aedは小児と成人で違いはあるが迷わず使用しよう!一次救命の仕方

生活

aedには成人と小児の違いがあり機種にもよりますが、小児用モードと成人用モードとの切り替えスイッチがあります。

救命処置としてaedを使用する前に、まず心肺蘇生を始めましょう。心肺蘇生も成人と小児、乳児とやり方に少しだけ違いがあります。

一度も講習を受けたことがない

aedについて全然知らない

大丈夫です。aedは音声ガイダンスで教えてくれますし、心肺蘇生も基本は同じです。

小児や成人で少しずつ違いはありますが、知っていれば救命活動に一歩踏み出す勇気がでます。

心肺蘇生とは?や成人と小児でのやり方の違いって何?とお思いの方の疑問にそれぞれの解説をしていきますね。

子供に心肺蘇生が必要になる原因や女性にaedを使うときに役立つ事なども合わせて説明させていただきます。

aedをいざ使おうと思ってもあたふたしてしまいますよね。もし講習などがあるならば参加しておきましょう。

また日本は災害大国ですから、いつか必ず我が身に起こります。

そんな時に自分でできる防災を知っておくと安心ですよね。

aedを小児と成人で使う時の違いは就学が基準となる

小児にaedを使って大丈夫なのかと心配される方がいらっしゃると思いますが、大丈夫です!使えます。

aedには小児用と成人用と違いがありますが、その違いとは未就学(小学校前)かそうでないかとなります。

それ以上の小学生からは成人用のaedの使用となっています。

aedは機種によりますが、小児用電極パッドや小児用の切り替えスイッチが備えてあります。

その他に、成人用の電極パッドを使い、小児用モードに切り替えて使用するものとあります。

小児用モードとは、電気ショック時に供給されるエネルギー量(ジュール)を成人の1/3~1/4程度におさえたものです。

ただし、小児用電極パッドや切り替えスイッチが無い場合は成人用のパッドと成人用モードでの使用となります。

年齢がわからなくてもaedによる処置が遅れないように小さい子供にもaedは使えると覚えておくことは大事です。

特に体が小さい小学生への小児用aedと成人用aedの使用に対する認識の違いにご注意ください。

小学生以上は成人用のaedを必ず使用するようにお願いします。

心停止した人の救命はaedだけではありません。先に心肺蘇生が必要になりますがその手順とは?と思う方もいらっしゃいますよね。

ではaedの使い方と正しい手順の心肺蘇生のやり方を説明させていただきます。

aedの使い方は難しくない3つのステップでできる

aed操作方法は簡単な3つの動作をすることで使えます。

  • 電源を入れる
  • パッドを指定の位置に貼る
  • 電気ショックボタンのスイッチをいれる

aedは機種がいろいろありますので多少の違いはありますが、基本の流れは一緒です。

音声ガイダンスが流れて教えてくれるので、特別な知識は必要なく誰でも操作できるので安心して使ってください。

<電源を入れる>

電源はスイッチをいれるタイプと開くと同時に電源がつくタイプのものがあります。

<パッドを指定の位置に貼る>

電極パッドを貼る位置は一枚を右胸の上部鎖骨の下あたりと、もう一枚は左胸の脇の5~8cm下のあばら骨の上に貼ります。

しわや異物をはさんでしまわないように、しっかりと密着させます。

体が小さい子供の場合、胸の前と背中に心臓をはさむようにして貼りましょう。

aedの電極パッド同士が絶対に触れ合わないよう貼ることは大事です

中には心臓の持病でペースメーカーが植え込まれている方がいらっしゃいます。

その場合は前胸部に「こぶ」があり、見てわかりますのでその場所をさけて貼りましょう。

電極パッドを貼る時の注意
  • 電極パッドを貼る場所がぬれていたらふき取りましょう。
  • 湿布などの貼り薬がある場合、はがしてその場所に薬が残っていたらふき取りましょう。
  • 金属のアクセサリーなどを外しましょう。スパークの原因になります。
  • 女性の下着はワイヤーなどに電極パッドが当たらないよう気をつけましょう。
  • 体毛が多い方はできるならパッドを貼る場所の体毛をそりましょう。

