
<学校から渡される書類を確認して必要項目を埋める>
学校に連絡したら書類が渡されるので、自分がどの補償を受けることができるのかを確認しましょう。
通院で済んだかや入院することになったかでは、補償の内容も変わります。
それに伴い必要な書類も変わることがあるので、学校から渡された書類に不備がないか確認すると安心ですね。
<必要な書類をそろえて学校まで提出する>
書類が合っていることを確認し必要項目を埋めることができたら、学校に持っていき保険会社に提出してもらいます。
このとき、病院の領収書や診察券の写しなどが必要になることがあるので、必ず保管しておきましょう。
書類や領収書をそろえることができたら、学校まで提出してください。
<補償を受けることができたか確認する>
学校から保険会社に連絡が行き確認ができたら、指定した口座に補償される金額が振り込まれると思います。
通院や入院などの補償が受けられたかをしっかりと確認しましょう。
補償が受けられていない場合は、学校まで連絡してくださいね。
以上が学校のボランティアで保険を適用する方法の一例です。
保険の申請方法は地域や学校によって変わるので、まずは連絡を入れてみてくださいね。
安心して子供たちを見守るためにも、ボランティアの保険について知っておくと良いですよ。
まとめ

- ボランティアの保険は基本的には団体向けだが、個人でも入ることができる
- ボランティアの保険を適用するにはいくつかの条件があるので注意が必要
- ボランティアの保険は1年単位で入ることになる
- 1日だけ入りたい場合はボランティアの保険ではないものが良い
- 学校行事でのボランティアにも保険が適用されることがある
事故があったときに個人に対して補償してくれる制度があると安心できますよね。
ボランティアでもケガや感染症などを補償してくれる保険に入ることができると、安心して専念することができるのではないでしょうか。
個人でも保険に入ることができるので、ぜひボランティアに行く際は検討してみてくださいね。
ボランティア先の環境が整っているとは限りませんよね。
ケガや食事から感染症を起こす可能性もあるかもしれません。
アルコールで消毒することができれば、感染症の心配も少なくなりますよ。
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