aedを使用するための補助道具(はさみやカミソリ、手袋など)がひとつの袋にセットで入っています。

<電気ショックボタンのスイッチを入れる>

電気ショックボタンのスイッチを入れる前に自らや周囲の人が傷病者と充分に離れているか確認をしてスイッチを押しましょう。

aedは心電図もはかってくれ、電気ショックが必要ない人には電流が流れないようになっているので安心して使用してください。

以上の3ステップでaedは誰でも簡単に使用できます。

音声ガイダンスや電極パッドにも貼る位置がイラストで書かれているものが多いので、あせらず使ってみましょう。

aedの使用前に行う小児や成人へ心肺蘇生の仕方

もし、倒れている人がいたなら一次救命を行いましょう。

一次救命とは心停止などを起こしている傷病者に対して行う処置の事です。

呼吸や心臓の状態をもとに戻すために心肺蘇生(心臓マッサージや人工呼吸)やaedを使用します。

では、正しい手順での一次救命の手順を説明していきますね。

  • 周囲の安全確認をする
  • 意識があるか確認する
  • 119番に電話してaedを準備する
  • 呼吸の確認をする
  • 心肺蘇生術を開始する
  • aedを使用する
  • 救急車が来るまでaedのパッドをつけたまま心肺蘇生術を繰り返す

意識が無い、呼吸がおかしいというときに落ち着いて正しい手順で行いましょう

<周囲の安全確認をする>

自分や倒れている人の二次的な危険を避けるため周囲を確認し、必要であれば安全な場所に移動しましょう。

<意識があるか確認する>

肩などをたたいて声をかけ、反応を確かめましょう。だんだんと大きな声を出すようにして意識を確認します。

特に鎖骨のあたりをたたくと刺激が伝わりやすいと言われています。

けいれんなどの動きは反応が無いと判断してください。

その他、目を開けるや何らかの反応がある時には状況による姿勢をとってください。

<119番に電話する>

一時でも早く救助をする為、周りにいる人に協力してもらいましょう。

あいまいに「誰か」と言うのではなく、具体的に服装などを言い当て「そこにいるあなた」と断定してお願いしましょう。

一人一人にそれぞれ119番通報やaedを持ってきてもらうなど指示を出すと動きがスムーズになります。

協力者がいない場合、自分で119番通報やaedを取りに行きましょう。

※119番通報すると通信指令員が口頭で指導してくれますのでスピーカーなどにして応急処置をしてください。

<呼吸の確認をする>

胸と胸部全体をよく見て呼吸をしているか確認しましょう。

普段どおりの呼吸をしているか10秒以内で確認し、胸と胸部の動きが無い場合また10秒程様子を見ましょう。

判断ができない場合は心停止と判断して、胸骨圧迫を開始してください。

死線期呼吸しせんきこきゅう(しゃくりあげるような呼吸、途切れた呼吸)は普段どおりの呼吸とは言えないので注意が必要です。

<心肺蘇生術を開始する>

圧迫の場所は胸の真ん中(左右、上下の真ん中を意識する)です。

1分間に100回のテンポを30回、絶え間なくリズミカルに胸骨の圧迫(押す)と元の状態に戻す事をくり返しましょう。

大人の場合は両手を重ねて胸部を5cm沈む強さで圧迫(押す)、戻すという事を繰り返します。

子どもの場合は両手もしくは片手で胸の厚さの1/3程度沈む強さで圧迫(押す)、戻す事を繰り返しします。

乳児の場合は、指2本で圧迫(押す)、戻す事を繰り返しします。この時も乳児の体が1/3程度沈む強さになります。
※周囲に交代できる人がいたら、1~2分交代でしましょう。胸骨圧迫は非常に疲れます。交代時間が最短になるようにしましょう。

そのあと人工呼吸をします。あごを上にむかせ、気道確保をして倒れている人の鼻をつまみ口からゆっくり2回息を吹き込みます。

※息を吹き込んだ時胸部が膨らんでいるか確かめながらしましょう。上手にできていれば口を外した時胸部が沈みます。

胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の繰り返しをaedがくるまで続けます。

※人工呼吸ができない人は胸骨圧迫だけでも効果はあります。

<aedを使用する>

ふたを開け、電源を入れると音声ガイダンスが流れますので指示に従いましょう。

※詳しい使い方は上記に書いてあります。

消防署や病院などで救命講習をしているので、心肺蘇生法やaedの使い方に不安がある方はうけてみましょう。

aedでの小児用パッドが無い時の対処と子供の事故

aedの電極パッドには成人用と小児用の2種類がありますが、小児用が必ずあるとは限りません。

機種によってですが、成人用パッドのみで小児用モード、成人用モードの切り替えスイッチが本体にはあるという物があります。

aedの使用は以前1歳未満の子供には使えませんでしたが、心肺蘇生のガイドラインが変更になり使用可能となりました。

もし、成人用のaedしかない時は年齢に関係なく成人用パッドを貼り、成人用モードで救命をします。

そして倒れた子供(未就学児)がいたら呼吸や意識など確認して、心肺蘇生を行って119番通報してください。

子どもの心停止には呼吸によるものが多いので人工呼吸も必要です。

aedで小児用の電極パッドは就学前までとなる

aedで小児用とは未就学児にあたると説明しましたが、乳児も入ります。

乳児も小児(未就学児)と同じようにaedを使用できます。

ただし、乳児は体が小さいので電極パッド同士が重ならないように注意が必要です。

これは、成人用パッドしかない場合の未就学児(およそ6歳)にも同じことが言えます。

成人用パッドは小児用パッドより大きくできているので小さいお子さんに指示通り貼るとパッド同士が重なってしまいます。

重なりそうな時は胸と背中に一枚ずつ心臓を挟むように貼ります。その際にぬれていないかの確認もしましょう。

※上記に書いたaedの使い方に詳しく書いてあります。

小児とは一般的に1歳~16歳未満(目安として中学生位まで)、乳児は1歳未満とされています。

ですが、aedでの小児用とは未就学児(およそ6歳)までとされています。

小学校低学年では体が小さく、つい小児用なのではと考えてしまいますが違うのです。

小児用と成人用では電気ショックの流れるエネルギー量が違うので弱い電気ショックでは助からない可能性が出てきてしまいます。

正しいaedの使い方と心肺蘇生を心がけるようにしましょう。

aedが必要になる小児の心停止の原因は何がある?

子供が病気や大きな事故でもない限り心停止なんてあるのかな?と考えてしまいますよね。

ですが子供が突然に心停止となってしまうことはめずらしいことでは無いのです。

よく子供の突然死を耳にしますが、その原因として心臓震盪しんぞうしんとうというものがあります。

元気なお子さんが運動中などに、心臓の真上に強い衝撃を受け心臓が停止してしまうと言う状態の事です。

子供は肋骨などが柔らかく、受けた衝撃が心臓に伝わりやすいと考えられています。

その他、プールや水遊びで溺れたり、ひもなどが首にからまって窒息してしまったりと事故による心停止が多く見られます。

乳幼児にいたっては誤飲ごいんや誤嚥などによる呼吸困難からの心停止が考えられます。

子どもの意識がない時や呼吸がないときには落ち着いて救命処置を行いましょう。

aedを使用するだけではなく、まずは心肺蘇生を正しい手順で行うことが重要です

aed成人用は小児も使える!理由を知り大切な命を守ろう

上記で説明してきましたが、aedは小児用が無くても成人用が使えます。

そして、小児用とは未就学(およそ6歳)の乳幼児が対象とされます。

成人の救命処置を小児にそのまま適応するにはデメリットがありますが、救命処置を行わないデメリットの方が大きいとされています。

成人用の救命を小児に行う事の方が成人用aedを使わないことよりもメリットが上回ると判断されたためです。

そしてなぜ、体がまだ小さい小学校低学年まで大人用aedの使用になったのでしょうか?

以前は小児の年齢は8歳まででした。変更されたのは小児用の電流エネルギー量が小学生以上には少ないと判断されてからです。

aedによる救命の成功率が低くなる可能性があるため小学生は大人用の使用となりました。

救命処置には勇気がいりますが、子供は大人ほど体力はありません。

一刻も早い処置が重要となってきます。どうぞ大切な命を守る手助けにためらわないでください。

aedはいつどのような時に必要になるか分かりません。

その他の防災についてもいざという時のために勉強しておきましょう。

aedは小児も大人用が使える救命時の気遣いの大切さ

大人用のaedを小児に使用する事にはデメリットがありますが、それ以上に救命をしない方がデメリットの率が高くなります。

小児への救命に対する積極性と踏み出す勇気を持って頂けることを願っております。

救命活動が大事なのは大人も一緒ですが、成人の一次救命をするときには大人用の気遣いが必要です。

大人用の気遣いとはaedを使用時に救命をする目的以外に、特に女性には周囲の目などに気を配ることも大切になってくることと思います。

aedを使用する際、基本的には上半身の衣服を脱がさなければなりません。

女性に対して救命処置をする事に「問題にならないか」と気にする方が多いようです。

そこで、女性の救命処置の何が問題なのか、何の気遣いが必要なのかを考えていきましょう。

aedの使用時に気を付ける女性への救命処置の仕方

女性に対する救命処置へ、抵抗感を示す方が多くみられることがわかりました。

倒れている人が女性だった場合、「救命処置をしたいけど抵抗がある」や「したくない」、「できない」と思う方が非常に多いようです。

女性の救命処置に抵抗がある方の主な理由とは何でしょうか

  • 衣服を脱がせたり肌に触れたりする事に抵抗がある
  • セクシャルハラスメントなどで訴えられる心配がある
  • 女性に対する救命処置をどうしたらいいのかがわからない

など、心理的な抵抗や法的に責任が発生したらという不安が女性への救命処置をためらわせる原因となっているようです。

厚生労働省のホームページで公表されている救命処置にかかわる活動は、損害賠償責任を問われないと記載されています。

非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会より(引用:厚生労働省

では女性に救命処置を行う際気を付ける事や知っておくと役立つ事は何でしょうか。

  • 大声で何人か呼び取り囲んでもらう
  • aedのパッドを貼り終えた後上着や布をかけてかくす
  • 救命テントを使う

救命処置を行う上でしっかりとした手順を踏んでいる事が必要です。

<大声で何人か呼び取り囲んでもらう>

大声で周囲にいる人達に助けてもらいましょう。傷病者を囲んで人垣を作ってもらい周りから目隠ししてもらいましょう。

救命処置は心肺蘇生や119番通報、aedを持ってきてもらうなど一人では大変です。

救命処置をスムーズにする為に周りの人に助けてもらいましょう。

<aedのパッドを貼り終えた後上着や布をかけてかくす>

女性の傷病者の気遣いとしてaedパッドを貼った後上半身などに上着やタオルなどかけてあげましょう。

<救命テントを使う>

場所にもよりますが、aedと一緒に救命テントが設置されているところがあります。

救命テントとは傷病者のプライバシーを確保出来るようにワンタッチで簡単に作れるようになっています。

テントの正面にaedや救命中などのロゴも入っているので周囲にも救命活動なのを知らせることができます。

aedの処置に衣服を脱着する行為は必要なことであり、罪になることはありません。大切な事は傷病者命を救う事です。

倒れた人が男性でも女性でも救命処置を優先させましょう。勇気を持った行動が命を救います。

まとめ

  • aedを使用する際、小児と成人の違いは未就学児の区切りである
  • aedには小児用モードと成人用モードと違いはあるが使い方は3ステップで操作できる
  • 一次救命にはaedの前に心肺蘇生を行う必要があるが、小児と成人の違いがある
  • aedに小児用パッドや小児用モードがなかったら成人用のaedを使用する
  • 小児用は電力のエネルギー量が少ないため小学生以上は成人用のaedを使用する
  • 救命処置を行う場合女性には体が見えないように配慮する

人命救助とは勇気がいり、そして一歩踏み出す気持ちが大事です。

一般の方が救助活動をしてくださったおかげで助かる人が随分増えたそうです。

ためらわずに行動すれば、沢山の危うかった命が救われます。そのお手伝いができていればいいなと願うばかりです。

aedについて学び講習会があれば参加したいと思いました。

そして、災害大国である日本に住んでいるので、防災についても勉強しようと思います。

自分自身はもちろん大切な人を守りたいですよね。

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